第2局と同一手順続く、異例の展開 将棋名人戦第3局:朝日新聞デジタル

ふむ・・・


佐藤天彦(あまひこ)名人(30)に羽生善治(はぶ・よしはる)竜王(47)が挑戦する第76期将棋名人戦七番勝負第3局(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛、興福寺協力)が8日午前9時、奈良市の興福寺で始まった。

第1局は「横歩取(よこふど)り」という戦型から大乱戦になり、羽生挑戦者が先勝。第2局は「角換(かくが)わり」という戦型から佐藤名人が快勝していた。

第3局は初手から21手目までは第2局と同一手順が続く異例の展開で、「角換わり」の戦型となった。第2局とは先手後手が入れ替わり、第2局の相手の指し手を互いに踏襲した形だ。

初手を指す羽生善治挑戦者(右)=2018年5月8日午前9時1分、奈良市、井手さゆり撮影
初手を指す羽生善治挑戦者(右)=2018年5月8日午前9時1分、奈良市、井手さゆり撮影

七番勝負では第1局で「振(ふ)り駒(ごま)」をして先後を決め、その後は第6局までは交互に先後が入れ替わる。第7局までもつれ込めば、改めて「振り駒」となる。

副立会人の畠山鎮(まもる)七段(48)は「プロ棋士間で注目されている戦型の一つになりました。羽生挑戦者が誘導し、佐藤名人が受けて立ったと見ます。互いにどんな攻撃態勢をとるかに注目しています」と話した。

対局の模様は朝日新聞デジタル(http://www.asahi.com/)で随時お伝えします。棋譜は有料の名人戦棋譜速報(http://www.meijinsen.jp/別ウインドウで開きます)でも見られます。(佐藤圭司)

〈途中図〉▲1六歩まで(23手目)
〈途中図〉▲1六歩まで(23手目)

〈指し手〉先手・羽生挑戦者 ▲7六歩△8四歩▲2六歩△3二金▲7八金△8五歩▲7七角△3四歩▲6八銀△7七角成▲同銀△2二銀▲3八銀△6二銀▲4六歩△4二玉▲4七銀△7四歩▲3六歩△3三銀▲2五歩△1四歩▲1六歩

情報源:第2局と同一手順続く、異例の展開 将棋名人戦第3局:朝日新聞デジタル



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