“最強女流”里見香奈女流四冠を切り崩すのは誰か 谷口由紀女流二段「女流のレベルは上がってきた」

“最強女流”里見香奈女流四冠を切り崩すのは誰か 谷口由紀女流二段「女流のレベルは上がってきた」 | AbemaTIMES

ふむ・・・


先日、将棋界に新たな女流棋戦が誕生するというニュースが各種メディアで報じられた。「ヒューリック杯清麗(せいれい)戦」。女流タイトル戦としては最高額となる優勝賞金700万円で、いきなり序列1位になる。来年1月から予選が行われ、来秋には初代清麗が決まる。これで女流のタイトルは7つになった。現在6つある中で、4つを占めているのが里見香奈女流四冠。女流棋士でタイトルを目指すのであれば、この“最強女流”の壁を乗り越える必要がある。11月の倉敷藤花で里見女流四冠に挑戦し敗れた谷口由紀女流二段も「女流のレベルは上がっていると思います。里見さんが独占している中の、どこかしらに食い込んでいきたい気持ちはあります」と、闘志を燃やし続けている。

今や男性棋界は、羽生善治竜王を中心にした「羽生世代」がタイトルを独占していた時代から、ベテラン、中堅、若手がタイトルを持ち合う群雄割拠の時代に突入している。実際、8つあるタイトルのうち2つ持っているのは豊島将之二冠だけ。あとの6つを6人が持つ状況だ。女流棋界では、一時は里見女流四冠が五冠までタイトルを保持し「六冠独占」まであと一歩というところまで来ていた。現在は西山朋佳女王、渡部愛女流王位がいることで、3人で6つのタイトルを持っているが、新たに7つ目のタイトルが生まれたこともあり、他の女流棋士からすれば、この状況にいかに割り込んでいくかが、自分の存在を示すことにもつながる。

過去3回、タイトル戦に出場しつつ、まだ無冠の谷口女流二冠からすれば、上を目指しつつも、下から迫ってくる新たな勢いにも脅威を感じる日々だ。「女流のレベルは上がっていると思います。男性棋士に対しても結果が出ていますし。将棋を指す女の子も増えて、大会でも有段者が当たり前になってきました。これから将棋の世界を目指す人はレベルが高いと思うので、私にとっては厳しい現実でもあり刺激でもあります」。将棋を指す女性が増えたことを喜びながらも、どんどんと強敵が生まれる状況でもあるわけだ。

ほんの少し前までは、大会に行けば女性はわずか。学ぼうにもなかなか環境がなかった。だが、今では将棋に関する情報を、自由に集められる時代に。またソフトによる研究も進み「全国どこにいても強くなれる環境があるのが、いい影響が出ていると思います」と、日本全国から未来のスター女流棋士が生まれる可能性が出た。「これからはライバルが非常に多いので、勝ち上がっていくのは本当に大変です」と苦笑いした。

増え続けるライバルに、今の実力や「格」を見せる上で、今回参加する超早指し棋戦「女流AbemaTVトーナメント」では、その存在感を示したいところ。1回戦を勝てば、準決勝では里見女流四冠とぶつかることにもなる。近い将来訪れるかもしれない女流棋界の群雄割拠の時代。この超早指し棋戦での戦いぶりは、そんな時代の一角を担えるかどうかの指標の1つになる。

◆女流AbemaTVトーナメント 持ち時間各7分、1手指すごとに7秒が加算される、チェスでも用いられる「フィッシャールール」を採用した女流棋士による超早指し棋戦。推薦枠の女流棋士、予選を勝ち抜いた女流棋士、計8人がトーナメント形式で戦い、1回の対戦は三番勝負。優勝者は、第1回大会で藤井聡太七段が優勝した持ち時間各5分、1手指すごとに5秒加算の「AbemaTVトーナメント」に、女流枠として出場権を得る。

情報源:“最強女流”里見香奈女流四冠を切り崩すのは誰か 谷口由紀女流二段「女流のレベルは上がってきた」 | AbemaTIMES




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