「第91期ヒューリック杯棋聖戦」挑戦者決定戦の対局を終え、会見に臨む藤井聡太七段。パソコン越しに記者の質問に応じた=4日午後、東京・千駄ケ谷の将棋会館(萩原悠久人撮影)

【ヒューリック杯棋聖戦】藤井七段、棋聖挑戦決める タイトル挑戦最年少記録更新 – 産経ニュース

100手 6八角打まで、△藤井聡七段 が挑戦権獲得
タイトル挑戦最年少記録更新



2020.6.4 19:46

「第91期ヒューリック杯棋聖戦」挑戦者決定戦で対局を終え、感想戦に臨む永瀬拓矢二冠(左)と藤井聡太七段=4日午後、東京・千駄ケ谷の将棋会館(萩原悠久人撮影)
「第91期ヒューリック杯棋聖戦」挑戦者決定戦で対局を終え、感想戦に臨む永瀬拓矢二冠(左)と藤井聡太七段=4日午後、東京・千駄ケ谷の将棋会館(萩原悠久人撮影)

将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)は4日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指された将棋のタイトル戦「第91期ヒューリック杯棋聖(きせい)戦」(産経新聞社主催)の決勝トーナメント挑戦者決定戦(決勝)で永瀬拓矢二冠(27)=叡王(えいおう)・王座=に勝ち、渡辺明棋聖(36)=棋王・王将=への挑戦権を獲得した。

藤井七段は、8日開幕の五番勝負に17歳10カ月と20日で出場することとなり、屋敷伸之九段(48)が持つタイトル挑戦の最年少記録を4日上回り、31年ぶりに更新する。

タイトル挑戦の最年少記録更新に続き、藤井七段は五番勝負で、やはり屋敷九段が持つタイトル獲得の最年少記録(18歳6カ月)の更新に挑む。

藤井七段は愛知県出身。杉本昌隆八段門下で平成28年10月、史上最年少の14歳2カ月、5人目の中学生棋士としてプロデビューした。デビューから無敗のまま歴代最多の公式戦29連勝を達成。30年には第11回朝日杯将棋オープン戦で優勝し、一般棋戦優勝・全棋士参加棋戦優勝・六段昇段の3つの最年少記録(15歳6カ月)を更新した。

情報源:ヒューリック杯棋聖戦 藤井七段、棋聖挑戦決める タイトル挑戦最年少記録更新(産経新聞) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:【ヒューリック杯棋聖戦】藤井七段、棋聖挑戦決める タイトル挑戦最年少記録更新 – 産経ニュース


2020.6.4 20:11

「第91期ヒューリック杯棋聖戦」挑戦者決定戦で対局を終え、感想戦に臨む藤井聡太七段=4日午後、東京・千駄ケ谷の将棋会館(萩原悠久人撮影)
「第91期ヒューリック杯棋聖戦」挑戦者決定戦で対局を終え、感想戦に臨む藤井聡太七段=4日午後、東京・千駄ケ谷の将棋会館(萩原悠久人撮影)

第91期ヒューリック杯棋聖戦で初のタイトル挑戦を決めた藤井聡太七段(17)は1次予選から参加し、初めての決勝トーナメント進出だった。

決勝トーナメントでは、1回戦で前王将の斎藤慎太郎八段(27)と激突。得意の角換わりで優位に進め、93手で完勝した。続く準々決勝も1回戦同様、同じ関西所属の菅井竜也八段(28)と対戦。藤井七段の先手で始まったが、131手で千日手が成立。先後が入れ替わっての指し直し局は、先手の菅井八段が得意の振り飛車からの攻めを見せたが、藤井七段が146手の熱戦を制した。

新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の影響で当初の予定より2カ月遅れの6月2日に行われた佐藤天彦(あまひこ)九段(32)との準決勝。ここでも先手の藤井七段が得意の角換わりから圧勝した。

3人のシード棋士を倒して挑戦者決定戦に駒を進めた藤井七段。その勢いは止まらず、挑戦者決定戦も制し、初の挑戦権を獲得した。

情報源:ヒューリック杯棋聖戦 藤井七段、初の決勝トーナメントで快挙の挑戦権(産経新聞) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:【ヒューリック杯棋聖戦】藤井七段、初の決勝トーナメントで快挙の挑戦権 – 産経ニュース


2020.6.4 20:14

タイトル初挑戦年少棋士上位5人
タイトル初挑戦年少棋士上位5人

高校生棋士、藤井聡太七段(17)による31年ぶりのタイトル挑戦最年少記録の更新は、史上初の全7冠制覇など数々の偉業を打ち立てた羽生善治九段(49)より1年以上も上回る歴史的快挙だ。

昭和の時代、タイトル挑戦の最年少記録は昭和35年4月の第19期名人戦で挑戦した加藤一二三・九段(80)の20歳3カ月と13日。その記録は約30年間、破られなかった。

平成に年号を変えると、その平成を代表する棋士となる羽生九段が登場。平成元年10月開幕の第2期竜王戦でタイトル初挑戦を果たした。19歳と22日。10代初の挑戦者として話題を呼んだ。羽生九段はそのまま竜王を獲得。19歳2カ月での初タイトルは、中原誠十六世名人(72)の20歳11カ月を抜いて、当時の史上最年少記録となった。

その羽生九段が竜王戦を戦っていた同じ年の12月、第55期棋聖戦の挑戦者となったのが屋敷伸之九段(48)だった。プロ入りからわずか1年2カ月で、17歳10カ月と24日。30年近く守られてきた、タイトル挑戦の最年少記録を羽生九段が破った途端、屋敷九段が塗り替えた。屋敷九段は惜しくもタイトルは取れなかったが、第56期棋聖戦でも挑戦者となり、初タイトルを獲得した。

屋敷九段の最年少記録はその後、破られることはなかった。しかし、羽生九段と同じく中学生棋士として登場した藤井七段。デビューから大活躍し、将棋界の最年少記録を次々と塗り替えてきた。最後のチャンスで羽生九段より早くタイトル挑戦を果たした藤井七段は、令和を代表する棋士になるだろう。

情報源:ヒューリック杯棋聖戦 藤井七段17歳10カ月、タイトル挑戦最年少 羽生九段より1年早く (産経新聞) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:【ヒューリック杯棋聖戦】藤井七段17歳10カ月、タイトル挑戦最年少 羽生九段より1年早く  – 産経ニュース


2020.6.4 20:40

「第91期ヒューリック杯棋聖戦」挑戦者決定戦の対局を終え、会見に臨む藤井聡太七段。パソコン越しに記者の質問に応じた=4日午後、東京・千駄ケ谷の将棋会館(萩原悠久人撮影)
「第91期ヒューリック杯棋聖戦」挑戦者決定戦の対局を終え、会見に臨む藤井聡太七段。パソコン越しに記者の質問に応じた=4日午後、東京・千駄ケ谷の将棋会館(萩原悠久人撮影)

4日のヒューリック杯棋聖戦挑戦者決定戦を制した高校生棋士、藤井聡太七段(17)。その強さを支えるのは、将棋のコンピューターソフトだ。こうしたソフトはAI(人工知能)を駆使し、過去の将棋の棋譜を解析し、AI同士で対戦することで、さらに棋力が向上している。

AIが登場し始めた頃、「私は使うつもりはない」と豪語していたタイトル獲得経験のあるベテラン棋士も、今では研究に欠かせないという。

初タイトルが棋聖だった豊島将之竜王・名人(30)、棋聖挑戦の経験を持つ斎藤慎太郎八段(27)らAIに大きな影響を受けた棋士は多い。藤井七段もその一人だ。詰め将棋が得意な藤井七段がAIも活用するようになり、棋力は飛躍的に伸びた。

AIは定跡にとらわれない手を指し、「この手は人間には指せない」と言われることが多い。しかし、数々の妙手を発揮する藤井七段の指し手は「AIに似たところがある」と指摘する声もある。

藤井聡太七段の歩み
藤井聡太七段の歩み

藤井七段は平成30年度の成績を元にした第46回将棋大賞で、新戦法や妙手を編み出した棋士に与えられる「升田幸三賞」を初受賞した。AIも予想しない一手で勝利することも多く、「AI超え」と呼ばれることも多い。タイトル初挑戦を成し遂げた“藤井AI”はタイトル獲得を実現させるか。

情報源:ヒューリック杯棋聖戦 AIの子、藤井聡太七段の強さの秘密(産経新聞) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:【ヒューリック杯棋聖戦】AIの子、藤井聡太七段の強さの秘密 – 産経ニュース


2020.6.4 21:25

渡辺明棋聖(植村光貴撮影)
渡辺明棋聖(植村光貴撮影)

第91期ヒューリック杯棋聖戦に最年少で挑戦することが決まった藤井聡太七段には、将棋界から祝福のコメントが寄せられた。

日本将棋連盟会長の佐藤康光九段「史上最年少の挑戦ということで大変な快挙だと思います。渡辺明棋聖との五番勝負、大変な話題を集めることとなりますが、藤井聡太七段の番勝負の中での日々成長、進化の過程に注目していきたいと思います」

藤井七段を迎え撃つ渡辺明棋聖「藤井聡太七段の初めてのタイトル戦という、間違いなく将棋史に残る戦いに出場することに大きなやりがいを感じています。注目される五番勝負になるので、期待に応えるような将棋が指せればと思っています」

記録を更新された屋敷伸之九段「藤井聡太七段、タイトル挑戦おめでとうございます。タイトル戦でどのような将棋を指すか、楽しみにしています」

藤井七段の師匠の杉本昌隆八段「社会や日々の生活が大きく変化していく中、集中力を持続させて見事に新記録を達成してくれました。将棋が指せる幸せや感謝の気持ちを忘れず、五番勝負も全力で戦ってください。師匠として楽しみにしています」

情報源:ヒューリック杯棋聖戦 「将棋史に残る戦いに」 お祝いコメント続々(産経新聞) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:【ヒューリック杯棋聖戦】「将棋史に残る戦いに」 お祝いコメント続々 – 産経ニュース(コメント)


2020.6.4 22:18

タイトル挑戦最年少記録を更新する藤井聡太七段との一問一答は次の通り。

--タイトル挑戦を決めた今の気持ちは

「今日は意識せずに盤上に臨んだ。挑戦するという実感は沸きません。ただ、(五番勝負の)第1局がすぐにあるので気持ちを入れ替えたいと思います」

--史上最年少でのタイトル挑戦。29連勝など、さまざな記録を作ったときと違うか

「なかなかタイトル戦の舞台までいくことができなかった。今回達成できたのは一つ前へ進めたのかな、という気持ち」

--相手の渡辺明棋聖の印象は

「攻めが鋭い将棋という印象で、最近はさらに充実されている感じがする」

--2カ月ほど対局ができず、自宅で過ごすことが多かった

「2カ月間対局ができなかったが、自分の将棋と向き合うことができた」

--デビューから3年半でタイトル挑戦となった

「今回得た機会をしっかりと生かしたい。タイトル戦は最高の舞台と感じる。最高の舞台にふさわしい将棋を指したい」

情報源:ヒューリック杯棋聖戦 藤井七段「最高の舞台にふさわしい将棋を」(産経新聞) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:【ヒューリック杯棋聖戦】藤井七段「最高の舞台にふさわしい将棋を」 – 産経ニュース



決勝トーナメント

情報源:第91期棋聖戦決勝トーナメント


永瀬拓矢二冠 vs △藤井聡太七段(棋譜DB棋譜を見る

100手 6八角打まで、△藤井聡七段 が挑戦権獲得
タイトル挑戦最年少記録更新



 



このまま、タイトル奪取なるか?