3期ぶりの挑戦者決定リーグ復帰を決めた羽生善治九段(撮影:吉松伸太郎)

羽生九段 100期目タイトルへ「強い気持ち」で臨む― スポニチ Sponichi Annex 芸能

へぇ・・・


2019年9月27日 07:45

3期ぶりの挑戦者決定リーグ復帰を決めた羽生善治九段(撮影:吉松伸太郎)
3期ぶりの挑戦者決定リーグ復帰を決めた羽生善治九段(撮影:吉松伸太郎)

王将戦 挑戦者決定リーグ 最強バトルロイヤル!生き残るのは誰だ!?<6>

泣く子も黙る永世7冠の羽生善治九段(49)が3期ぶりに帰ってきた。「(リーグは)隙のないメンバーばかり。一局一局大変ですが、自分自身いいコンディションを保って開幕を迎えたいです」

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王将位獲得12期を含め、タイトルに輝くこと通算99期。だがここ1年半は記念の100期を前に足踏みを続けていた。挑戦者で臨んだ昨春の名人戦では2勝1敗からまさかの3連敗。続く棋聖戦、竜王戦ではともに「王手」をかけながらも連続失冠し、27年ぶりの無冠となった。

今年度はこれまで17勝9敗。圧倒的な力を誇示していた全盛期に比べれば平凡だが、勝率5割台に終わった過去3年に比べれば十分盛り返している。それでも「内容的には悔いが残る残念な対局がいくつかあった。大事なところで負けているので、総合的な棋力、気持ちの両方を上げないと」と、変わらず意欲十分だ。

チェスでも国内トッププレーヤー。AIへの造詣が深く、イベントではその道の第一人者と対等に対談して周囲を驚かす。テレビ番組の収録で欧州に乗り込み、英語を駆使しての取材も苦にしない。一方で今春には乃木坂46の選抜ライブにひょっこり顔を出したり…。

「(ライブは)凄いカルチャーショック。将棋にない熱気というか、テンションの高さでしたね」。なぜそこまで多様な世界に興味を持つのか。「発想の幅が広がる。それに(頭が)行き詰まりにくくなるとも思うので」。何げなく本業に生かしているとのことだ。

10月初旬予定の自身初戦の相手は久保利明九段(44)。「タイトルを獲る、挑戦者になるという強い気持ちがないと残留すら難しい。そういう気持ちをどれだけ保てるかが大事です」と言う。27日は49回目の誕生日。リーグ最年長なのに、そんな雰囲気は全くない。

◆羽生 善治(はぶ・よしはる)1970年(昭45)9月27日生まれ、埼玉県出身の49歳。85年史上3人目の中学生棋士に。89年12月、19歳で竜王獲得。通算タイトル99期のほか一般棋戦優勝45回、通算勝利1444勝はいずれも歴代1位。

情報源:羽生九段 100期目タイトルへ「強い気持ち」で臨む― スポニチ Sponichi Annex 芸能



初戦はvs久保九段戦