女流プロ２級の資格を獲得した野原さん
倉敷藤花戦

16歳の野原未蘭さん、現役最年少の将棋女流棋士に　倉敷藤花戦で8強進出

女流棋士資格を決めた相手は、藤井聡太棋聖の姉弟子として有名な室田伊緒女流二段

2020年7月29日 16時35分(最終更新 7月29日 16時35分)

現役最年少の女流棋士になることが決まった野原未蘭アマ＝大阪市福島区の関西将棋会館で2020年7月29日（日本将棋連盟提供）
現役最年少の女流棋士になることが決まった野原未蘭アマ＝大阪市福島区の関西将棋会館で2020年7月29日（日本将棋連盟提供）

関西将棋会館（大阪市福島区）で29日に指された女流棋戦、第28期倉敷藤花戦トーナメント3回戦で、高校2年の野原未蘭（みらん）アマ（16）が室田伊緒女流二段（31）に84手で勝ち、ベスト8進出を決めた。野原アマは規定により女流棋士2級の資格を獲得。加藤結李愛（ゆりあ）女流初段（17）を抜き、現役では最年少の女流棋士になる。

野原アマは富山県在住。2018年の第43回中学生将棋名人戦で、女子選手で初の優勝を果たし、女流アマ名人戦は昨年まで3連覇している。【新土居仁昌】

情報源：16歳の野原未蘭さん、現役最年少の将棋女流棋士に　倉敷藤花戦で8強進出 – 毎日新聞

2020/7/29 17:46 (JST)

将棋のアマチュア強豪、野原未蘭さん（16）は29日、大阪市の関西将棋会館で指された第28期倉敷藤花戦トーナメント3回戦で室田伊緒女流二段（31）を破り、ベスト8に進んだ。野原さんは規定により、女流プロ2級の資格を獲得した。

女流プロになるには、養成機関の「研修会」で好成績を挙げるか、女流タイトル戦でベスト8に入ることなどが条件。対局後、野原さんは「勝ててすごくうれしい。これからは一局一局を大切にしたい」とプロへの決意を語った。今後、将棋連盟に資格申請書を提出し、受理されると正式に女流棋士となる。

情報源：将棋、野原未蘭アマが女流プロに　倉敷藤花戦で資格（共同通信） – Yahoo!ニュース（コメント）

情報源：将棋、野原未蘭アマが女流プロに　倉敷藤花戦で資格 ｜ 共同通信

2020年7月29日 16時55分

将棋の第２８期倉敷藤花戦のトーナメント３回戦・室田伊緒女流二段（３１）対野原未蘭（みらん）アマ（１６）戦が２９日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われ、後手の野原アマが８４手で勝ち、ベスト８に進出した。規定により、女流２級（女流棋士正資格）の資格を獲得した。既に資格申請の意向を示しており、日本将棋連盟所属の女流棋士となる。

女流棋士になるには、日本将棋連盟の育成機関「研修会」でＢ２クラスまで昇級するか、各女流棋戦でのベスト８進出など規定の成績を残す必要がある。後者の規定は２０１８年４月に制定されたばかり。同年にアマチュア時代の礒谷真帆女流初段（１８）＝日本女子プロ将棋協会（ＬＰＳＡ）所属＝が資格を獲得しており、２例目となる。

野原アマは富山市生まれ。５歳で将棋を始め、９歳から金沢市の道場「晩成塾」で元奨励会三段・鈴木英春さんの指導を受け、鈴木さんが考案した独創的戦術「英春流」を武器に戦ってきた。昇級を決めた本局でも、室田女流二段の初手▲７八飛に対して２手目に△６二銀と上がる自らの戦い方を貫いた。局後は「勝ててすごくうれしい。これからは一局一局大切にしたい」と喜びを語った。

２０１８年の中学生名人戦では女子として史上初優勝。数々の女流棋士を輩出した女流アマ名人戦では昨年まで史上初の３連覇を成し遂げた。

情報源：秘術「英春流」の使い手・野原未蘭アマが女流２級資格を獲得　倉敷藤花戦でベスト８に進出（スポーツ報知） – Yahoo!ニュース（コメント）

情報源：秘術「英春流」の使い手・野原未蘭アマが女流２級資格を獲得　倉敷藤花戦でベスト８に進出 : スポーツ報知

2020年7月30日 6時0分

現役最年少の女流棋士になることが決まった野原未蘭アマ＝大阪市福島区の関西将棋会館で2020年7月29日（日本将棋連盟提供）
現役最年少の女流棋士になることが決まった野原未蘭アマ＝大阪市福島区の関西将棋会館で2020年7月29日（日本将棋連盟提供）

将棋の野原未蘭アマ（１６）が２９日、大阪市の関西将棋会館で行われた第２８期倉敷藤花戦のトーナメント３回戦で室田伊緒女流二段（３１）に後手の８４手で勝ってベスト８進出を決め、規定により、女流２級（女流棋士正資格）の資格を獲得した。

盤上の戦法も、過去の足跡も前例のない存在だった高校２年生がいよいよ女流棋界に打って出ることになった。資格を得た野原さんは「勝ててすごくうれしい。これからは一局一局大切にしたい」と喜びながらも「里見（香奈女流４冠）先生や西山（朋佳女流３冠）先生に勝ってタイトルを取るにはもっと実力をつけなくちゃ」と早くも頂点を見据える。藤井聡太棋聖（１８）と同じ高校生だが「１学年先輩の先生がタイトルを獲得されたなら、私にもチャンスはあるのかな」と自らを重ねた。

女流棋士になるには日本将棋連盟の育成機関「研修会」で規定の階級まで昇級するか、各女流棋戦でのベスト８進出などの成績を残す必要がある。２０１８年に制定された後者の規定での資格獲得は日本女子プロ将棋協会（ＬＰＳＡ）の礒谷真帆女流初段（１８）に続いて２例目となった。

野原さんは、指導を受ける元奨励会三段・鈴木英春さん（７０）が考案した序盤戦術「英春流」の使い手。一昨年に女子として初めて中学生名人になり、女流アマ名人戦（後援・報知新聞社）でも昨年まで史上初の３連覇を成し遂げている実力者だけに、今後の活躍が期待される。

女流プロ２級の資格を獲得した野原さん
女流プロ２級の資格を獲得した野原さん

◆野原　未蘭（のはら・みらん）２００３年８月４日、富山市生まれ。１６歳。５歳で将棋を始める。９歳から金沢市の道場「晩成塾」で元奨励会三段・鈴木英春さんの指導を受ける。趣味は音楽鑑賞と絵を描くこと。アマチュアとして参加した過去の女流棋戦では２５戦１１勝１４敗。

情報源：１６歳野原未蘭アマが女流棋士資格…高校生でタイトル「私にもチャンスはあるのかな」（スポーツ報知） – Yahoo!ニュース（コメント）

情報源：１６歳野原未蘭アマが女流棋士資格…高校生でタイトル「私にもチャンスはあるのかな」 : スポーツ報知

2020.07.29 14:24

倉敷藤花戦３回戦で初手を指す野原さん（左）。手前は室田女流二段＝関西将棋会館（KITANIPPON SHIMBUN）
倉敷藤花戦３回戦で初手を指す野原さん（左）。手前は室田女流二段＝関西将棋会館（KITANIPPON SHIMBUN）

将棋の女流トップアマの野原未蘭（みらん）さん（１６）＝富山第一高校２年＝が２９日、大阪市の関西将棋会館で指された女流公式戦の第２８期倉敷藤花（とうか）戦トーナメントの３回戦で室田伊緒（いお）女流二段（３１）＝砺波市生まれ、大阪府＝との同郷対決を制し、ベスト８に進んだ。規定によりプロの女流棋士の資格を獲得した。「タイトルを目指して頑張りたい」と抱負を述べた。

県生まれの女流棋士誕生は、千葉涼子女流四段（４０）＝上市町生まれ、東京都＝と、室田女流二段に続いて１５年ぶり３人目。現役の女流棋士では加藤結李愛（ゆりあ）女流初段（１７）より約６カ月若く、最年少となる。

女流棋士の資格を取得するには、２５歳以下の女性が入会できる養成機関「研修会」か、アマでも参加可能な女流公式戦で規定の成績を収める必要がある。女流公式戦でプロ資格を獲得したのは礒谷（いそたに）真帆女流初段（１８）に続いて２人目。

対局後、プロ入り後の決意をしたためた色紙を持ち、笑顔を見せる野原さん＝関西将棋会館（KITANIPPON SHIMBUN）
対局後、プロ入り後の決意をしたためた色紙を持ち、笑顔を見せる野原さん＝関西将棋会館（KITANIPPON SHIMBUN）

倉敷藤花戦は女流七大タイトルの一つで、ベスト８に入ると女流棋士資格が与えられる。アマは２人だけが参加を認められ、野原さんは４年連続で出場。今期は自身最高のベスト１６まで勝ち進んでいた。日本将棋連盟に女流資格を申請し、早ければ９月１日に女流２級となる。　（呉人野々子）

◆ズーム◆「女流棋士」
将棋のプロ制度には男女の区別がない「棋士」と、女性だけで構成する「女流棋士」の制度がある。現役の女流棋士は約６０人。日本将棋連盟か日本女子プロ将棋協会（ＬＰＳＡ）に所属し、女流公式戦に出場している。フリーの女流棋士もいる。段位は２級からスタートし、最高位は七段。

情報源：将棋の野原さん（富山第一高）プロへ　倉敷藤花戦で同郷対決制す（北日本新聞） – Yahoo!ニュース（コメント）

情報源：将棋の野原さん（富山第一高）プロへ　倉敷藤花戦で同郷対決制す｜北日本新聞ウェブ[webun ウェブン]

室田伊緒女流二段

（大志　藤井聡太のいる時代）鮮烈編：３　強豪女子、丁寧な感想戦「うれしかった」：朝日新聞デジタル

おめでとうございます。

　

将棋世界（日本将棋連盟発行） 2020年8月号【電子書籍】
713 円