ふむ・・・
2019年11月18日16時30分
第13回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の1次予選が終了し、2次予選に進出する16人が決まった。プロ入り間もない新人から、元タイトル保持者のベテランまで多彩な顔ぶれがそろった。シードの16人を加えた32人による2次予選は、26日に開幕する。
朝日杯は、持ち時間各40分で使い切ると1手1分の早指し戦。今期1次予選は、6月のプロアマ一斉対局で開幕した。
2次予選進出の16人を年代別に見ると、50代が3人、40代が2人、30代が4人で、20代が最多の7人を占める。特に勢いがあるのが、今期7割7分8厘(28勝8敗)と高勝率を誇る大橋貴洸(たかひろ)六段。1次予選で島本亮五段、伊奈祐介七段、北浜健介八段を破った。
藤井聡太七段と共に2016年10月にプロ入りした27歳。昨年、若手が対象となる二つの棋戦で優勝し、今年は7月に五段、10月に六段への昇段を果たした。「昇段がかかる対局などで、内容の濃い将棋を指せたのは収穫。今後、さらに切れ味を磨いていきたい」と意気込む。
2次予選初戦は、10月に対戦して敗れた山崎隆之八段と当たる。「朝日杯は早指しなので、終盤勝負になると思う。柔軟に、繊細にを意識して戦う」
今春、プロになった23歳の黒田尭之(たかゆき)四段は、朝日杯初参加。天野倉優臣(ゆうと)アマ、矢倉規広(のりひろ)七段、都成竜馬六段、橋本崇載八段を破った。「積極的な攻め将棋という自分の持ち味を生かせた。都成六段戦は苦しい時間が長かったが、運良く勝ち切れた」と振り返る。
2次予選初戦の相手は、十七世名人の資格を持つ谷川浩司九段。「デビュー1年目で教わる機会を得られて感慨深い。悔いの残らない将棋を指したい」
若手の活躍が目につく一方、実績十分のベテランが力を示す場面もあった。元王将の中村修九段は遠山雄亮(ゆうすけ)六段、宮田敦史七段、阿部健治郎七段と30代の3人を破った。1次予選を抜けた16人の中で57歳は最年長だ。2次予選初戦で渡辺大夢(ひろむ)五段と対戦する。
近年、男性棋士との公式戦で活躍が目覚ましい女流棋士は、初の2次予選進出は果たせなかったが、今年も奮闘した。1次予選に出場した里見香奈女流五冠、西山朋佳女流二冠、渡部愛(まな)女流三段の3人がそろって白星を挙げ、里見は2年連続で2勝した。アマチュアは2人が3回戦に進出。湯上真司アマが、前王座の中村太地七段から挙げた金星が光った。
2次予選からは、順位戦の順位などを基準にシードされた16人が登場する。進境著しい若手が上位陣に挑む構図が目立つ。
朝日杯で優勝5回とダントツの実績を持つ羽生善治九段はタイトルを失ったため、初めて2次予選から戦う。本戦出場経験がある三枚堂達也七段と対戦する。第4回の朝日杯優勝者で、9月に初タイトルを獲得した木村一基王位は、千葉幸生(さきお)七段と当たる。
本戦に進出する8人は、年内に決まる見込み。前回覇者の藤井や豊島将之名人ら本戦シードの棋士は8人。計16人による戦いは1月に開幕する。(村瀬信也)
情報:勢いづく若手、20代7人 羽生九段も登場 朝日杯将棋オープン戦、2次予選組み合わせ決定:朝日新聞デジタル
村)今日の夕刊の記事です。1次予選を抜けた16人のうち、7人が20代でした。今期、四段から五段、そして六段になった大橋六段などのコメントがあります。
勢いづく若手、20代7人 羽生九段も登場 朝日杯将棋オープン戦、2次予選組み合わせ決定:朝日新聞デジタル https://t.co/AaVpinvMfN— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) November 18, 2019
ほぉ・・・