藤井聡太二冠に5戦全勝の“ラスボス”豊島将之竜王「原因が不明。どう対処していいかわからなかった」不振からの脱出

藤井聡太二冠に5戦全勝の“ラスボス”豊島将之竜王「原因が不明。どう対処していいかわからなかった」不振からの脱出 【ABEMA TIMES】

ふむ・・・


2020.09.13 07:00

先の見えない霧か、光が差し込まない分厚い雲か。将棋界の超トップクラスの棋士に数えられる豊島将之竜王(30)が、この夏まさかの不振に見舞われた。不振と言っても対戦相手が、渡辺明名人(棋王、王将、36)や永瀬拓矢二冠(28)といったタイトルホルダーが続いたこともある。ただ本人が「ここ2、3年はなかったと思う」5連敗や、10局で2勝8敗という期間には少々戸惑った。「原因が不明だったので、どう対処していいかわからなかった」とまで話した豊島竜王だが、いよいよ不振からの脱出を感じさせる強さが戻ってきた。

9月12日に臨んだ対局は、将棋日本シリーズ JTプロ公式戦の2回戦。1回戦をシードされたため今期初登場だったが、相手は将棋界の階段を一気に駆け上がってきた天才・藤井聡太七段(18)。過去の成績は、豊島竜王の4戦全勝。約1年ぶりの対決だった。

豊島竜王

全勝ですか?たまたまだと思うんですけどね。どんどん強くなられている方なので、過去の成績はこれからには関係ないかなと思います。1局目に指した時から強かったですけど、まだ余裕がありました。ただその後は本当に際どい、どちらに転んでもおかしくない将棋でした。直接対決がなかった時も棋譜を見ていて、さらに強くなられているとは思いましたし、(最年少でタイトルを獲得した)棋聖戦は非常にいい内容で、見ていて勉強になりました。本当にレベルの高い将棋でした。

対局前、年齢では一回り下の実力者について、こんな評価を語っていた豊島竜王だが、藤井二冠が大活躍した今夏、自分は謎の不振に足をつかまれていた。「原因が不明だったんですよね。だいたい何か原因がわかって、それを改善すればよかったんですが…。そんなに長い連敗は、この2、3年はなかったんですよね。昔は結構連敗が多かったですけど」と、解決策を見つけられないまま、黒星が並ぶ日々を送った。

この間に名人のタイトルを失い、現在持っているのは竜王のタイトルのみ。再び名人に挑戦すべく2期ぶりに出場した8月31日の順位戦A級、稲葉陽八段(32)との対局に勝利、連敗を「3」で止めた。1週間後の9月6日に行われた叡王戦七番勝負の第8局でも2勝3敗2持将棋の瀬戸際から快勝を収め、最終第9局に持ち込んだ。そして12日の藤井二冠戦。最終盤は、形勢が両者の間を大きく揺れ動く将棋になったが、最後は力強さも見せて勝利。対藤井二冠に、無傷の5連勝をあげた。数々のトップ棋士を打ち破る藤井二冠から見れば、まさに“ラスボス”といっても過言ではない存在だ。

豊島竜王も自ら「一番悪い状態は抜けることはできたかなと思います」と話すように、やっと本来の自分を取り戻し始めた。「これからまた対局が増えてきます。順位戦、竜王戦、王将リーグ。調子を上げて、いい内容の将棋を指して、結果を何かしら得たいですね」と、言葉にも力強さが伝わった。8つのタイトルを4人で持ち合う状況で、一冠なのは豊島竜王だけだが、本来の姿に戻れば再び将棋界の頂点に君臨する日がやってくる。

情報源:藤井聡太二冠に5戦全勝の“ラスボス”豊島将之竜王「原因が不明。どう対処していいかわからなかった」不振からの脱出(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュースコメント

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トーナメント表

スケジュール

情報源:第41回将棋日本シリーズ プロ公式戦


藤井聡太二冠 vs △豊島将之竜王(棋譜中継

意気込み

豊島竜王の振り歩先、と金が3枚で藤井聡二冠の先手

初手は、▲藤井聡二冠 7六歩、△豊島竜王 3四歩

96手~100手の逆転シーン

108手 5八金まで、△豊島竜王 の勝ち



  



不信の理由・・・、やっぱり永瀬との叡王戦と渡辺名人との名人戦の同時進行による研究時間不足?