将棋界にも女流アイドル候補生が続々将棋大好き・SKE48鎌田菜月、同姓・鎌田美礼女流2級に注目「アイドルよりアイドルです！」 | ニュース | ABEMA TIMES

鎌田菜月

2023/01/05 09:30

藤井聡太竜王（王位、叡王、王将、棋聖、20）がまたしても大活躍した2022年の将棋界だが、同時の女流棋界も話題が盛りだくさんだった。里見香奈女流五冠（30）が、女性では初めて棋士編入試験に挑戦、また10代の女流棋士たちが続々と誕生し、新たな世代としてスタートを切った。将棋ファンであるSKE48の鎌田菜月も、女性の活躍はうれしい限りだ。また同姓の14歳・鎌田美礼女流2級については、ファンからデビュー前に情報が入るほど。「アイドルよりアイドルらしいです！」と激推しだ。

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将棋の道に生きる女性たちにとって、大きな出来事になったのが里見女流五冠の、編入試験挑戦だ。ただでさえ女流タイトルの防衛、挑戦に多忙を極めるところに、激戦の三段リーグを抜けてきた実力のある四段たちを相手にする編入試験は、非常にハードでもあった。結果は0勝3敗で女性初の棋士にはなれなかったが、今後に向けて大きな一歩を踏み出したことに変わりはない。

鎌田　世の中的には、プロの「棋士」という枠組みと「女流棋士」という枠組みと2つあって、なんでそこが一緒じゃないのと思われる方もたくさんいると思うんです。でも現在「棋士」は男性しかいないですが、女性にも門戸は開かれている状態なのになれない、ハードルが非常に高いものだというのを知ってもらえる機会になっていればいいなと思います。400年以上の歴史がある中で、初めて「もしかしたら…」という可能性を見せてもらえたことには、すごくワクワクしました。結果として叶わなかったとしても、本当に意味がある挑戦だったと思いますし、本当にかっこよかったです。

里見先生の対局数、スケジュールの雰囲気を見て、軽々しくまた挑戦してほしいとは言えないなというところが本音です。女性が「棋士」になることへの挑戦は、これからもぜひトライし続ける人が現れてほしいなと思います。現状、里見先生が最強ポジションにおられるんですが、これからに期待というところです。女流棋士の方々も、絶対に天才の枠に入られている方々なので、変わらず応援はしていきたいですね。

里見女流五冠や、西山朋佳女王・女流王将（27）といった奨励会経験者はもちろん、今後新たに女流棋界から「棋士」を志す者が出てくる可能性はある。また三段リーグにも女性が在籍しており“通常ルート”での快挙達成の期待も膨らむところだ。そんな先輩たちに刺激を受けたのか10代の中高生の女流棋士が続々と将棋の世界に飛び込んできた。

鎌田　私は棋士や女流棋士になる前のアマチュアの方々まで把握はできていないので、このタイミングで一気に花開くことになっているかは不思議です。インターネットで練習していることによるものなのか、内訳は気になりますね。名字が同じ鎌田さんという方がいらっしゃるので、そこは純粋にびっくりしました（笑）。まずは周りから「鎌田さんっていう子がいて、もしかしたらそのままプロになるよ」と、教えてもらっていました。その後、女流棋士になられて、だんだんメディアに出てきて写真とかも拝見すると、すごくかわいらしい方じゃないですか。「アイドルよりアイドルじゃん」と（笑）。同じ鎌田ではありますが、14歳のかわいらしさに26歳は敵わんよと思っていました。

鎌田女流2級は中学生で、対局には制服で来る。この初々しさは、藤井竜王が最年少でプロ入りを果たした時、学ラン姿で対局していたことが思い出される。また鎌田女流2級のほかにも10代の女流棋士がしのぎを削り始めている。

鎌田　若さが持つかわいさは絶対にあるので、本当にまぶしいなと思いました。対局姿もまだ制服ですよね。最初に見た時に夏服で、次見た時に冬服で「いいな」と（笑）。藤井先生の学ラン姿とかと同じですよね。アイドルに関して言えば、同世代がいる刺激は、絶対にあると思います。一番のライバルでもあるし、一緒に過ごす時間も長くなると、家族みたいな存在にもなって、時には大きな支えにもなるので。研究会とかもありますでしょうし、切磋琢磨してこれからも楽しい将棋界になればいいなと思います。

女流棋界も現在、過去を問わず同時期にライバルとなる存在がタイトル戦で何度も戦い、高めあった歴史がある。里見・西山の2トップの背中を追う10代の女流棋士が、10年後には大きな舞台で活躍しているはずだ。
（ABEMA／将棋チャンネルより）