持ち時間5分、1手につき5秒が加算される超早指し戦「AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治」の予選Cブロックの2位決定戦(三番勝負)が7月22日に放送され、高見泰地叡王(25)が永瀬拓矢七段(25)にフルセットの上で勝利し、Cブロック2位で決勝トーナメント進出を決めた。8大タイトルに仲間入りした叡王を5月に獲得した若手期待の星が、強豪棋士との戦いを満喫しながら、高みを目指して勝ち進んだ。
◆AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治 将棋界で初めて7つのタイトルで永世称号の資格を得る「永世七冠」を達成した羽生善治竜王が着想した、独自のルールで行われる超早指し戦によるトーナメント。持ち時間は各5分で、1手指すごとに5秒が加算される。羽生竜王が趣味とするチェスの「フィッシャールール」がベースになっている。1回の顔合わせで先に2勝した方が勝ち上がる三番勝負。予選は藤井聡太七段が登場するAブロックからCブロックまで各4人が参加し、各ブロック2人が決勝トーナメントへ。シードの羽生竜王、久保利明王将を加えた8人で、最速・最強の座を争う。