ふむ・・・
◆DeNA2―7広島(24日・横浜)
広島が偉大な鉄人に弔い勝利をささげた。試合前に衣笠祥雄氏の訃報が飛び込む中、初回に丸の中越え適時二塁打で先制し、下半身の張りからスタメン復帰した鈴木も5回に左犠飛で貴重な追加点を叩き出すなどして計7点。投げては中村祐が5回まで無安打と力投し、昨季、唯一負け越したDeNAに先勝した。連敗は3でストップ。4日ぶりに首位に浮上した。
偉大な大先輩に贈る1勝を、勝利に徹するタクトでもぎ取った。6点リードで迎えた最終回。プロ初完投目前だった先発の中村祐が連続四球で1死満塁のピンチを迎えると、緒方監督はためらうことなくベンチを飛び出し、投手交代を告げた。厳しい表情で試合終了を見届けると「(衣笠氏に)カープらしい野球を見てもらえるように、1試合1試合戦っていく」と言葉に力を込めた。
指揮官が入団したのは、衣笠氏が引退したのと同じ1987年。「『頑張れよ』とか声をかけていただいた」と当時を思い返し、「プロの世界で試合に出続けるのは難しい。本当に偉大で素晴らしい存在。(訃報が)信じられない気持ちです」とショックを隠しきれなかった。衣笠氏が空から見ているだろう一戦は、どうしても落とせなかった。
思いはナインも同じだった。初回1死から菊池が右翼線への二塁打で出塁すると「キクが良い形でチャンスを作ってくれたので、食らいついていきました」と、丸が先制の中越え適時二塁打を放った。3点リードの5回1死満塁は、3月31日の中日戦(マツダ)以来の先発出場となった鈴木が左犠飛。貴重な追加点をあげた。
「一昨年くらいに『レギュラーで出るからには、とにかく休まずチームのために試合に出ないといけない』と言われた。その言葉は野球人生で一生消えることはない」と鈴木。昨年8月に同じ横浜スタジアムで右足首を骨折。今季の開幕直後にも離脱した自身と比べ、鉄人の偉大さを感じ取った。この日は7回の守備で交代。「少しでも(衣笠氏に)近づけるように頑張りたい」と前を向いた。
一昨年に25年ぶりのリーグ優勝を達成した際には、大喜びしていたという衣笠氏。緒方監督は「『強いカープを作り上げてくれ』と言われた。リーグ優勝、日本一の報告ができるように」と決意を新たにした。(種村 亮)
情報源:【広島】衣笠さんに弔い勝利で首位浮上! 緒方監督誓った「日本一の報告」を(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース
情報源:【広島】衣笠さんに弔い勝利で首位浮上! 緒方監督誓った「日本一の報告」を : スポーツ報知
このまま3連覇まで行こう。