2日に情報が追加されていたのか・・・
第45回将棋大賞選考委員会が2日、東京都内で開かれ、最年少プロの藤井聡太六段(15)は記録ずくめの活躍が評価され、最優秀同等の特別賞のほか新人賞も受賞した。同賞の記録全4部門(勝率、勝利数、対局数、連勝)も独占し、名局賞特別賞と合わせて「7冠王」に輝いた。特別賞と新人賞のダブル受賞は史上初。17年度に最も活躍した棋士に贈られる最優秀棋士賞は、史上初の「永世7冠」を成し遂げた羽生善治2冠(47)が選ばれた。
伝統の将棋大賞。17年度に最も活躍した最優秀棋士賞はだれか? 棋戦主催各社で構成する選考委の意見は、最後まで分かれた。竜王を獲得し、史上初の永世7冠に輝いた羽生か、最多29連勝を達成した藤井か。選考は決戦の多数決となり、13票中、羽生が9票、藤井が4票。藤井は「最優秀棋士賞と同等の活躍をした」と認められ、特別賞を受賞した。
藤井は日本将棋連盟を通じて「特別賞に選んでいただき、ありがとうございます。これからも将棋の可能性を追求し、棋力を上げるべく一層精進していきたいと思っております」とコメント。特別賞は毎年必ず選ばれるものではなく、過去10年では09年度に中原誠16世名人、13年度の羽生、昨年度の加藤一二三・九段の3人だけ。さらに藤井は新人賞も受賞。特別賞&新人賞の同時受賞は史上初の快挙だ。
すでに藤井は将棋大賞の17年度の記録全4部門(勝率、勝利数、対局数、連勝)を独占し、最年少「4冠王」を確定させていた。2月には全棋士が参加する朝日杯で棋戦初優勝し、最年少で六段昇段。朝日杯決勝の広瀬章人八段との対局は、将棋大賞の「名局賞特別賞」に選ばれた。記録4部門に加え、史上最年少「7冠王」に輝いた。
年少記録を次々と塗り替える天才棋士の次の目標は初タイトルの奪取となる。タイトル獲得の最年少記録は、屋敷伸之九段が1990年の棋聖戦で達成した18歳6カ月。日本将棋連盟の関係者は「29連勝の時よりもはるかに強くなっている。タイトル獲得も現実味を帯びている」と話す。
将棋の8大タイトル戦のうち、王座戦では16人が出場する本戦トーナメントに勝ち進んでいる。4連勝すれば、中村太地王座への挑戦者となる。今月から高校生となった藤井の次戦は5日、棋王戦で古森悠太四段と対局する。
情報源:藤井六段が将棋大賞7冠「一層精進していきたい」 – 社会 : 日刊スポーツ
2018年4月2日(月)、東京都渋谷区「将棋会館」で2017年度中に活躍した棋士を表彰する将棋大賞選考委員会が開催され、第45回将棋大賞の各賞受賞者が下記のとおり決定いたしました。最優秀棋士賞には羽生善治竜王が、特別賞と新人賞に藤井聡太六段が選ばれました。羽生竜王が最優秀棋士賞を受賞したのは22度目となります。
羽生竜王は昨年12月に永世七冠を達成したほか、4月11日から始まる第76期名人戦では佐藤天彦名人への挑戦も決めており、100期目のタイトル獲得にも注目が集まっています。藤井聡太六段はデビュー後29連勝の新記録を達成し、対局数・勝数・勝率・連勝の4部門で1位に輝いています。
第45回将棋大賞受賞者一覧
- 【最優秀棋士賞】
- 羽生善治竜王 (2年ぶり22回目)
- 【特別賞】
- 藤井聡太六段 (初)
- 【優秀棋士賞】
- 菅井竜也王位 (初)
- 【敢闘賞】
- 豊島将之八段 (初)
- 【新人賞】
- 藤井聡太六段 (初)
- 【最多対局賞】
- 藤井聡太六段 73対局 (初)
- 【最多勝利賞】
- 藤井聡太六段 61勝 (初)
- 【勝率1位賞】
- 藤井聡太六段 61勝12敗 0.836 (初)
- 【連勝賞】
- 藤井聡太六段 29連勝(2016/12/24~2017/6/26)(初)
- 【最優秀女流棋士賞】
- 里見香奈女流王座・女流名人・女流王位・女流王将・倉敷藤花(3年連続8回目)
- 【優秀女流棋士賞】
- 伊藤沙恵女流二段 (初)
- 【女流最多対局賞】
- 伊藤沙恵女流二段 41対局 (初)
- 【東京将棋記者会賞】
- 森けい二九段
- 【升田幸三賞】
- 青野照市九段 (2回目)(横歩取り青野流)
佐々木勇気六段 (初) (横歩取り勇気流)- 【升田幸三賞特別賞】
- (故)大内延介九段(振飛車穴熊を戦法に確立した工夫)(初)
- 【名局賞】
- 第30期竜王戦七番勝負第4局 渡辺明竜王 vs 羽生善治棋聖
- 【名局賞特別賞】
- 第11回朝日杯将棋オープン戦本戦決勝 藤井聡太五段vs広瀬章人八段
第31期竜王戦6組ランキング戦 牧野光則五段vs中尾敏之五段 持将棋局※第45回より【女流棋士賞】を【優秀女流棋士】に名称を変更いたしました
最優秀棋士賞・羽生善治竜王コメント
山あり谷ありの1年でしたが、このように評価をして頂きとても名誉に感じています。昨今の将棋界の尋常ではないスピードで変化を続けているので、これを励みにフットワーク軽く前進を続けたいと思います。
特別賞、新人賞・藤井聡太六段コメント
特別賞に選んでいただき、ありがとうございます。これからも将棋の可能性を追求し、棋力をあげるべく一層精進していきたいと思っております。今後ともよろしくお願い申し上げます。
情報源:最優秀棋士賞に羽生善治竜王、特別賞に藤井聡太六段。第45回将棋大賞決まる|将棋ニュース|日本将棋連盟
すげぇ・・・