(大志 藤井聡太のいる時代)飛躍編:6 「将棋めし」脚光、バターライスで繁盛:朝日新聞デジタル

ほぉ・・・


2019年1月13日05時00分

マッシュルーム抜きの「バターライス」を手に笑顔の川口弘文さん=大阪市の関西将棋会館の「イレブン」
マッシュルーム抜きの「バターライス」を手に笑顔の川口弘文さん=大阪市の関西将棋会館の「イレブン」

「藤井さんのおかげで、やせました。忙しすぎてね」

大阪市福島区の関西将棋会館1階でレストラン「イレブン」を営む川口弘文(67)は、こう話す。藤井聡太(そうた)七段(16)が2016年12月にデビューし、翌年春から夏にかけて連勝を続けると、棋士が対局中に出前を頼む「将棋めし」についてマスコミの取材が増え、熱心なファンも訪れるようになった。「繁盛してありがたいけど、働いて6キロやせた」と笑う。

藤井も時々頼んでいるイレブン名物の一つが「バターライス」(サラダとスープ付き、900円)。エビ、タマネギ、ニンジン、ピーマン、マッシュルーム、そして卵とご飯をマーガリンで炒める。

ある日、食べ終わったバターライスの皿を受け取ると、マッシュルームだけがきれいに残されていた。川口はその後、藤井の注文と分かったら、マッシュルーム抜きで作るようにした。エビを好まない谷川浩司九段(56)用に、牛肉を使ったバターライスを用意したことも。「将棋が強い人は嫌いなものもハッキリしているのかな?」

藤井は「キノコはかなり早い段階から苦手で、あまり食べたことがないんです。いつかは克服すべく挑戦しなくてはいけないかな、と思っています」とユーモアを交えて話す。

東京都渋谷区にある将棋会館に近い「みろく庵(あん)」の「豚キムチうどん」も、藤井が頼んだことがきっかけで大人気に。対局でのうどんについて藤井は「胃にもたれないので、有力かなと思っています」と笑顔で言う。

マンガやドラマでも採り上げられるほど注目を浴びる「将棋めし」。藤井は「棋士自身では気付けない対局観戦の楽しみ方ですよね。指し手以外に、いろいろな楽しみ方が出来たのは非常に良いことと感じます」と話した。=敬称略(佐藤圭司)

◆毎週日曜に掲載します。

情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)飛躍編:6 「将棋めし」脚光、バターライスで繁盛:朝日新聞デジタル


へぇ・・・