将棋:「一番長い日」名人戦A級順位戦最終局 2日静岡で – 毎日新聞

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将棋の佐藤天彦名人への挑戦者を決める、第76期名人戦A級順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社、日本将棋連盟主催)の最終局が3月2日、JR静岡駅前の浮月楼(静岡市葵区紺屋町)で開かれる。市内での開催は4年ぶり2回目。大盤解説会など関連イベントもあり、全国から将棋ファンが集まり大いに盛り上がりそうだ。

名人戦は将棋のタイトル戦の最高峰で、徳川家康が創設に深く関わったとされる。A級順位戦最終局は「将棋界の一番長い日」とも言われ、静岡市での最終局はあえて名人戦の第「0」局と称し、原点に回帰して、家康公に敬意を表する。

家康は、秀忠に将軍職を譲った後、大御所として駿府(現在の静岡市)に移り住んだ。将棋や囲碁に深い関心を示し、実力者たちを駿府城に招いて「御前将棋」をさせたという。1612(慶長17)年、当時の第一人者、大橋宗桂に俸禄(ほうろく=給与)を与えて身分を認め、生活を保護した。宗桂は将棋家元と認められ、これが名人制度のスタートと言われている。

一世名人となった宗桂以降、世襲制が続いたが1935年に見直され、37年に実力制での第1期名人戦が行われた。それから期を重ねて今回が第76期。日本将棋連盟静岡県支部連合会の青島篤男会長は「『名人』は、創設から400年以上の最も歴史ある称号。静岡はその発祥の地だ」と話す。その上で「A級順位戦はプロ棋士の生活や名誉に大きく関わる、生死を分ける戦い。将棋ファンには、トップ棋士たちの集中力と気迫を味わってほしい」と語った。

A級順位戦最終局開催に合わせて、2日前後には市内で関連イベントが開催される。4日は小中学生が参加する「静岡市長杯こども将棋大会」を予定。小学低学年の部と高学年の部の申し込みは既に締め切られたが、中学生の部は、3月2日まで参加者を募集している。大会は静岡市葵区の「アイセル21」で、午前11時~午後5時。参加費は1人500円。問い合わせは市文化振興課(054・221・1040)。【井上知大】

佐藤天彦名人=宮間俊樹撮影
佐藤天彦名人=宮間俊樹撮影

情報源:<将棋>「一番長い日」名人戦A級順位戦最終局 2日静岡で (毎日新聞) – Yahoo!ニュース

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第76期 順位戦 A級 11回戦 最終一斉対局〜将棋界の一番長い日〜 | AbemaTV(アベマTV)


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