ふむ・・・
2019/5/18 06:00
将棋界で最も伝統のあるタイトルが、22年ぶりに箱根を越えた。第77期名人戦7番勝負を制した、兵庫県尼崎市在住の豊島将之新名人(29)=王位、棋聖。佐藤天彦前名人(31)を4勝0敗のストレートで破り、史上9人目の三冠となった。その勢いは、平成の終わりから令和にかけ活気づく関西棋界を象徴しているようだ。
平成に入って間もない1991(平成3)年度、史上最年少名人の記録を持つ谷川浩司九段(57)=神戸市東灘区=が、七大タイトル(現在は八大タイトル)のうち四つを同時制覇。王座を持っていた福崎文吾九段(59)を合わせ、五タイトルを関西勢が保持した。
その後は羽生善治九段(48)ら「羽生世代」と称された関東の若手が台頭。96年2月、羽生七冠が誕生するなど、関西勢は雌伏の時代を過ごした。
平成も終わりに近づき、羽生世代が40代中盤に差し掛かると世代交代の気配が漂う。関西勢は2017年度の菅井竜也王位(27)、18年度の豊島王位・棋聖、斎藤慎太郎王座(26)と若手が次々にタイトルを獲得。18年末には、王将だった久保利明九段(43)を含め四タイトルが関西に集まった。
中でも豊島新名人は、プロになる前から将来を嘱望されていた一人で、18年7月の段階で八大タイトルを8人で分け合っていた状態を打破し、最多となる三冠保持者となった。
元「週刊将棋」編集長で、大阪商業大アミューズメント産業研究所主任研究員の古作(こさく)登さん(56)は「豊島さんはもともと才能を高く評価されていたが、この1年で急速に抜け出した。三冠を取れば一時代を築いた棋士といえ、令和の最初の覇者、と呼んでいいと思う」と話す。
豊島新名人は6月4日、洲本市のホテルニューアワジで始まる棋聖戦5番勝負で渡辺明二冠(35)=棋王、王将=の挑戦を受ける。久保九段から王将を奪取した渡辺二冠は目下絶好調。両者の激突に注目が集まる。(溝田幸弘)
情報源:神戸新聞NEXT|総合|関西棋界の勢い象徴 豊島新名人、史上9人目の三冠
- 名人戦・順位戦 |棋戦|日本将棋連盟
- 第78期名人戦・順位戦 七番勝負/A級
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- 第76期将棋名人戦七番勝負:朝日新聞デジタル
- 名人戦・順位戦 – 毎日新聞
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