増田康宏六段「やっと仕事ができました」チームに勢い呼ぶ会心の2連勝/将棋・AbemaTVトーナメント

増田康宏六段「やっと仕事ができました」チームに勢い呼ぶ会心の2連勝/将棋・AbemaTVトーナメント | ABEMA TIMES

鈴木大介九段 vs 増田康宏六段
増田康六段の2連勝でチーム永瀬に+2ポイント(0)


2020.06.22 08:56

将棋の超早指し団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」の予選Dリーグ第2試合、チーム永瀬 VS Abemaドリームチームが6月21日に放送され、先鋒戦でチーム永瀬の増田康宏六段(22)が、Abemaドリームチーム・鈴木大介九段(45)に三番勝負で2連勝、+2ポイントを獲得した。第1試合では負け越していた増田六段だが、今回は持ち味全開での快勝。「やっと仕事ができました」と笑顔を弾けさせた。

ようやく気持ちが晴れ晴れとした。第1試合でも先鋒を務め、チームに勢いを与える役目を担ったが、結果は負け越し。優勝候補のチームが、まさかのマイナススタートになる原因となってしまっていた。鈴木九段の対局前にも「先鋒が流れを作れなかったから、こういう結果になってしまった。今度はしっかりと流れを作りたいです」と、必勝を期して盤に向かった。

勝利への貪欲な気持ちが、うまく結果とリンクした。先手番の第1局は居飛車穴熊を採用。四間飛車で穴熊攻略を目指す鈴木九段の鋭い攻めにも、堅守の囲いをうまく使いながら、チャンスを逃さず相手玉を寄せ切った。

第2局も冴えまくった。中盤から終盤に差し掛かるところで、早い指し手の中、狙っていた一手がクリーンヒット。一気に勝負の流れを引き寄せ、盤面を制圧した。狙い通りの2連勝に「やっと仕事ができましたという気分です。先鋒としてうまく流れを作れたので、お二方も自信を持って臨んでほしい」と、満足げに語った。

運の要素がほとんど入らない将棋であれど、やはり「流れ」は存在する。中堅戦ではリーダー永瀬拓矢二冠(27)が、大将戦では藤井聡太七段がそれぞれ勝ち越し。3人とも勝ち越しで、予選突破を決められたのも、先鋒・増田六段の2連勝があってこそだ。10代のころから才能を発揮し、その歯に衣着せぬコメントにも注目が集まる22歳。優勝を狙うチームにとって、先陣を切る者として、これ以上ふさわしい棋士もいないかもしれない。

◆第3回AbemaTVトーナメント

持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行い、1回の対戦は三番勝負。3人1組の12チームが、3チームずつ4つのリーグに分かれて総当たり戦を実施。1対局につき1勝を1ポイント、1敗を-1ポイントとし、トータルポイントの多い上位2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進出する。優勝賞金1000万円。

◆出場チーム&リーダー

豊島将之竜王・名人、渡辺明三冠、永瀬拓矢二冠、木村一基王位、佐藤康光九段、三浦弘行九段、久保利明九段、佐藤天彦九段、広瀬章人八段、糸谷哲郎八段、稲葉陽八段、Abemaドリームチーム(羽生善治九段)
(ABEMA/将棋チャンネル)

情報源:増田康宏六段「やっと仕事ができました」チームに勢い呼ぶ会心の2連勝/将棋・AbemaTVトーナメント(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュースコメント

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先鋒戦第1局 ▲増田康宏六段 vs △鈴木大介九段

鈴木九段の振り歩先、と金が3枚で増田康六段の先手

初手は、▲増田康宏六段 2六歩、△鈴木大介九段 3四歩

107手 6四角打ちまで、▲増田康宏六段 の勝ち


先鋒戦第2局 ▲鈴木大介九段 vs △増田康宏六段

鈴木大介九段の先手

初手は、▲鈴木大介九段 5六歩、△増田康宏六段 8四歩

104手 5九金打まで、△増田康宏六段 の勝ち



チーム永瀬

永瀬拓矢二冠
藤井聡太七段
増田康宏六段


  


アベマドリームチーム

羽生善治九段
鈴木大介九段
三枚堂達也七段


  



ほぉ・・・