広島 止められるのか主力大量流出危機 | 東スポ

一番なのは、残留してもらえることだけど・・・


2019年07月26日 16時30分

通算1000投球回を達成し、花束を受け取る野村
通算1000投球回を達成し、花束を受け取る野村

大荒れのオフとなるのか。広島は25日、中日を11―4で下し、今季3度目の6連勝。借金を完済し、7月5日以来の勝率5割復帰を果たした。1か月半ぶりに一軍昇格した先発・野村祐輔(30)が6回5安打3失点で5月21日以来の4勝目を挙げた。一方で右腕はこの日、国内フリーエージェント(FA)権を初取得。昨オフの丸に続く主力の大量流出危機に、球団は神経をとがらせている。

44日ぶりに一軍へ帰ってきた野村は、6回5安打3失点。お立ち台で「最高です!」と叫ぶと「悔しい思いを今日ぶつけるためにマウンドに上がりました。なんとかゲームをつくれたという思いです」と安堵の表情を浮かべた。

緒方監督は「(野手の)ミスで失点になったけれど、6回を投げ切ってくれてナイスピッチング。球のキレもあった」と奮投をたたえたが、喜んでばかりもいられない。野村はこの日、出場選手登録期間が7年に達し、国内FA権の資格取得条件を満たした。球団はすぐさま引き留めに動く構えを示したが、気になる動きもある。

今季の野村はここまで4勝3敗、防御率4・50と数字の見栄えは正直良くない。それでも球界関係者は「3年前には16勝している実績もあるし、制球が良くてイニングを食えるタイプ。打力のあるチームなら、そこそこ白星を計算できる。興味を持っているところは複数あるはずだ」と話す。

今年の広島は国内FA権の取得ラッシュだ。選手会長の会沢が5月7日、すでにメジャー挑戦の意向を表明している菊池涼が5月10日に権利取得条件を満たした。会沢、野村は態度を保留しているが、昨オフの丸に続く流出となれば、広島にとって大打撃となる。

リーグ4連覇、日本一の可能性をあきらめず、現在はチーム一丸で首位巨人の背中を必死に追う。地元の熱気も相変わらずだ。ただしフロントはファンとともに熱狂しているわけにはいかない。その先には昨年以上に激動のオフが待ち構えている。

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黒田や新井のように、FA先から出戻ってもいいのよ?

ただ、曾澤が流出するようだときついな・・・