石本初段を下し、里見倉敷藤花への挑戦権を得た中井六段。女流タイトル戦の最年長挑戦者となる=東京・将棋会館

中井広恵女流六段が、女流棋士最年長で挑戦者に|第28期倉敷藤花戦

タイトル挑戦最年少記録保持者であり、これで女流タイトル挑戦最年長記録更新になり・・・・


石本初段を下し、里見倉敷藤花への挑戦権を得た中井六段。女流タイトル戦の最年長挑戦者となる=東京・将棋会館
石本初段を下し、里見倉敷藤花への挑戦権を得た中井六段。女流タイトル戦の最年長挑戦者となる=東京・将棋会館

女性将棋の公式タイトル戦「第28期大山名人杯倉敷藤花戦」の挑戦者決定戦は1日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、後手の中井広恵女流六段(51)が136手で石本さくら女流初段(21)を下し、挑戦権を得た。11月の3番勝負出場時の51歳4カ月は女流タイトル戦挑戦者の最年長となり、17期ぶりの復位を目指し、里見香奈倉敷藤花(28)=清麗、女流名人、女流王位=に挑む。

中井六段は倉敷藤花位を9~11期に3連覇しており、3番勝負はタイトル保持者として臨んだ2004年以来となる。対局後「年齢的に厳しいと思っていたけどチャンスが来た。強い里見さんといい勝負ができるように、全力でぶつかりたい」と語った。従来のタイトル戦挑戦者の最年長記録は、清水市代女流七段(51)が18年に女流王座戦に挑んだ49歳9カ月だった。

対局では中井六段が居飛車、石本初段が振り飛車の対抗形に。中井六段は終始手厚い指し回しで、石本初段を追い込んだ。主要タイトルへの初挑戦を逃した石本初段は「まだ実力が足りなかった。この舞台にまた戻って来られるようにチャレンジしたい」と話した。

3番勝負は11月5日に大阪市の関西将棋会館で第1局、21日に倉敷市芸文館で公開対局の第2局を行い、1勝1敗となった場合は22日に同館で第3局が指される。日本将棋連盟、倉敷市、同市文化振興財団、山陽新聞社主催。

2020年10月01日 20時59分 更新

情報源:中井広恵女流六段が挑戦者に 倉敷藤花戦、女流棋士最年長で:山陽新聞デジタル|さんデジ


中井女流六段が石本女流初段に勝ち、挑戦を決めました。投了図以下は▲3九玉△2七桂▲2九玉△1九香成までの詰みとなります。終局時刻は15時21分。消費時間は両者2時間。中井女流六段がリードを奪ってから、手堅い指し回しで圧倒しました。中井女流六段は女流タイトル挑戦の最年長記録を更新。タイトル戦登場は2007年の女流名人戦以来13年ぶり。本棋戦では2004年の第12期以来、16年ぶりの三番勝負登場になります。

情報源:大山名人杯倉敷藤花戦中継Blog: 中井女流六段が挑戦決める


(終局後、主催紙によるインタビューが行われた)

【中井女流六段の談話】

――倉敷藤花戦の番勝負に進むのは2004年以来、16年ぶりとなります。
「年齢的にも厳しいかなと思っていたんですけど、チャンスがきたので、頑張りたいと思います」

――一局を振り返って
「香を取れれば少しいいのかなと思っていたんですけど、堂々と▲同銀(33手目)と取られてしまったので……。形勢判断がよく分からなかったです」

――最初は想定通りだったのでしょうか。
「石本さんはいろいろな将棋を指されているので、正直、どんな戦型になるか予想がつかなかったです」

――よくなったと思ったところは。
「終盤、上部が手厚くなって、先手玉が見えやすい形になったところは何とかなるのかなと」

【石本女流初段の談話】
――一局を振り返って。
「まだ陣形が完成していないので、(後手からの)仕掛けはやりづらいかなと思っていました。香を取らせてる間に堅さを生かしてさばければと思いましたが、じわじわ駒損が響いて手厚く指され、食いつけそうで食いつけなかったです」

――最初の流れは思った通りでしたか。
「若干、想定していた形とは違っていたんですけど、三間飛車でいこうというのは決めていました」

――もう少しでタイトル初挑戦というところでした。今後の抱負は。
「挑戦者決定戦まできたのは初めてで、チャンスと思っていたんですけど、実力が足りなかったと思うので、またこの舞台にチャレンジできるように頑張りたいです」

情報源:大山名人杯倉敷藤花戦中継Blog: 終局直後


感想戦終了後、中井女流六段は報道陣からのインタビューに答えました。

――いまのお気持ちは。
中井 挑戦者になることを目標にしていたので、タイトル戦に久しぶりに出られてうれしいです。

――2006年度以来のタイトル戦登場です。
中井 自分でも、いつタイトル戦に出たのか思い出せないくらい。それだけ若手が増えて強くなった、こちらが衰えてきたことの証かなと。弟弟子のおじさん(注:木村一基九段のこと。佐瀬勇次名誉九段門下の同門)も頑張っているので、おばさんも頑張らないと、という感じです。

――木村一基九段の影響は大きかったですか。
中井 挑戦者になってタイトル戦で戦うのはすごいことだなと思っていましたし、特に注目されたタイトル戦だったので、刺激を受けました。

――今回、挑戦できた要因は。
中井 わからないです(笑)。正直。本局もちょっとよさそうと思っていましたが、最後まで自信がそんなに持てていたわけではないですし。

――以前から将棋の勉強法は変えましたか。
中井 コンピュータの影響で、修行時代の昭和の将棋、平成の将棋とは、戦型や感覚的なものがだいぶ違ってきているので、ついていくのが大変というところはあります。

――中井さんの挑戦で勇気づけられるファンもいると思います。どのような将棋を見せたいですか。
中井 里見さんは若い頃から渋いというか、老獪な指し方もするというか、そういうところがあったので、こちらは逆に若い将棋で対抗したいなと。里見さんはいろいろな戦型を指すので、自分なりに研究して全力でぶつかっていきたい。相手が強いので、正直難しい戦いだとは思います。せっかくいただいたチャンスなので、いい将棋を指して結果がうまくついてくるようにしたいなと。

――里見さんとは6勝6敗。そのあたりの意識は。
中井 互角とは思っていない。最近は全然対戦がなく、こちらが勝ち上がっていかないと当たらない。久しぶりに対局ができることはうれしい。吸収できる部分が多いと思うので、貴重なタイトル戦になると思っています。

――初めてタイトル戦に出られたのが13歳で最年少記録になっています(注:1983年4月開幕の女流王将戦三番勝負)。また最年長でタイトル戦に出られることに、どのような思いがあるか。
中井 一番最初のタイトル戦は遥か昔のことで、それから40年近くたっているので、年月とともにいろいろなことがあったなあと。正直、ずっとタイトル戦から遠ざかっていて、若くて強い女流棋士がどんどん出てきて活躍しているので、年齢的にタイトル戦に出るのは厳しいのかなとも思っていた。そういう意味ではすごくうれしいです。

情報源:大山名人杯倉敷藤花戦中継Blog: インタビュー


第1局 11月5日(木)「関西将棋会館」
第2局 11月21日(土)岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」
第3局 11月22日(日)岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」

本局の中継は以上で終了いたします。ご観戦くださいまして、ありがとうございました。

情報源:大山名人杯倉敷藤花戦中継Blog: 第28期倉敷藤花戦 三番勝負の日程


第28期大山名人杯倉敷藤花戦挑戦者決定戦、中井広恵女流六段VS石本さくら女流初段の対局が10月1日(木)に行われ、中井女流六段が136手で石本女流初段に勝ち、三番勝負進出を決めました。

三番勝負第1局は11月5日(木)に行われます。

情報源:中井広恵女流六段VS石本さくら女流初段 第28期大山名人杯倉敷藤花戦 挑戦者決定戦 中井広恵女流六段が勝利|棋戦トピックス|日本将棋連盟




石本さくら女流初段 vs △中井広恵女流六段(棋譜中継棋譜DB

中井女流六段お振り歩先、と金が3枚で石本女流初段の先手
初手は、▲石本女流初段 7八飛、△中井女流六段 8四歩
136手 3七と金まで、△中井女流六段 の勝ち





すごいな・・・