来年も頼むぞ。
2019/10/21(月) 11:35
「想像してなかったです」。
初々しく笑顔で答えるのは、昨年のゴールデンルーキー小園海斗(こぞのかいと)選手。
1年前、ドラフト1位として期待を一身に集めて入団したものの、ルーキーイヤーに1軍の試合を経験できるとは。ましてやエースや中軸打者と一緒にお立ち台に上がれるとは、想像もしていなかったという。広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』では、昨年のドラフトで4球団競合の末、カープに入団した小園選手の“今”をフカボリ。
今年のドラフト会議が行われた17日(木)、みやざきフェニックス・リーグのロッテ戦に出場し、来季のさらなる飛躍に向けて取り組む小園選手を、日南市の天福球場に訪ねた。「1年経つのは早いなって思う」としみじみ話す小園選手。
春季キャンプでは、高卒野手としては球団27年ぶりの1軍キャンプに抜擢され、およそ1ヶ月間のキャンプを1軍で過ごす。
そして6月20日・千葉ロッテ戦、1番ショートで1軍デビュー。その第一打席でいきなりプロ初打席初ヒットをマーク。
7月26日・ヤクルト戦では、球団39年ぶりとなる高卒1年目でのホームランを放ち、9月10日・中日戦にはシーズンのホームランを4本までのばし、球団高卒新人記録を69年ぶりに塗り替えた。華々しい活躍を見せたにもかかわらず、「6月のオリックス戦でミスして、そのまま逆転負けしたりとか、9月のヤクルト戦は9回にまわってきて打てばサヨナラの場面で三振したりとか」悔しい思いも残る。
特に「ヤクルト戦の負けでクライマックスに行けなかったので、1勝、1球の大事さを痛感した」とも。今季1軍で58試合に出場し、ホームラン4本、打率.213の成績を残した小園選手。実はこの1年間、ある課題と向き合ってきたと明かす。
体を揺らしながらタイミングを取るため、トップ(=バットを振り出す直前のグリップ位置)が作れずにいたが、上半身だけでなく股関節も意識することで体全体の動きも小さくなり、トップを作りやすくなって理想的なバッティングに近づいた。それを実感したのは、シーズン終盤9月23日・中日戦。今季ノーヒットノーランも達成し、最優秀防御率を獲得した大野雄大投手から放った2ベースヒットだ。
「トップがしっかりして下半身も安定し、センター方向へ強い打球が打てた」と、シーズンでつかんだ手ごたえを糧に、来季に向けてさらなる進化を目指す。「絶対レギュラーを獲る」という思いを強く持つ小園選手の躍動感あふれるバッティングに、2年目となる来季も期待したい!
広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(土曜13:00)10月19日放送
情報源:【カープ】 ゴールデンルーキー小園がさらなる飛躍を!(HOME広島ホームテレビ) – Yahoo!ニュース(コメント)
ふむ・・・