藤井七段、いきなり難敵 連覇目指す朝日杯19日開幕:朝日新聞デジタル

稲葉陽八段が初戦の相手、NHK杯で一度負けてるけど勝てるかな?


2019年1月16日16時18分

第11回朝日杯将棋オープン戦の本戦2回戦では、当時四段だった藤井聡太七段(手前右)が佐藤天彦名人を破った=2018年1月14日午後、名古屋市東区の東桜会館、戸村登撮影
第11回朝日杯将棋オープン戦の本戦2回戦では、当時四段だった藤井聡太七段(手前右)が佐藤天彦名人を破った=2018年1月14日午後、名古屋市東区の東桜会館、戸村登撮影

第12回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の本戦が19日に開幕する。前回優勝でシードの藤井聡太七段(16)がこの本戦から登場。佐藤天彦(あまひこ)名人(30)を含むA級棋士のブロックに入り、初戦で稲葉陽(あきら)八段(30)と対戦する。

第12回朝日杯将棋オープン戦本戦組み合わせ
第12回朝日杯将棋オープン戦本戦組み合わせ

前回は当時中学生で五段だった藤井七段が初出場で1次予選、2次予選を突破して本戦に出場。本戦では佐藤名人や羽生善治九段(48)らトップ棋士を破って初優勝し、史上最年少の15歳6カ月で六段に昇段した。棋戦優勝の最年少記録も更新した。今回も快進撃が見られるのか。初戦の稲葉八段は、一昨年のNHK杯戦で対戦して敗れた相手で、いきなり難敵を迎えることになる。勝ったとしても次は佐藤名人―糸谷哲郎八段(30)の勝者が相手。ベスト4に進むには厳しい戦いが予想される。

前回の朝日杯名古屋対局では、大勢のファンが見守る中、藤井聡太七段(左)が1回戦で澤田真吾六段を破った=2018年1月14日、名古屋市東区、戸村登撮影
前回の朝日杯名古屋対局では、大勢のファンが見守る中、藤井聡太七段(左)が1回戦で澤田真吾六段を破った=2018年1月14日、名古屋市東区、戸村登撮影

隣の山も粒ぞろいだ。前王位の菅井竜也七段(26)は早指しにめっぽう強く、相手の行方尚史八段(44)も第1回覇者。前回ベスト4の久保利明王将(43)も準優勝2回の経験があり、その相手はタイトル獲得最年少記録を持つ屋敷伸之九段(46)だ。だれが抜け出すか、本命不在のブロックだといえる。

本戦は2次予選を勝ち抜いた8人と本戦シード8人によるトーナメント。1次予選から勝ち上がったのは千田翔太六段(24)と渡辺大夢(ひろむ)五段(30)。千田六段は2次予選で森内俊之九段(48)と郷田真隆九段(47)を破った。本戦では優勝最多5回を誇る羽生九段と戦う。叡王戦本戦で佐藤名人を破って波に乗る渡辺五段と中村太地七段(30)の同年対決も見ものだ。

前回朝日杯の準決勝を戦った羽生善治竜王(左)と藤井聡太五段(いずれも当時)。両者の対局を大勢の報道陣が囲んだ=2018年2月17日、東京・有楽町朝日ホール、瀬戸口翼撮影
前回朝日杯の準決勝を戦った羽生善治竜王(左)と藤井聡太五段(いずれも当時)。両者の対局を大勢の報道陣が囲んだ=2018年2月17日、東京・有楽町朝日ホール、瀬戸口翼撮影

久保利明王将(43)のブロックは19日、藤井七段のブロックは20日、名古屋市で公開で行われる。広瀬章人竜王(31)のブロックは24日、羽生九段のブロックは28日に東京・将棋会館で。準決勝と決勝は2月16日に東京・有楽町朝日ホールで公開で行われる。

羽生九段からタイトルを奪取した広瀬竜王は深浦康市九段(46)と、A級復帰を決めた渡辺明棋王(34)は佐藤康光九段(49)と戦う。前王位の菅井竜也七段(26)は行方尚史八段(45)、前回4強の久保王将は屋敷伸之九段(46)と対戦する。

前回決勝戦で広瀬章人八段の指し手を見つめる藤井聡太五段(当時)=2018年2月17日午後、東京都千代田区、柴田悠貴撮影
前回決勝戦で広瀬章人八段の指し手を見つめる藤井聡太五段(当時)=2018年2月17日午後、東京都千代田区、柴田悠貴撮影

19、20日にある名古屋市での公開対局の詳細や申し込みは公式サイト(t.asahi.com/asahihai/)で。朝日新聞デジタル(http://www.asahi.com/shougi/)ではリアルタイムの棋譜中継を実施し、現地解説会の模様もお伝えする。(村上耕司)

情報源:藤井七段、いきなり難敵 連覇目指す朝日杯19日開幕(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュースコメン

情報源:藤井七段、いきなり難敵 連覇目指す朝日杯19日開幕:朝日新聞デジタル




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