タイトル挑戦は容易じゃない・・・
2019年11月20日 6時13分
将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が19日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第69期王将戦挑戦者決定リーグ最終戦で広瀬章人竜王(32)に先手番の126手で敗れ、通算4勝2敗でリーグ3位に終わり、史上最年少タイトル挑戦はならなかった。
70人の報道陣が対局室に押し寄せる直前、うなだれたまま動かなかった。藤井は敗北を見つめた。「最後で間違えてしまったのは残念ですが、ひょっとしたらそれが実力かなと思います。実力を高めて頑張りたいと思います」。気を取り直して答えたが、マイクを通しても聞き取れないほど消え入りそうな声だった。
勝った方が挑戦者になる大一番は、まさかの結末で終わった。藤井は中盤で持ち時間を大量投入し、一分将棋で劣勢の終盤を迎えたが、60秒間で考え出す最高のワナを仕掛けてシーソーゲームに。一度は執念が実って勝勢になったが、自玉の詰みを見落とす「頓死(とんし)」を犯して敗れ去った。デビュー以降、一度も見せたことのないようなミスが大勝負の土壇場で出てしまった。「時間がなくて分からなかった。うっかりしていました」。将棋会館に詰め掛けた棋士たちも言葉を失った。
来年1月の7番勝負開幕時点で17歳5か月の藤井は、勝てば1989年に屋敷伸之九段(47)が棋聖に挑戦した当時17歳10か月の記録を31年ぶりに更新したが、実現せず。今後、現在2次予選準決勝まで進出している第91期棋聖戦が最後の機会になる。挑戦には6連勝が必要だが、藤井なら越えられる壁でもある。
報道陣が去った後の感想戦。藤井は表情を変え、鋭い視線を屈辱の盤上に向けた。将来振り返った時、必ず糧になる敗北だった。(北野 新太)
■広瀬勝ち抜け「運良かった」
最後に天才少年のミスを誘発して逆転勝ちした広瀬が初の王将挑戦を決めた。「勘違いがあって最後は負けにしてしまいました。運が良かったと思います」。渡辺明王将(35)=棋王、棋聖=と初めて2日制のタイトル戦を争うことになり「充実している方なので対策を立てて良い勝負にしたいです」と抱負。防衛を目指す竜王戦7番勝負では開幕3連敗を喫して窮地に立つが、大きな白星を得たことで潮目を変えたい。
情報源:藤井七段「最後うっかりしていました」一度は勝勢も最年少タイトル挑戦権スルリ(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井七段「最後うっかりしていました」一度は勝勢も最年少タイトル挑戦権スルリ
2019年11月20日 水曜 午前2:11
高校生プロ棋士・藤井聡太七段は、王将戦の挑戦者を決める対局で敗れ、史上最年少でのタイトル挑戦はならなかった。
19日、東京の将棋会館で行われた王将戦の挑戦者決定リーグで、藤井聡太七段は広瀬章人竜王(32)と対局した。
将棋界の8大タイトルの1つ、王将戦への挑戦権をかけた対局だったが、藤井七段は敗れ、史上最年少でのタイトル挑戦とはならなかった。
藤井聡太七段は、「間違えてしまったのが残念ですが、また実力を高めて頑張りたい」と話した。
タイトルを獲得するには、年に一度行われるタイトル戦の挑戦者となる必要があり、藤井七段は、7人が総当たりの挑戦者決定リーグ戦で、広瀬竜王とともに4勝1敗でこの対局を迎えていた。
(東海テレビ)
情報源:藤井聡太七段 最年少タイトル挑戦逃す 「間違えたのが残念」(フジテレビ系(FNN)) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井聡太七段 最年少タイトル挑戦逃す 「間違えたのが残念」 – FNN.jpプライムオンライン
2019年11月19日 23:19
愛知県瀬戸市の高校生プロ棋士・藤井聡太七段は19日、東京で行われた王将戦の挑戦者を決める対局で敗れ、史上最年少でのタイトル挑戦はなりませんでした。
19日、東京の将棋会館で行われた王将戦の挑戦者決定リーグで、藤井聡太七段は広瀬章人竜王(32)と対局しました。
将棋界の8大タイトルの一つ、王将戦への挑戦権をかけた対局でしたが、藤井七段は敗れ、史上最年少でのタイトル挑戦とはなりませんでした。
藤井七段:
「間違えてしまって残念だがまた頑張ります」一方、藤井七段の地元瀬戸市の商店街では、手作りの大盤を作り市民が駒を動かしながら対局を見守りました。
男性:
「勝てるのかと思ったところで指されてしまったのかなと。残念で、悔しいです」女性:
「近い将来タイトルに絡む将棋を見せてくれると思うので頑張ってほしいです」
情報源:史上最年少でのタイトル挑戦ならず…王将戦の挑戦者決定リーグ 藤井七段が広瀬竜王に敗れる(東海テレビ) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:史上最年少でのタイトル挑戦ならず…王将戦の挑戦者決定リーグ 藤井七段が広瀬竜王に敗れる | 東海テレビNEWS
2019年11月20日7時29分
将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(17)のタイトル初挑戦が夢と消えた。19日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた第69期大阪王将杯王将戦挑戦者決定リーグ最終戦で、広瀬章人竜王(32)に敗れた。4勝1敗とトップ同士の直接対決に勝てば挑戦権獲得だったが、星を落とした。藤井のチャンスは、来年春に挑戦者が決まる予定の棋聖戦まで持ち越された。勝った広瀬は、王将戦初挑戦。渡辺明王将(棋王・棋聖=35)との7番勝負第1局は、2020年1月12~13日の2日制で静岡県掛川市で開幕する。
タイトル初挑戦を逃した悔しさをかみしめ、藤井が投了を告げた。広瀬竜王との直接対決。2018年2月、朝日杯決勝で下して公式戦初優勝を果たした相手に、二転三転する混戦の末、今度は屈した。「最後に間違えてしまった。これが実力かな」と、残念そうだった。再度、あと1勝の重みを痛感させられた。今年2月の順位戦C級1組、近藤誠也五段(当時)戦。8連勝で臨み、勝てばB級2組への昇級が近づくはずが敗れ、昇級できなかった。
今回は格下ながら、初の挑決リーグ入りでタイトル争いに加わったのは称賛に値する。藤井を除く在籍6人は、全員がタイトル獲得経験者。しかも、現役の名人か、その挑戦権を争うA級リーグ(藤井のいるC1はA級から3ランク下)の棋士。「現時点での力は示した」。師匠の杉本昌隆八段(51)は成長を認めた。
現在進行中の8大タイトル戦(竜王・名人・叡王・王位・王座・棋王・王将・棋聖)の中で、次にチャンスがあるとすれば棋聖戦。進行具合にもよるが、順当に勝ち進めば、来年春には挑戦権を獲得できる。1989年(平元)、17歳10カ月の史上最年少で第55期棋聖戦の挑戦者となった屋敷伸之現九段の記録を上回る可能性がある。
平成から令和にかけての将棋界は、棋王戦で7連覇中の渡辺を除き、タイトルホルダーの顔触れが毎回変わっている。今年4月、藤井が参加した平成の将棋界を振り返るイベントのトークショーの中で、同席した羽生善治九段(49)は新時代の将棋界を「カオス」と称した。文字通り、混沌(こんとん)とした戦国模様になっている。
今期の1次予選スタートと違い、来期はリーグから登場する。「実力を高めて、来期も1局1局頑張りたい」。新元号になって、藤井は可能性を示してくれた。さらなるパワーアップが見込める。【赤塚辰浩】
情報源:藤井七段が黒星「最後に間違えた。これが実力かな」(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井七段が黒星「最後に間違えた。これが実力かな」 – 社会 : 日刊スポーツ
▲藤井聡太七段 vs △広瀬章人竜王(棋譜DB・棋譜を見る)
126手 7七桂成まで、△広瀬竜王 の勝ち
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