藤井聡太王位、“最大の壁”豊島将之竜王に初の連勝!2つ目のタイトル防衛に前進 難所で勝負術も冴える/将棋・王位戦七番勝負

藤井聡太王位が勝ち、2勝1敗|お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負第3局

117手 4六飛まで、▲藤井聡王位 の勝ち


2021.07.22 18:55

藤井聡太王位、“最大の壁”豊島将之竜王に初の連勝!2つ目のタイトル防衛に前進 難所で勝負術も冴える/将棋・王位戦七番勝負

将棋の藤井聡太王位(棋聖、19)が7月21、22日に行われた、お~いお茶杯王位戦七番勝負第3局で、挑戦者の豊島将之竜王(叡王、31)に勝利、シリーズ成績を2勝1敗とし、防衛に大きく前進した。過去の対戦成績で大きく負け越し“天敵”とも呼ばれていた豊島竜王に対し、この王位戦で第2局に続き連勝。前局は逆転勝ち、本局は中盤からリードしての快勝と、これまでの負のイメージを完全に振り払った。

本局までに2勝7敗と大きく負け越していた相手に、巧みな勝負術と突出した終盤力で快勝した。先手番から久々に採用したかつてのエース戦法・角換わり(腰掛け銀)で挑んだが、1日目はむしろ豊島竜王のペースに。形勢には大きな差こそなかったが、封じ手の段階で棋士の間では「豊島竜王がやりたいことをやっている」というのが評判だった。

ただ、明けて2日目から形勢は両者の間を揺れ動くことに。ここで藤井王位の勝負術が光った。中継していたABEMAの「SHOGI AI」では、瞬間的にはっきり豊島竜王が優勢に見えるほど傾いたが、これが数字で見るよりも難解。豊島竜王が確実な一手を選択すると、ここから形勢グラフが藤井王位に傾き出し、終盤に向かうに連れて、その差はさらに開いていった。今回のシリーズで初めて中盤でリードを奪った藤井王位も、このチャンスを逃すことなく、持ち前の終盤力できっちり勝ちへと結びつけた。

対局後、藤井王位は「(1日目は)こちらがどう対応するのか難しいと思っていました。封じ手の局面で自信がなかったです」と苦戦だと感じていたと振り返ると、2日目の入り攻勢になると「本譜は細い攻めでしたが、勝負しようと思いました。攻めとしてつながる形になったので、こちらの玉を囲ってあるのが活きる展開になりました」と、ポイントをあげた。2勝1敗とリードして迎える第4局については「王位戦に関しては間が空くので、しっかり準備して臨めればと思います」と語った。

藤井王位にとって“最大の壁”でもあった豊島竜王に対して連勝を決めた意味は、非常に大きい。王位戦七番勝負の前まで、長時間対局で勝ったことがなかったが、持ち時間8時間の2日制という、地力と試される戦いで2勝1敗と勝ち越した。25日からは防衛・挑戦の立場を入れ替えて、叡王戦五番勝負が開幕する。ダブルタイトル戦となり合計「十二番勝負」とも呼ばれる中、王位戦七番勝負第1局で藤井王位が完敗した際には、「豊島強し」のインパクトが大きく、どちらのタイトル戦も豊島竜王有利という声も出始めていたほどだ。がっぷり四つに組んでの力勝負で、力強く寄り切るように勝った藤井王位。いよいよ王位の防衛、さらには叡王の奪取という三冠達成の未来も色濃く見えてきた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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2021.07.22 19:02

豊島将之竜王、藤井聡太王位に初の連敗「一番粘れない順を選んでしまった」シリーズ1勝2敗と負け越しに/将棋・王位戦七番勝負

将棋のお~いお茶杯王位戦七番勝負第3局が7月21、22日に行われ、挑戦者の豊島将之竜王(叡王、31)は藤井聡太王位(棋聖、19)に117手で敗れた。この対局の前までは通算で7勝2敗と大きく勝ち越していたが、本局では中盤から形勢を損ねるとそこから挽回できずに敗戦。第2局と合わせ、藤井戦においては初の連敗となった。

藤井王位の“天敵”として立ちはだかってきた先輩棋士にとって、痛い連敗だ。「藤井さんは特別な才能を持った方」と、その力を高く評価している豊島竜王ではあったが、ここまでの戦績では明確に勝ち越していた。第1局や第2局と同様に、1日目の終了時点ではやや有利だったが、第3局は2日目の様子がかなり違った。瞬間的に有利、さらには優勢になったと思われたが、難解な中盤で徐々に藤井王位にポイントを奪われ逆転を許すと、その後は再逆転のチャンスをつかめず投了。今回のシリーズで初めてリードを奪われた。

対局後、豊島竜王は有利と見られていた封じ手の局面でも「難しいと思っていました」と明かすと、その後については「どうやっても悪いので、考えているうちに一番粘れない順を選んでしまった気がします。変化するところが難しかったです。途中から自信がなくなってしまったので」と、苦しい状況が続いていたと振り返った。1勝2敗と勝ち越されての第4局には「間が空くので、他の対局を一生懸命頑張って、しっかり準備したいと思います」と巻き返しを誓っていた。

両者はこの王位戦七番勝負だけでなく、25日に開幕する叡王戦五番勝負でも防衛・挑戦の立場を入れ替えて対戦。合計「十二番勝負」でのダブルタイトル戦となっている。この連敗が、2つのタイトル戦でどんな影響を与えるか。答えが出るのは、3日後だ。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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2021年7月22日 20:11

藤井聡太王位(19)=棋聖と2冠=に豊島将之竜王(31)=叡王と2冠=が挑む第62期王位戦7番勝負第3局は22日、神戸市の「中の坊瑞苑」で2日目が指し継がれ、藤井が117手で勝利し、対戦成績を2勝1敗とした。今月19日に誕生日を迎えての初白星は豊島から挙げた初の連勝となった。

112手目を指した豊島が手指を消毒し、マスクを装着した。各8時間の持ち時間が3分まで減り、敗勢はもう免れようがない。それでも残り1分まで指し、118手目を指さず「負けました」の発声と共に駒台を右手でかざし投了の意思を示した。

「封じ手の前後は失敗したと思っていた。馬を引くのでは働きが悪くなって自信がなかった」

戦型は角換わり腰掛け銀。豊島が封じた66手目は、中央に厚みを築く銀打ちだった。劣勢を意識した藤井は敵陣へ角を打ち込み、馬を作る。自ら「遅い攻め」と評した馬銀交換の駒損の攻めに命運を託した。

その戦場が豊島王の頭上。飛車も攻めに加勢させたため格言「王飛接近すべからず」の悪形を藤井が突いた。価値の高い駒同士が接近して戦いが起こると、王手や詰めろと共に飛車も取られてしまうとして初心者も戒められる。「馬を切って、金を取り返す形になって攻めがつながった」と勝因を語った。

初対戦から6連敗を喫し、この日の勝利を加えても3勝7敗と大きく負け越す豊島からシリーズをリードした。「序盤の指し方に課題が多い。その辺りを改善したい」。19歳の誕生日を前にした17日、藤井は名古屋市での棋聖戦の初防衛祝賀会で19歳の抱負を示した。今回迎え撃つ豊島は早くから将来を嘱望され、物静かなたたずまいからも「谷川浩司2世」の異名を取った。中学生棋士こそ逃したが「序盤、中盤、終盤スキがない」とのキャッチフレーズで知られる研究家で、その天敵から奪ったリードは大きな手応えになったに違いない。

「第4局まで間が空く。その間にしっかり準備をしたい」。第4局は8月18、19日だが、その間に挑戦者で臨む叡王戦が3局ある。王者は豊島。暑くて熱い2人の夏は佳境へ入っていく。

情報源:藤井王位 王位戦第3局は117手で勝利し2勝1敗 19歳初白星は天敵・豊島竜王からの初連勝(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井王位 王位戦第3局は117手で勝利し2勝1敗 19歳初白星は天敵・豊島竜王からの初連勝― スポニチ Sponichi Annex 芸能


2021年7月22日 20時29分

第62期将棋王位戦第3局で勝った藤井聡太王位(右)と敗れた挑戦者の豊島将之竜王=2021年7月22日午後、神戸市、日本将棋連盟提供
第62期将棋王位戦第3局で勝った藤井聡太王位(右)と敗れた挑戦者の豊島将之竜王=2021年7月22日午後、神戸市、日本将棋連盟提供

将棋の藤井聡太王位(19)=棋聖と合わせ二冠=に豊島(とよしま)将之竜王(31)=叡王(えいおう)と合わせ二冠=が挑戦している第62期王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)の第3局が21、22の両日、神戸市北区の「中の坊瑞苑(ずいえん)」で指され、22日午後6時40分、藤井王位が117手で勝ち、シリーズ成績を2勝1敗とし、王位の防衛まであと2勝と迫った。王位戦七番勝負は持ち時間各8時間の2日制。第4局は8月18、19の両日、佐賀県嬉野市で。

6月29、30の両日に名古屋市中区で指された第1局は豊島竜王が快勝。7月13、14の両日、北海道旭川市で指された第2局は藤井王位が逆転勝ち。両者1勝1敗で迎えた第3局は、藤井王位の先手番で、両者得意の「角換わり腰掛け銀」という戦型になり、難解な将棋に。攻めの強手を放った藤井王位が攻めをつなげ、勝ちきった。19日に19歳の誕生日を迎えた藤井王位にとって、19歳になって初の公式戦だったが、白星で飾った。

終局後、勝った藤井王位は「封じ手の前後の局面はちょっと自信ないかなと思っていた。(その後)攻めがつながる形になり、良くなったかと思った。第4局まで間が空くので、その間にしっかり準備して臨めればと思います」、敗れた豊島竜王は「(封じ手の辺りは)難しいと思って指していたが、(少し進んだ局面で)思わしい手が浮かばなかった。うまくいってないのかもしれないが、指している時はまだ悪いとは思っていなかった。(第4局まで)間が空くので、他の対局を一生懸命がんばって、準備をしっかりしたい」と話した。

本局の結果、両者の公式戦での対戦成績は藤井王位3勝、豊島竜王7勝となった。(佐藤圭司)

情報源:藤井聡太王位が豊島竜王下して2勝1敗 王位戦第3局:朝日新聞デジタル


終局直後

■勝った藤井聡太王位のインタビュー

── 角換わりの採用は、昨年の棋聖戦以来でしたが?
藤井 そうですね。公式戦では久しぶりでしたが、角換わりを指してみようと思いました。

── 9筋の端を突き越し、4筋に飛車を回る展開は想定にあった?
藤井 はい、そうですね。

── 一日目の形勢について。
藤井 △3三角(56手目)~△4六歩と動かれて、どう対応するのか難しかったです。

── △3三桂(70手目)~△4五桂と攻められた局面は?
藤井 封じ手の前後は自信がなかったので、よくしにこられるなら△3三桂とか△5八銀みたいな手になるのかなと思っていました。

── ▲3三馬(83手目)と切った辺りは?
藤井 ▲2五馬と引くのでは働きが悪いので、本譜は細い攻めですが、勝負しようと思いました。

── ▲8三銀(95手目)と打った辺りは?
藤井 一応、攻めがつながって、玉を囲っている形が生きる展開なったかなと思いました。

── 手応えを感じた局面は?
藤井 ▲5五金(107手目)で角を取るのが速い攻めになって手応えを感じました。

── 全体を振り返って。
藤井 駒を交換したあとの組み方が非常に難しくて、本譜は△4六歩(58手目)と押さえ込まれた辺りは自信なかったのですが、▲3三馬(83手目)と切ったあと、金を取り返す形になって攻めがつながった気がしました。

── 第4局に向けて。
藤井 王位戦に関しては、第4局まで少し間が空くので、しっかり準備をして臨めればと思います。

■敗れた豊島将之竜王のインタビュー

── 序盤の早い仕掛けは想定していましたか?
豊島 想定というか、本譜の進行は、途中まで考えたことがある将棋でした。

── △3三角(70手目)の辺りは。
豊島 いろいろあるのでしょうが、角を打ってみようかなと。

── 一日目の形勢について。
豊島 難しいと思って指していたのですが、▲4五歩(69手目)と打たれた局面で思わしい手が浮かばなかったので、もしかしたら、あまりうまくいっていないのかもしれません。でも指しているときは、そんなに悪いとは思っていなかったです。

── ▲3三馬(83手目)と切られた辺りは?
豊島 △3三銀(80手目)に代えて△3三桂では嫌な感じがしたので。本譜もきつかったですし、いろいろと嫌な順が多かったです。受けきるのは無理なので、たぶん悪いんでしょうね。

── ▲8三銀(95手目)と打たれた辺りは?
豊島 ちょっと、どうやっても悪いので、考えているうちに、いちばん粘れない順を選んでしまいました。

── 全体を振り返って。
豊島 変化するところが難しく、途中からは自信がなくなってしまったので▲4五歩(69手目)の局面は結構考えたのですが、いい勝負になる手順が分からなかったです。

── 第4局に向けて。
豊島 間が空くので、ほかの対局を一生懸命頑張って、準備をしっかりしたいと思います。

情報源:お~いお茶杯王位戦中継Blog : 終局直後


藤井聡太王位に豊島将之竜王が挑戦する、お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負の第3局が7月21・22日(水・木)に兵庫県神戸市の「中の坊瑞苑」で行われ、藤井王位が豊島竜王を117手で破り、七番勝負の成績を2勝1敗としました。

第4局は8月18・19日(水・木)に佐賀県嬉野市の「和多屋別荘」で行われます。

情報源:藤井聡太王位 VS豊島将之竜王 お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負第3局 藤井聡太王位が勝利|将棋ニュース|日本将棋連盟


シリーズ成績


投了まで

初手からの解説



https://twitter.com/mynavi_shogi/status/1418162898858217477


藤井聡太王位-△豊島将之竜王(棋譜中継

117手 4六飛まで、▲藤井聡王位 の勝ち


 


 

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