117手 6六銀まで、▲藤井聡二冠 の勝ち
2021.07.07 00:31
将棋の藤井聡太王位・棋聖(18)が7月6日、順位戦B級1組の4回戦で久保利明九段(45)に117手で勝利し、今期の成績を3勝1敗とした。13人参加のB級1組で、昇級枠は成績上位2人。自力での昇級の可能性をつなぎ、3連勝の上位陣にしっかりと食らいついた。
通常、全局一斉に行われる順位戦だが、タイトル戦などで日程が詰まっている藤井王位・棋聖は、当初予定されていた15日よりも1週間以上前倒しして、本局に臨んだ。振り飛車の名手・久保九段との一局は、大方の予想通り、先手の藤井王位・棋聖が居飛車、久保九段が振り飛車(四間飛車)の対抗形でスタート。両者、美濃囲いで自玉の安全にしてから、じっくりとした序盤・中盤を経過していった。
形勢が少しずつ傾き始めたのが、午後6時からの夕食休憩を終えて、夜戦に入ってから。久保九段が先に仕掛け、藤井陣を崩しにかかったところを、藤井王位・棋聖は冷静に対処。金銀4枚で隙なく守り、相手の大駒の効果を半減させると、攻めの手番が回ってきたところで端攻めから活路を見出し有利、さらには優勢に。中継していたABEMAの「SHOGI AI」による勝率が、緩やかに藤井王位・棋聖の勝率99%に近づく通称「藤井曲線」を描いたが、最終盤では最善手以外であれば、急激に形勢を損ねる細い道だった局面も多く、難解な将棋を勝ち切った。
対局後、藤井王位・棋聖は「序盤から手の組み合わせが多い将棋なので、どういう感じで行くのか序盤から難しかったです。(終盤は)少し端攻めがうまく行くかわからなかったのですが、攻めがつながる形になりました」と振り返ると、3勝1敗については「手強い相手ばかりなので、3勝1敗は悪くない。一局一局、気を引き締めていけたらと思います」とコメント。また「最近対局が多いので、コンディションを崩さないようにとは意識していました」とも語った。
藤井王位・棋聖には、最難関の最年少記録といえる最年少名人の更新に可能性が残されている。今期、B級1組からA級に昇級、来期のA級で挑戦権を獲得し奪取に成功すれば、谷川浩司九段(59)が持つ21歳2カ月の記録を更新する。
3日には渡辺明名人(棋王、王将、37)の挑戦を退け、棋聖のタイトルを防衛。最年少でのタイトル防衛と九段昇段を果たしたばかりだが、中3日で10日には竜王戦の決勝トーナメントで山崎隆之八段(40)と対戦。初の竜王挑戦に向けた重要局が待っている。またさらに中2日で13、14日には、豊島将之竜王(叡王、31)を挑戦者に迎えての王位戦七番勝負第2局が控える。長時間対局も多く、事前研究と体調管理も難しい日々が続くが、このハードスケジュールを乗り切れば、月末に開幕する叡王戦五番勝負での三冠獲得、さらに四冠への挑戦などにも道が開ける。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:藤井聡太王位・棋聖、久保利明九段と深夜の熱戦に勝利 3勝1敗で首位グループ追走/将棋・順位戦B級1組(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井聡太王位・棋聖、久保利明九段と深夜の熱戦に勝利 3勝1敗で首位グループ追走/将棋・順位戦B級1組 【ABEMA TIMES】
2021年7月7日 11時30分
将棋の藤井聡太二冠(18)=王位、棋聖=が6日、第80期名人戦・B級1組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の4回戦に臨み、久保利明九段(45)に117手で勝ち、今期B級1組での成績を3勝1敗とした。敗れた久保九段は0勝3敗となった(久保九段は3回戦が空け番)。藤井二冠の順位戦の通算成績は42勝2敗となった。
対局は大阪市福島区の関西将棋会館で午前10時、藤井二冠の先手番で始まった。久保九段の振り飛車に藤井二冠が居飛車で対抗。じっくりとした中盤戦となったが藤井二冠が攻め勝った。終局は翌7日午前0時21分。
終局後、勝った藤井二冠は本局の内容を「(久保九段の)角交換振り飛車(という作戦を受けて立つ形)になって、序盤から手の組み合わせの多い将棋なので、どういう感じでいくのか序盤から難しかった。(久保九段の30手目)△3九角から馬を作られるのが軽視していた手で、本譜の順は3筋を突破するには至らないので、(自身の29手目)▲8八玉と寄ったのがどうだったかなと思っていました。(夕食休憩の少し前で、久保九段に44手目)△3一飛と寄られた局面で、(桂取りの)▲2六歩か本譜の▲8六角かを考えていたんですけど、▲8六角に対する久保九段の△5一飛が見えていなかったので、たぶん▲2六歩の方が良かったかもしれません。(61手目)▲2三歩成から攻め合って、若干、駒得になったので、(自分の方が)手厚くなったかなと思いました。(77手目▲9五歩からの)端攻めがうまくいくかどうか分からなかったんですが、(95手目)▲4六銀から攻めがつながる形になったかなと思いました」と振り返り、「B級1組になって手強い相手ばかりなので、(そこでの出だし)3勝1敗は悪くないのかなと思う。この後も一局一局、気を引き締めていけたら。最近、対局が多いので、コンディションを崩さないようにというのは意識していた」と話した。
敗れた久保九段は本局の内容を「一手一手がちょっと分からない難しい将棋。いろんな変化や含みがあって、思わず考えてしまう将棋だった。(46手目)△5一飛の感触がいいかなと思ったが、やってみると大変だった。端の(攻めに対する)対応で、もう少しうまい対応があったら……。本譜は、一番受けづらい形で受けようとしてしまった」と振り返り、「(今期B級1組は3連敗スタートとなったが)結果は出てませんが、やるだけのことは、やってるつもりなので、また次、頑張りたいと思います」と話した。
B級1組4回戦は当初、15日に6局一斉に指される予定だったが、藤井二冠のタイトル戦の日程の関係で、本局だけ早く指された。3回戦終了時点で3勝0敗の棋士が3人いる。13人が在籍するB級1組からA級へ昇れるのは成績上位2人だけで、激しい昇級争いが続きそうだ。
本局の結果、藤井二冠と久保九段の対戦成績は3勝3敗となった。(佐藤圭司)
情報源:将棋の藤井聡太二冠、B級1組順位戦で久保九段に勝利:朝日新聞デジタル
第80期順位戦B級1組で、藤井聡太王位・棋聖VS久保利明九段の対局が7月6日(火)に行われ、藤井王位・棋聖が117手で久保九段に勝ち、3勝1敗としました。
敗れた久保九段は0勝3敗です。
情報源:藤井聡太王位・棋聖VS久保利明九段 第80期順位戦B級1組 藤井聡太王位・棋聖の勝利|棋戦トピックス|日本将棋連盟
B級1組 4回戦
情報源:第80期名人戦・順位戦 B級1組
投了までの10分
終局後のインタビュー
感想戦
初手からの解説
第80期名人戦順位戦B級1組
4回戦で藤井聡太二冠が勝利対局日 2021年7月6日https://t.co/2dMOuGBO1e#順位戦B級1組#藤井聡太二冠
— アネモネ (@Anemone_coro_) July 7, 2021
村)「B級1組になって手強い相手ばかりなので、(そこでの出だし)3勝1敗は悪くないのかなと思う」「最近、対局が多いので、コンディションを崩さないようにというのは意識していた」
将棋の藤井聡太二冠、B級1組順位戦で久保九段に勝利:朝日新聞デジタル https://t.co/vpqXeg07kD— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) July 7, 2021
大変遅くなりましたが、昨日の感想戦動画です。
藤井聡太二冠「3勝1敗は悪くないのかなと」久保利明九段に勝利、感想戦【第80期将棋名人戦・B級1組順位戦】
https://t.co/5HLmEoPX7c pic.twitter.com/PU2zNplGaG— 高津祐典 (@yusuketakatsu) July 7, 2021
村)B級1組順位戦、藤井聡太二冠が久保利明九段に勝ちました。藤井二冠は3勝1敗、久保九段は0勝3敗です。
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) July 6, 2021
順位戦B級1組4回戦、藤井聡太二冠が久保利明九段に勝ちました。
終局時間は午前0時21分。
藤井二冠が中盤からじわじわとリードを広げての快勝でした。A級では藤井二冠との王位戦を戦っている豊島将之二冠が広瀬章人八段に敗れました。
明暗が分かれましたが、北海道での第2局はいかに(岡)— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) July 6, 2021
順位戦B級1組
▲藤井聡太二冠―△久保利明九段戦は藤井二冠の勝利。馬取りに打った6六の桂が最後7四に跳んで詰み。詰将棋でよく「ぴったりの詰み」といいますが、実戦でこんなにぴったり詰むことあるんかいっていうくらい、盤上の駒が全部働いてました。
そうなるように指してるんでしょうね😲
— 将棋情報局編集部 (@mynavi_shogi) July 6, 2021
#藤井聡太 王位・棋聖が勝利
【第80期 #順位戦 B級1組】
○藤井聡太王位・棋聖 VS ●久保利明九段
第80期順位戦B級1組で、藤井聡太王位・棋聖VS久保利明九段の対局が7月6日(火)に行われ、藤井王位・棋聖が117手で久保九段に勝ち、3勝1敗としました。https://t.co/RQVGGEvTD1
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) July 6, 2021
日付けは変わっていますが、
本日は藤井(聡)二冠との順位戦でした。
夕休辺りの局面はまずまずの展開だったと思いますが、その後の変化が広すぎて時間をどんどん使う展開になってしまいました。
色々試行錯誤しながら前だけ向いていきます。
お疲れ様でした。— 久保利明 (@toshiaki_kubo) July 6, 2021
▲藤井聡太王位・棋聖-△久保利明九段(棋譜DB)
117手 6六銀まで、▲藤井聡二冠 の勝ち
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これで3勝1敗。
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