2勝1敗で高見叡王の勝ち。
持ち時間5分、1手につき5秒が加算される超早指し戦「AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治」の予選Cブロックの2位決定戦(三番勝負)が7月22日に放送され、高見泰地叡王(25)が永瀬拓矢七段(25)にフルセットの上で勝利し、Cブロック2位で決勝トーナメント進出を決めた。8大タイトルに仲間入りした叡王を5月に獲得した若手期待の星が、強豪棋士との戦いを満喫しながら、高みを目指して勝ち進んだ。
指すのも、見るのも、語るのも好き。そんな将棋愛溢れる高見叡王が、この時ばかりは勝負にこだわった。「勝つしかないんですよね。『将棋界』は。気づいたんですよ、解説していて。やっぱり勝った人が強いんですよ」。プロ棋士ながら「プロの解説者」と呼ばれた若者が、これまで以上に勝負師の顔になった。1局目は相穴熊から、高見叡王の技が光りまくった。解説していた木村一基九段も「技ありという手がいっぱい出てきましたね」とうなった。一方2局目は永瀬七段に完敗。Cブロックで阿久津八段、佐々木勇気六段、そして永瀬七段と、全員と3局指すという“フルコース”に「自分らしいですね。予選リーグに関しては上限いっぱい指せるわけなので、一番勝負できるということで、強くなるとは思います」と、経験をすぐに成長へとつなげた。
そして3局目。ぎりぎりの攻防で、状況も二転三転する大熱戦。超早指し棋戦ならではのスリリングな一局を制し、決勝トーナメントへのいすをもぎ取った。三番勝負を終えると「運がよかったですね。はじめに開幕前に目標はというところで、優勝と大きく書いた。自分だけ優勝ができないわけではないので、しっかり準備して臨めば、チャンスがあると思うので、精一杯頑張ります」と力強く語った。もちろん今もファンに愛される「たかみー」だが、将棋界においては竜王、名人に続く序列3番目のタイトルホルダー。今や優勝候補の一角となったといっても、過言ではない。
◆AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治 将棋界で初めて7つのタイトルで永世称号の資格を得る「永世七冠」を達成した羽生善治竜王が着想した、独自のルールで行われる超早指し戦によるトーナメント。持ち時間は各5分で、1手指すごとに5秒が加算される。羽生竜王が趣味とするチェスの「フィッシャールール」がベースになっている。1回の顔合わせで先に2勝した方が勝ち上がる三番勝負。予選は藤井聡太七段が登場するAブロックからCブロックまで各4人が参加し、各ブロック2人が決勝トーナメントへ。シードの羽生竜王、久保利明王将を加えた8人で、最速・最強の座を争う。
情報源:高見泰地叡王、永瀬拓矢七段に勝利 決勝トーナメントへ/AbemaTVトーナメント予選Cブロック(AbemaTIMES) – Yahoo!ニュース
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高見泰地叡王、永瀬拓矢七段に勝利 決勝トーナメントへ/AbemaTVトーナメント予選Cブロック|AbemaTIMES https://t.co/nmJ3vJGDRg #AbemaTV #AbemaTVトーナメント #高見泰地 #永瀬拓矢— ABEMA将棋ch(アベマ) (@Shogi_ABEMA) July 22, 2018
高見叡王は、唯一9戦さしていいるんですね。