最年少タイトル・藤井聡太棋聖が一夜明け会見「将棋は本当に難しいゲーム」「これからも探究心を持って」

最年少タイトル・藤井聡太棋聖が一夜明け会見「将棋は本当に難しいゲーム」「これからも探究心を持って」 | ABEMA TIMES

110手 4一桂打まで、△藤井聡七段 の勝ち
棋聖奪取成功、藤井聡太棋聖 誕生


一夜明けて「探求」と揮毫する藤井聡太棋聖

一夜明けての記者会見


2020.07.17 09:49

最年少17歳11カ月で初のタイトルを獲得した将棋の藤井聡太棋聖(17)が7月17日、快挙から一夜明けて会見を行い、「将棋は本当に難しいゲーム。これからも探究心を持って、盤上に向かっていきたい」と、大きな結果に満足せず、さらなる成長を目指していた。主な質問と回答は以下のとおり。

-一夜明けの感想

まだ棋聖獲得については、あまりまだ実感がないです。今回、渡辺(明)先生と五番勝負を戦えたのは、自分にとって非常にいい経験だったかなと思います。

-家族への報告は

電話で家族を報告しました。喜んでもらえたのかなと思います。家族も結果は知っていたと思うので、自分からは特に何も。「よかったね」という風に言ってもらえました。母に電話で。

-師匠・杉本昌隆八段について

師匠も会見に同席していただいて、非常に喜んでいただいたと思いますし、先日竜王戦で師弟戦があったんですが「竜王戦でも頑張ってほしい」と言われました。

-色紙に「探究」と揮毫した理由について

この度、タイトルを取ることができましたけど、将棋は本当に難しいゲームで、この立場になってもまだまだわからないことばかりと感じるので、これからも探究心を持って、盤上に向かっていきたいという思いです。

-「藤井棋聖」と呼ばれることへの慣れ

現状では、まだ慣れない感じがしますが、これからタイトルホルダーとしての立ち居振る舞いも勉強していければと思います。

-歴代の「中学生棋士」は全員タイトルを獲得するなど活躍してきた

そのことについては、あまり自分としては意識をしていなかったです。強い棋士になられた、本当に素晴らしい実績を残された方ばかりですので、少しでも近づけたことはよかったかなと思います。先輩方の姿勢を見て、自分自身成長できたらなと思っています。

-自分の描いていた「未来予想図」よりタイトル獲得は早いか、遅いか

棋士になった段階では、タイトルは当然目指してはいたんですが、なかなか遠いものでもあったので、棋士になってから3年半で経験、成長をできたのが、今回の結果につながったのかなと思っています。

-挑戦中の王位戦への意気込み

ここまで王位戦で2局指して、木村(一基)王位の力強い指し手に苦しめられる場面も多かったかなと思います。そのあたりを反省して、第3局以降、いい内容の将棋を指したいと思っています。

-自分で成長を感じられた部分

トップ棋士との対戦の機会も得ることができて、自分の将棋の課題を見つけることができたかなと思います。特に中盤の指し回しとかは、デビュー当時より成長できたのかなと思います。

-将棋を頑張っている小学生に向けて

自分としては、好きなことに夢中で取り組んできたのが、ここまでつながったと感じているので、好きなことに全力で取り組むというのを、大切にしてほしいなと思います。

(ANNニュース)

情報源:最年少タイトル・藤井聡太棋聖が一夜明け会見「将棋は本当に難しいゲーム」「これからも探究心を持って」(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:最年少タイトル・藤井聡太棋聖が一夜明け会見「将棋は本当に難しいゲーム」「これからも探究心を持って」 | ABEMA TIMES


2020.7.17 10:43

対局から一夜明け、新聞を手に笑顔を見せる藤井聡太棋聖=17日午前、大阪市福島区の関西将棋会館(南雲都撮影)
対局から一夜明け、新聞を手に笑顔を見せる藤井聡太棋聖=17日午前、大阪市福島区の関西将棋会館(南雲都撮影)

産経新聞社主催の将棋タイトル戦「第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」を3勝1敗で制して初タイトルの棋聖を獲得した高校生棋士、藤井聡太棋聖(17)が第4局から一夜明けた17日午前、大阪市福島区の関西将棋会館で取材に応じた。17歳11カ月での初タイトルについて「目指していたが、遠いものでもあった。棋士になってから成長できたことが今回の結果につながった」と率直に述べた。

この日、スーツ姿で登場した藤井棋聖は「探究」と今の思いを揮毫した色紙を手にした。「将棋は難しく、この立場にたってもまだまだ分からないことばかり。探究心をもって盤上に向かいたい」と最年少タイトルホルダーが答えた。

現役最強とされ、棋王と王将を持つ渡辺明前棋聖(36)との熱戦については「渡辺先生との五番勝負はいい経験になった」と振り返った藤井棋聖。初タイトルは「まだ実感は湧きませんが、これから徐々に実感する場面が増えるのかなと思います」と答えた。

藤井棋聖と同様に中学生でプロ入りした加藤一二三九段(80)=引退=や谷川浩司九段(58)、羽生善治九段(49)、渡辺二冠らは、全員がタイトルを獲得した。タイトル獲得の重圧はなかったか問われると「意識していなかった。すばらしい実績を残した方々ばかりで、少しでも近づけてよかった」と話した。

16日の対局後は、家族に電話で棋聖獲得を報告。「母から『よかったね』と言っていただきました」と表情をほころばせた。その後、午前0時に就寝し、普段通りの午前6時に起床したという。

棋聖戦五番勝負と並行して木村一基王位(47)との王位戦七番勝負も戦っている藤井棋聖。「先生方に教わる貴重な機会。シリーズを通して成長したい」と、はつらつとした表情で語った。

情報源:藤井聡太棋聖、一夜明け「成長でき結果につながった」「探究心で盤上へ」(産経新聞) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井聡太棋聖、一夜明け「成長でき結果につながった」「探究心で盤上へ」 – 産経ニュース


2020年7月17日 9時9分

第91期棋聖戦を制した藤井聡太新棋聖が一夜明けの会見を行った(カメラ・豊田 秀一)
第91期棋聖戦を制した藤井聡太新棋聖が一夜明けの会見を行った(カメラ・豊田 秀一)

将棋の藤井聡太棋聖(17)が17日午前、史上最年少タイトル獲得から一夜が明け、大阪市の関西将棋会館で行われた会見に臨んだ。

晴れ晴れとした表情の藤井棋聖は、スーツ姿で登場し「探究 棋聖藤井聡太」と揮毫した色紙を掲げた。「これからも探究心を持っている思いで」「棋聖獲得の実感はまだないですけど、実感する場面が増えてくるのかなと思います」「電話で家族に報告したら喜んでもらえました。まあ…結果は知っていましたけど」。照れながら言葉を紡いだ。

前日、藤井棋聖は第91期棋聖戦5番勝負第4局で渡辺明前棋聖(36)=棋王、王将=に勝ち、対戦成績3勝1敗で初タイトルとなる棋聖を奪取した。17歳11か月でのタイトル獲得となり、1990年棋聖戦で当時18歳6か月の屋敷伸之九段(48)が樹立した史上最年少記録を30年ぶりに更新した。

19日に18歳の誕生日を迎える。東京に移動し、18日には日本シリーズJTプロ公式戦で菅井竜也八段(28)との17歳最後の一局に臨む。

情報源:藤井聡太新棋聖が一夜明け会見「電話で家族に報告しました。まあ…結果は知っていましたけど(笑)」(スポーツ報知) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井聡太新棋聖が一夜明け会見「電話で家族に報告しました。まあ…結果は知っていましたけど(笑)」 : スポーツ報知


2020年7月17日 9時47分

第91期棋聖戦を制した藤井聡太新棋聖が一明けの会見で色紙を手に笑顔を見せる(カメラ・豊田 秀一)
第91期棋聖戦を制した藤井聡太新棋聖が一明けの会見で色紙を手に笑顔を見せる(カメラ・豊田 秀一)

将棋の藤井聡太棋聖(17)が17日午前、史上最年少タイトル獲得から一夜が明け、大阪市の関西将棋会館で行われた会見に臨んだ。

以下、一問一答全文。

―一夜明けて、あらためて棋聖獲得の感想を。

「まだ棋聖獲得について実感はないですけど、これから徐々に実感する場面が増えてくるのかなと思います。渡辺先生と5番勝負を戦えたことは自分にとって良い経験になったのかなと思います」

―家族に連絡は。

「電話で家族に報告しまして、喜んでもらえました。まあ…でも結果は知っているのかなと思いますので、自分からは特に何も(笑)。母には『よかったね』と言ってもらいました」

―師匠とも話を?

「昨日の会見に同席してもらいましたけど、喜んでもらいましたし、竜王戦で師弟戦(藤井棋聖の勝利)があったんですけど、竜王戦も頑張ってね、と言われました」

―色紙に「探究」と揮毫した思いは。

「タイトルを獲得できましたけど、将棋は難しいゲームです。この立場になってもまだまだ分からないばかりだと思いますので、これからも探究心を持って盤上に臨みたいという思いを込めました」

―棋聖と呼ばれて。

「慣れない感じはしますけど、これからタイトルホルダーとしての立ち居振る舞いなども勉強していけたらと思っています」

―5人目の中学生棋士としてのタイトル獲得に得て 「そのことについてはあまり…自分としては意識していなかったですけど、過去に中学生棋士になられた先生は素晴らしい実績を残された方ばかりですので少しでも近づけたのはよかったなとは思います。これからも先輩方の姿勢を見て、自分としても成長できたらなと思います」

―17歳でのタイトルは早かったか遅かったか。

「棋士になった段階で、タイトルを目指していたんですけど、なかなか遠いものでもあったので。棋士になってからの3年半で経験で成長できたことが今回の結果につながったのかなとは感じています」

―王位戦(木村一基王位に挑戦中で2勝0敗とリード)では次局から棋聖として指すことになる。

「ここまで王位戦を2局指して、木村王位の力強い指してに苦しめられる場面も多かったので、そのあたりを反省して第3局以降、良い内容の将棋を指せたらと思います」

―将棋を指す上で、相手は関係がないという印象も受ける。

「将棋は盤上を通したコミュニケーションという面があります。直接的ではないかもしれませんけど、相手の指し手を見て、対局者によってそれぞれいろいろな発見があるのかなと思います」

―どこがいちばん成長した部分と思いますか?

「プロになってからトップ棋士の方と対戦することができて、自分の課題を見つけることができたと思います。中盤の指し回しなどはデビュー当時から比べると成長できたのかなと思います」

―将棋をしている子供たちへのメッセージを。

「自分としては夢中に取り組んで来たのがここまでにつながったと感じているので。好きなことに全力で取り組むことを大切にしてほしいなと思います」

―タイトル戦が続くが、大勝負に向けての思いは。

「棋聖戦でも王位戦でも。渡辺先生、木村先生に番勝負で教われるのは貴重な機会。シリーズを通して成長したい思いはありました」

―今後の課題は。

「自分の将棋はまだまだ課題が多いかなと思っているので、どのような局面でも最善に近づけるような対応力を伸ばしていきたいなと思っています」

―昨日の将棋について、△3八銀の局面のあたりが決め手に。

「中盤は渡辺先生に厳しく攻められました。(△3八銀の局面は)受けに回る手もあったと思いましたけど、うまく受かる手が見えなかったので、先手玉に嫌味をつけて勝負できればというふうに考えていました」

情報源:藤井聡太棋聖 一夜明け会見全文「将棋は難しいゲーム。まだ分からないばかりなので探究心を」(スポーツ報知) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井聡太棋聖 一夜明け会見全文「将棋は難しいゲーム。まだ分からないばかりなので探究心を」 : スポーツ報知


2020.07.17

史上最年少でのタイトルを獲得した一夜が明け、会見する藤井聡太新棋聖=関西将棋会館(撮影・北村雅宏)
史上最年少でのタイトルを獲得した一夜が明け、会見する藤井聡太新棋聖=関西将棋会館(撮影・北村雅宏)

16日に大阪市の関西将棋会館で行われた第91期棋聖戦第4局に勝利し、17歳11カ月の史上最年少タイトル獲得を成し遂げた将棋の藤井聡太棋聖(17)が、快挙から一夜明けた17日、同所で記者会見を実施。色紙に「探究」という文字を記し、今後のさらなる成長を誓った。

タイトル獲得から一夜明けた藤井棋聖は「まだあまり実感がないですけど、これから徐々に実感する場面が増えてくるんだろうなと思います」と初々しい感想。「今回、渡辺先生と五番勝負を戦えたことは自分にとっていい経験になったなと感じています」と、改めて前棋聖の渡辺明二冠(36)にも敬意を表した。

前夜は午後9時ごろ、約100人のファンに出迎えられながら、将棋会館から大阪市内のホテルに戻り、母親に電話で勝利を報告して午前0時ごろ就寝。興奮のさなかにありながらも普段通りに寝付けたという“大物”ぶりも明かした。

色紙に記した「探究」については「タイトルを獲得できましたけど、将棋とは本当に難しいゲームで、この立場になってもまだまだ分からないことばかり。これからも探究心を持って盤に向かっていきたいという思いで書きました」と思いを説明。プロの中の頂点に立ってなお、その上を見据える謙虚な心が表れた。

プロデビューして3年半でのタイトル獲得に、「トップ棋士の方と対戦する機会を得て、自分の将棋の課題を見つけることができたかなと思っています。特に中盤の指し回しなどは、デビュー当時から比べたら成長できたのかなと感じています」と自己分析。「藤井棋聖」という呼び名は「現状ではまだ慣れない」と笑いつつ、「これからタイトルホルダーとしての立ち振る舞いだったりも勉強していければなと思っています」と力強く語った。

情報源:藤井棋聖 タイトル獲得から一夜明け「探究」を誓う(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井棋聖 タイトル獲得から一夜明け「探究」を誓う/芸能/デイリースポーツ online


2020年7月17日 10:31

<棋聖戦戦一夜明け>一夜明け会見で探究と書いた色紙を手に笑顔を見せる藤井聡太棋聖(撮影・後藤 正志)
<棋聖戦戦一夜明け>一夜明け会見で探究と書いた色紙を手に笑顔を見せる藤井聡太棋聖(撮影・後藤 正志)

藤井聡太新棋聖(17)が初のタイトル獲得から一夜明けた17日午前、大阪市の関西将棋会館で会見した。「探究」と書かれた自筆の色紙を披露し、終始、笑顔を見せていた。

会見内容は以下の通り。

――一夜明けて棋聖就任の感想を

あ、はい。そうですね。まだ、棋聖獲得ということに関しては実感ないですが、これから徐々にそういう場面が増えていくんだと思います。今回、渡辺先生と5番勝負を戦えたということは自分にとっていい経験だったなと思います

――昨晩、宿舎に帰ってご家族に連絡は

母に電話で連絡しました。喜んでもらえたのかなと思います。家族も結果は知っていると思うので、自分からは特に…。まあ、良かったねという風にいってもらいました。昨晩は午後11時30分に布団に入り、午前0時に寝て、今朝は午前6時に起きました。割と普段通りに寝られました。

――師匠の杉本昌隆八段とは

師匠は昨日、会見にも同席していただいたんですけど、非常に喜んでいただけたと思っています。先日、竜王戦で師弟戦(決勝トーナメント進出をかけた6月20日のランキング戦3組決勝。結果は藤井勝利)があったんですけど…“竜王戦の方も頑張って欲しい”といわれました(笑い)

―色紙に「探究」という言葉を書いたが?

この度、タイトルを獲得できましたが、将棋というのは本当に難しいゲームでまだまだわからないことばかりだなと思う。これからも探究心を持って盤上に向かっていきたいという思いを込めました

――藤井棋聖と呼ばれることに慣れそう?

現状では慣れない感じがしますが(笑い)。これから徐々にタイトルホルダーとしての立ち振る舞いなどを勉強して行ければな、と思っています

――5人目の中学生棋士。これまで4人はタイトルを獲られていたが、そこに関してホッとした?

そのことに関しては自分としては意識はしていなかった。過去に中学生棋士になられた方々は素晴らしい実績を残された方ばかりなので、そこに少しでも近づけたのは良かったなと思うし、これからも先輩方の姿勢を見て自分自身も成長できたらなと思っています

――タイトル挑戦を決めた時の会見ではデビューから4年目に関して「自分ではもうそんなにたったのかなという気もする」と言っていたが、現状は未来予想図に比べて早い?遅い?

棋士になった段階でタイトルは当然目指していたが、なかなか遠いものでもあった。棋士になって3年半の経験で学んだのが今回の結果につながったのかな、と思います。

―もう一つ、タイトル挑戦中の王位戦では第3局から棋聖として臨みますが改めて意気込みを

ここまで2局指して、木村一基王位の力強い指し手に苦しめられる場面も多かった。そのあたりを反省し、第3局以降、いい内容の将棋を指せるように頑張りたいと思っています

――今回の渡辺明2冠や羽生善治九段のような大棋士、格下、コンピューター、など相手が誰であっても、関係なく盤面に集中している印象がある。相手は関係ない?

しかし、やっぱり将棋というものは盤上を通じてのコミュニケーションという一面もある。直接ではないが相手の指し手を見て、こういう手もあるのかなという発見もある。相手の対局者によっていろいろな発見もあると思います

――目標を一つ達成したが、どこが成長したところ?

プロになってからトップ棋士の方々と対戦する機会を得て、自分の将棋の課題を見付けることができた。特に中盤の指し回しはデビュー当時に比べたら成長できたのかなと思います

――藤井棋聖のような棋士を目指している子どもたちにメッセージを

自分としては、好きなことに夢中で取り組んできた。好きなことに全力で取り組むということを大切にして欲しいと思います

――まだまだ戦い続く中で、大勝負で大切にしたいことは

今回の棋聖戦の渡辺先生だったり、王位戦でも木村先生と番勝負で戦えるのは貴重な機会。シリーズを通して成長したいという思いはあった

―今後どういう将棋を目指したい

自分の将棋もまだまだ課題が多いかなというふうに思っているので、どのような局面であっても少しでも最善に近づけるような対応力を伸ばしていきたいなと思っています

情報源:藤井新棋聖 母から「良かったね」 将棋は「まだまだわからないことばかり」 初タイトル獲得から一夜(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井新棋聖 母から「良かったね」 将棋は「まだまだわからないことばかり」 初タイトル獲得から一夜― スポニチ Sponichi Annex 芸能


2020年7月17日20時31分]

史上最年少の17歳11カ月で将棋タイトルを獲得した藤井聡太棋聖(17)が17日、第4局が行われた大阪市の関西将棋会館で一夜明けの心境を語った。

師匠からは「2冠」への激励を受けたことを明かした藤井は「これからも探究心を持って臨みたい」と決意を語った。2勝0敗とリードする王位戦7番勝負、竜王、王将と、本年度は最大4冠獲得の可能性があり、最年少4冠に挑戦する。

◇   ◇   ◇

快挙達成から一夜明けた大阪市の関西将棋会館。午前9時、和装から一転、ネクタイにスーツ姿で登場した藤井は、両手に「探究」と揮毫(きごう)した色紙を持ち、笑顔を見せた。

会見では「タイトルは目指していたが遠いものだった。棋士になって成長できたのが今回の結果につながった」と喜びを語った。熱戦を制した後は「普段通り、すんなりと寝ることができた」。午前0時に就寝し、午前6時に起床。一晩、ゆっくりと眠ったためか、表情は晴れやかだった。

師匠の杉本昌隆八段(51)と会見を終えると、タクシーで同会館を後にした。師匠の喜ぶ顔を見て、うれしくなった。師匠からは“新指令”もあった。「先日、竜王戦で師弟戦があったんですが、『竜王戦もがんばってね』と言われました」と明かし、表情をほころばせた。

6月の第33期竜王戦3組ランキング戦決勝では、師匠を破り、史上初の「4期連続優勝」の新記録を達成した。弟子入りから7年、前回に続いて2度目の師弟対決を制し、成長ぶりを示す「恩返し」を果たし、決勝トーナメントに進出した。初タイトル獲得直後の「ライバル」からのエールだった。

竜王戦の前には最年少タイトルホルダーとしての新たな戦いが始まる。史上最年長で初タイトルを手にし「中年の星」と話題を呼んだ木村一基王位(47)に挑んでいる王位戦7番勝負だ。第2局を終えて2連勝とリードする。8月4日から神戸市で始まる第3局はタイトルホルダー同士の対戦となる。2冠を目指す高校生プロは「いい内容の将棋を指したい」と意気込んだ。

王位戦、竜王戦、前期リーグで残留した王将戦、本年度は最大4冠までの獲得の可能性がある。最年少の14歳2カ月でプロ入り後、無敗で最多29連勝など数々の新記録、最年少記録を達成してきた藤井は、複数タイトル獲得でも最年少記録に挑戦する。

羽生善治九段(49)が持つ最年少2冠は21歳11カ月。最年少4冠は22歳9カ月。現役最強と言われた渡辺から3勝1敗でタイトルを奪った。異次元の強さを見せつけた17歳には勢いがある。棋聖と呼ばれることに「慣れない感じはしますけど、これからタイトルホルダーとしての立ち居振る舞いなども勉強していけたらと思っています」。まずは最年少2冠を狙う。【松浦隆司】

情報源:藤井棋聖「探究心持って」師匠からは最年少2冠指令(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井棋聖「探究心持って」師匠からは最年少2冠指令 – 社会 : 日刊スポーツ


一夜明けて(1)

こんにちは。第4局の中継ブログを担当しました潤です。
藤井聡太新棋聖誕生で幕が降りた第91期ヒューリック杯棋聖戦。決着局となった第4局の対局場である関西将棋会館では、大勝負の余韻の残る中、昨夜に引き続いて藤井新棋聖の記者会見が今朝行われました。その模様を掲載致します。

(藤井棋聖誕生から一夜明け、17日9時から改めて記者会見が行われる運びとなった)

(藤井聡太棋聖。昨夜同様、色紙を手にして会見席の前で掲げた)

―― 一夜明けて、どういった思いでしょうか?

藤井 タイトル獲得ということに関しては実感がありませんが、これから徐々にというところかなと。渡辺先生と五番勝負を戦えたことは、自分にとっていい経験になったかなと思います。

―― ご家族との連絡は?

藤井 昨日、電話で取りました。

―― なんとご報告を?

藤井 結果は知っていたので、短い言葉で。母には「よかったね」と言ってもらえました。

―― 杉本師匠にはどのように?

藤井 昨日も会見で同席していただいたんですけど、非常に喜んでいただいて。先日、竜王戦のほうで対戦したんですけど、竜王戦のほうも頑張ってほしいと(笑)

―― 色紙に「探求」と揮毫。この思いについて

藤井 今回、タイトルを取りましたけど、将棋というのは本当に難しいゲームで、この立場に立っても分からないことばかりだなと感じるので、これからも探究心を持って盤上に向かっていきたいという思いです。

―― 藤井棋聖という風に呼ばれることは慣れるでしょうか?

藤井 現状ではまだまだ慣れませんが、これからタイトルホルダーとして、勉強していきたいと思います。

―― 藤井棋聖は5人目の中学生棋士です。一部のファンからは中学生棋士は「タイトルを取るのは義務だ」と言われたりなどもあったりしましたが、ある意味で義務をひとつ果たされたことについては?

藤井 そのことについては自分としては意識していませんでしたが、ほかに中学生棋士となられた方は素晴らしい実績を残されたばかりですし、それに少しでも近づけたのはよかったと思います。これからもそういった先輩方の姿勢を見て、自分自身成長できたらなと思います。

―― 棋聖のタイトル挑戦を決められたときの会見では、デビューから4年はもうそんなに経ったのかという風なことを仰っていましたが、改めて17歳11ヵ月でのタイトル獲得は、早かったのか遅かったのか、どのように感じていらっしゃいますか?

藤井 棋士になった段階ではタイトルというところを目指してはいたのですが、なかなか遠いものであって……。棋士になって3年半で、経験と成長ができて、今回の結果につながったのかなと思います。

―― 王位戦について聞かせてください。棋聖戦は五番勝負を勝たれて、今度は王位戦を第3局から棋聖として木村王位と相まみえることになりますが、意気込みはいかがでしょうか?

藤井 王位戦はここまで2局指して、木村王位の力強い指し手に苦しめられる場面も多かったので、そのあたりを反省して第3局につなげていきたいと思います。

情報源:ヒューリック杯 棋聖戦中継 plus: 一夜明けて(1)


一夜明けて(2)

記者会見の模様の続きです。

―― 藤井棋聖の将棋を見ていると、相手が渡辺二冠や羽生九段のような大棋士であっても、そうでなくとも、またAIであっても、相手に関係なく盤面に集中しているように感じるんですけど、何か目の前の人がこういう人だからとか、そういうことは関係なく戦われているのでしょうか?

藤井 将棋というゲームは盤上を通してのコミュニケーションというところもありますし、直接的ではないかもしれませんですけど、相手の指し手を見て、こういうのもあるのかと思うところもありますし、対局者によって、それぞれいろいろな発見があるのかなと思います。

―― これまで、実力をつけたいなど、謙虚な言葉を並べられていらっしゃいます。今回、ひとつ目標を達成されて、御自身でどこが一番成長したと思われますか?

藤井 プロになってからこうやってタイトル戦に出る機会ができて、そのなかで自分の課題というのを見つけることができたかなと思います。中盤の指し回しなどは以前に比べたら成長できたかなと思います。

―― 藤井棋聖のような棋士を目指している将棋を頑張っている小学生や、何か夢中になれるものを頑張っている子ども達に向けて、励ましの言葉を。

藤井 自分も好きなことに夢中になったことで、この結果につながったのかなと思いますので、好きになったことを全力で取り組むということを大切にしてほしいなと思います。

―― これからますます戦いが続いていきますが、大勝負のなかでどのようなことを大切にしていきたいと考えていますか?

今回、棋聖戦や王位戦だったり、渡辺先生や木村先生との番勝負は貴重な機会という風に感じていまして、その経験を生かして成長していきたいという思いがあります。

―― 今後の目標はなんでしょうか?

藤井 自分のなかでまだまだ課題が多いと思っていて、対応力を伸ばしていきたいなと思っています。

―― 昨日の将棋で渡辺棋聖は、終盤に意外な手を指された印象だったのですが、藤井棋聖は悪くなったなかで、どのような展開に持っていこうと思われていましたか?

藤井 中盤、渡辺先生のほうに強く攻められて、受けに回る手も合ったかなと思うんですけど、なかなかうまくいく手が見えなかったので、先手になんとか嫌みをつけてということでした。(以上、記者会見内容)

(記者会見は9時20分に終了となった)

以上が記者会見の模様でした。

情報源:ヒューリック杯 棋聖戦中継 plus: 一夜明けて(2)



投了までの10分間


記者会見

産経新聞・朝日新聞・THE PAGE

ニコ生(コメント付き)

ニコ生(コメントなし)


インタビューと感想戦


渡辺明棋聖  vs △藤井聡太七段(棋譜DB棋譜を見る

110手 4一桂打まで、△藤井聡七段 の勝ち

棋聖奪取成功、藤井聡太棋聖 誕生



 



初タイトル獲得、おめでとうございます。