わずか7人の生涯勝率7割超え 近藤誠也七段、圧巻の連勝劇/将棋・AbemaTVトーナメント

わずか7人の生涯勝率7割超え 近藤誠也七段、圧巻の連勝劇/将棋・AbemaTVトーナメント | ABEMA TIMES

近藤誠也七段 vs 阿部光瑠六段
近藤誠也七段の2連勝でチーム渡辺に+2ポイント(2)


2020.05.10 09:08

将棋の超早指し団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」の予選Bリーグ第2試合、チーム渡辺VSチーム天彦が5月9日に放送され、先鋒戦で近藤誠也七段(23)が阿部光瑠六段(25)との三番勝負で2連勝、+2ポイントを獲得した。

生涯勝率7割超え。171人いる棋士の中で、わずか7人しかいない高勝率を維持する若きエースは、超早指し戦でも躍動した。相手は、予選Bリーグ開幕戦で、同じく勝率7割超えの佐々木大地五段(24)に2連勝した阿部六段。将棋界の未来を担う同年代の対決は、近藤七段の強さが際立つ結果となった。

個人戦だった第1回、第2回に続く、3回連続の出場。超早指し戦は自分のフィールドにしていた。後手番の第1局、阿部六段の三間飛車を居飛車穴熊で迎え撃った。早指し・早見えが特徴の相手にも全く引けを取ることなく、スピーディかつ的確な指し回し。スリリングな展開の中でも攻守で絶妙な一手を連発し、阿部六段に「全然いいところがなかった」とまで言わせる快勝を収めた。

つかんだペースは逃さない。相居飛車となった第2局は、得意の角換わり。まだ序盤の段階で、チームリーダー渡辺明三冠(36)が「勝ったね、これは」と見立てると、激しい将棋を見事に競り勝ち、チーム初戦の先鋒戦で会心の2連勝。「最高のスタートを切れたと思います」と、思わず笑みがこみ上げた。

渡辺三冠、近藤七段、石井健太郎五段(28)で構成された「所司一門」チーム。プレッシャーのかかる中で先陣を切り、見事に結果を残して帰ってくる高勝利の若きエースがいれば、一門の未来はきっと明るい。

◆第3回AbemaTVトーナメント

持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行い、1回の対戦は三番勝負。3人1組の12チームが、3チームずつ4つのリーグに分かれて総当たり戦を実施。1対局につき1勝を1ポイント、1敗を-1ポイントとし、トータルポイントの多い上位2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進出する。優勝賞金1000万円。

◆出場チーム&リーダー

豊島将之竜王・名人、渡辺明三冠、永瀬拓矢二冠、木村一基王位、佐藤康光九段、三浦弘行九段、久保利明九段、佐藤天彦九段、広瀬章人八段、糸谷哲郎八段、稲葉陽八段、Abemaドリームチーム(羽生善治九段)
(ABEMA/将棋チャンネル)

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先鋒戦第1局 ▲阿部光瑠六段 vs △近藤誠也七段

阿部六段の振り歩先、歩が4枚で阿部光六段の先手

初手 は、▲阿部光瑠六段 7六歩、△近藤誠也七段 8四歩

124手 1五香打まで、△近藤誠也七段 の勝ち


先鋒戦第2局 ▲近藤誠也七段 vs △阿部光瑠六段

近藤七段の先手

初手は、▲近藤誠也七段 7六歩、△阿部光瑠六段 8四歩

111手 3三歩打まで、▲近藤誠也七段 の勝ち



チーム渡辺

渡辺明三冠、近藤誠也七段、石井健太郎五段


  


チーム天彦

佐藤天彦九段、斎藤慎太郎八段、阿部光瑠六段


 



ちなみに、番組内の表記は七段になっているけど、収録日(2020/3/9)時点では六段なので、阿部光瑠六段の振り駒になります。