交流戦か・・・
右大腿裏(ハムストリング)の筋挫傷で離脱した広島・丸佳浩外野手(29)が、5月下旬に始まる交流戦で復帰を目指していることが2日、分かった。4月28日の阪神戦(マツダ)で負傷交代し、現在は治療とトレーニングを並行する昨季のMVP。順調な経過をたどれば、約1カ月後には1軍で再び躍動する姿が見られることになる。
ベールに包まれていた、丸の復帰への青写真が判明した。関係者の話を総合すると、2軍での実戦調整期間を含め、1軍復帰まで約1カ月の見込みだという。戦列に戻れるメドが比較的短い時間で立ったことは、不幸中の幸いと言えそうだ。
目標になるのはセ・パ交流戦だ。今季は5月29日にスタート。広島は、目下パ・リーグ首位を独走する西武と三次で1試合、マツダスタジアムで2試合を戦う。復帰までの必要なステップを消化すれば、ここで丸の勇姿が見られることになる。
「悔しい気持ちはあるけど、ボク1人が抜けてモタつくチームじゃない。現に、しっかり戦えている。自分はやるべきことをしっかりやりたい」
無念の出場選手登録抹消から一夜明けた4月30日、丸は治療のために訪れた本拠地で報道陣の取材に応じ、チームへのエールを込めて胸の内をそう吐露した。「初めて痛めた」という右大腿裏。痛みは「歩く分には支障がない」と説明した。
故障理由の抹消はプロ11年目で初。代償は小さくない。13年5月20日のロッテ戦からの連続出場が700試合で、15年6月9日の西武戦からの連続先発出場は397試合で、ともにストップ。それでも「残念だけど、悲観はしていない」とし、リハビリを急がない意向を併せて示した。
「復帰は早い方がいいけど、再発したら良くない。故障した箇所を含め、体全体をリセットできるように時間を有効に使いたい」
今季はここまで打率・312、5本塁打、16打点。リーグトップの出塁率・530を誇り、不動の「3番・中堅」として攻守で中核を担ってきた。交流戦が始まる5月下旬の復帰は理想形、状態次第でズレ込む可能性があるものの、早期の復帰を信じて待ちたい。 (江尾 卓也)
情報源:広島・丸、交流戦復帰に照準 初の負傷離脱も“不幸中の幸い”― スポニチ Sponichi Annex 野球
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