大前提として藤井七段が勝たないと始まらない。
第77期名人戦順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)C級1組の10回戦が5日、東西の将棋会館で一斉に指される。9回戦まで藤井聡太七段(16)と師匠の杉本昌隆七段(50)が8戦全勝(共に抜け番あり)でトップを走り、2人とも勝って全勝を守れば、師弟そろってB級2組への昇級が決まる。同一クラスでの師弟同時昇級は1986年度の第45期順位戦B級2組で、B級1組への昇級を果たした故大内延介(のぶゆき)九段と弟子の塚田泰明九段(54)=当時六段=以来32期ぶり2回目の快挙。なお藤井はデビュー以来2期連続昇級となる。
今期のC級1組は39人が参加し、各自10局指して上位2人が昇級する。同星の場合は前期の成績に基づく順位の上位者が優先される。規定により、B級2組以下では師弟戦は行われない。
10回戦は全勝2人と7勝1敗の2人の成績上位者4人の対戦となり、組み合わせは藤井―近藤誠也五段(22)▽杉本―船江恒平六段(31)。B級1組の在籍経験があり、4人の中では順位2番の杉本は、自身が勝てば他の対局に関係なく昇級決定。順位4番の藤井は、自身が勝っても杉本が敗れた場合、昇級の行方は最終局に持ち越される。
2戦とも大阪市福島区の関西将棋会館で5日午前10時開始。終局は深夜になる見込み。
同日午後6時から終局まで、同会館の2階道場で大盤解説会がある。解説は糸谷哲郎八段、聞き手は里見香奈女流4冠。入場料2000円。【新土居仁昌】
情報源:藤井七段、師弟同時昇級か 5日に順位戦C級1組10回戦 – 毎日新聞
順位戦の連勝記録もかかってるし、どうなるかな・・・
ちなみに、杉本七段はあと2勝で勝ち数の規定(七段昇段後公式戦190勝)により八段昇段。