ほぉ・・・
プロ2年目の昨季、中継ぎとして大車輪の活躍を見せたアドゥワ誠。今季は開幕一軍こそ逃したものの、先発マウンドを託されることになった。
ピンチでも決して表情を崩さず、クールに投げ切る二十歳の心境やいかに? 底知れぬ力を秘める、プロ3年目の注目若鯉投手に直撃した。* * * * * *
── プロ初先発となった4月23日の中日戦のマウンドは緊張しましたか?
「いえ、特に緊張することはなく『自分が先発でどこまでやれるのか』ということを考えながら投げていました」
── これまでの中継ぎでの登板とは違いを感じましたか?
「中継ぎの場合はそのイニングをいかにゼロに抑えるかということなんですけど、先発はやはり試合をつくらないといけないので。とは言っても、試合の先を見すぎてばかりでもダメですし。ただ、その先発のやり方というのも二軍で何試合かやってきた部分ではあったので、不安なくできたと思います」
── 初球から平田良介選手にホームランを浴びました。動揺はなかったですか?
「打たれたことは仕方がないので、その後をいかに抑えていくかが大事だと思っています。あの場面でもすぐに切り替えることができたと思います」
── 雨の中でのプロ初先発のマウンドでしたが、そこは気にはなりませんでしたか?
「そうですね。雨はあまり好きではないですけどね(苦笑)。そこはバッターも嫌なところはあると思いますので、お互い様というか、あまり気にせず投げることができたと思います」
── 試合を振り返ってみて一番の課題を挙げるとすれば、どの部分になりますか?
「無駄な四球を出してしまったことですね。打たれることに関しては、元々打たれて、ランナーを出してから粘るというタイプなので。四球とヒットで出るランナーというのでは試合の流れも変わってきますから、無駄なランナーを出さないようにしたいです」
── 元々、プロ入り後は先発で投げたいという希望はあったのですか?
「いえ、特にはなかったです。どの立場でも良いので、一軍で優勝に貢献できればと思っていました。なので『ついに念願が叶った』という感じではありませんね」
── 当面、今後は先発として起用されることになると思いますが、先発としてこだわる部分は何になるでしょうか?
「やはり1イニングでも長く投げることですかね。先発の出番は1週間に一回で、そこに向けて調整していくわけですけど、中継ぎは毎日ベンチに入って状況によって肩のつくり方も違います。そういう意味では、少しでも中継ぎの負担を減らすことができればと思います。自分も中継ぎをやっていて、もし先発で投げることになったら1イニングでも長く投げようと思っていたので」
(広島アスリートマガジン2019年6月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)
▼ アドゥワ誠(あどぅわまこと)
1998年10月2日生・熊本県出身/196cm・83kg/右投左打/投手/プロ3年目・20歳
【今季成績】6試合 1勝1敗 31回 15奪三振 防御率1.74
※数字は5月16日時点
情報源:広島 アドゥワ誠は起用法にこだわりなし。求めるのはチームの勝利のみ(広島アスリートマガジン) – Yahoo!ニュース(コメント)
ふむ・・・