渡辺明名人、山崎隆之八段が二回戦進出｜第93期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント

▲渡辺明名人〇－△島朗九段●
▲森内俊之九段●－△山崎隆之八段〇

2022/2/25 17:23

第９３期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント１回戦で島朗九段（右）に勝利した渡辺明二冠＝２５日、東京・千駄ケ谷の将棋会館

藤井聡太棋聖（１９）＝竜王・王位・叡王・王将＝への挑戦権を懸けた第９３期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント（本戦）の１回戦、渡辺明二冠（３７）＝名人・棋王＝―島朗九段（５９）戦が２５日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指され、先手の渡辺二冠が勝ち、準々決勝進出を決めた。

渡辺二冠は次局で、ベスト４進出を懸けて三浦弘行九段（４８）と対戦する。

渡辺二冠は第９０期に初の棋聖を獲得した。しかし、翌期に藤井棋聖に最年少での初タイトル獲得を献上。挑戦者としてリベンジを狙った昨年の第９２期でも苦杯をなめた。今期は本戦からの登場で本局が初戦だ。

一方、第６５期で挑戦者となった島九段は２次予選から本戦出場を果たした。

振り駒で渡辺二冠が先手となり、午前１０時に対局開始。居飛車党同士の戦いは横歩取りの戦型となった。対局が進むにつれて巧みな対応を見せる渡辺二冠が少しずつリードを広げた。その後、７９手目を見た島九段が午後４時１０分、投了した。

情報源：渡辺二冠、挑戦に向け白星発進　ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント – 産経ニュース

2022/2/25 19:26

第９３期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント１回戦で森内俊之九段を破り、対局を振り返る山崎隆之八段（右）＝２５日、東京・千駄ケ谷の将棋会館

藤井聡太棋聖（１９）＝竜王・王位・叡王・王将＝への挑戦権を懸けた第９３期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント（本戦）の１回戦、森内俊之九段（５１）―山崎隆之八段（４１）戦が２５日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指され、後手の山崎八段が１１４手で勝ち、ベスト８進出を決めた。

山崎八段は次局でベスト４進出を懸けて、佐々木大地六段（２６）－冨田誠也四段（２６）戦の勝者と対戦する。

森内九段は２次予選から出場、２期連続の本戦登場。山崎八段は前期ベスト４のため、今期はシードとして本戦からの出場となり、本局が初戦となる。

振り駒で森内九段が先手。午前１０時に対局が始まり、戦型は角換わりとなった。山崎八段の攻めを森内九段が受ける展開から相入玉模様となったが、最後は山崎八段が挟撃態勢を築き、森内九段が午後６時１８分、投了に追い込まれた。