豊島将之竜王・名人の心配り 21歳・斎藤明日斗四段を指名「経験を積んで、これをきっかけに活躍してくれれば」/将棋・AbemaTVトーナメント

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2020.04.10 08:35

自分を慕ってくれるから、という理由だけでドラフト指名をしたわけではない。プロ将棋界初の団体戦となった「第3回AbemaTVトーナメント」で、豊島将之竜王・名人(29)は、ドラフト会議(4月4日放送)でチームメイトに佐々木勇気七段(25)と斎藤明日斗四段(21)の年下棋士2人を指名した。竜王位を奪取した際、鹿児島・指宿まで駆けつけてくれた2人だが、それでも斎藤明四段については抜擢と言える指名だ。「経験を積んでもらいたいという思いはあります。この棋戦がきっかけになって、活躍してくれたらと思います」と普段から物静かな超一流棋士が、さらりと熱いメッセージを送った。

いつも優しげで、まだ20代とは思えない落ち着きもある豊島竜王・名人。その人柄を慕う若手も多い。今回、チームメイトになった佐々木勇七段、斎藤明四段は、日常とは違う刺激を与えてくれる、そんな存在なのかもしれない。「佐々木さんは天才肌。将棋の伸びやかさというのがすごく魅力で、見ていて気持ちのいい将棋です。斎藤明日斗さんは相掛かりとか、自分の型を持っている印象。大きな活躍はないですが、若いので未知数なのが魅力です」と、仲間のポイントを説明した。明るい雰囲気と、しっかりとした将棋の力。プロ棋士全員が不慣れな「チームを組む」ということを考えた時に、一番スッと入れる2人だったのだろう。

全12チーム36棋士を見渡せば、現役タイトルホルダー、歴代タイトルホルダー、さらには個人戦だった第1回・第2回と連覇し、数々の最年少記録を打ち立てた藤井聡太七段(17)もいる。藤井七段からちょうど1年後、19歳でプロ入りを果たした斎藤明四段は、まさに駆け出しといったところだ。非公式戦ながら超豪華な顔ぶれの中に招いたのは、後輩の成長を促したかったから。成績上位の棋士になるほど、デビューまもない若手は対戦することすらできない。「大将格の人と戦って経験を積んでもらいたい」。それが豊島竜王・名人の思いだ。

若手実力者から百戦錬磨のベテランまでが集った今大会。豊島竜王・名人は経験がある佐々木勇七段と優勝を目指して戦いつつ、斎藤明四段に違う世界を見せる。何年かして、斎藤明四段が大活躍した際、インタビューで「あの時の経験があったから」と語ることがあれば、抜擢の指名はそこで全ての実を結ぶ。

各チーム選抜獲得棋士
各チーム選抜獲得棋士

◆第3回AbemaTVトーナメント

第1回、第2回は個人戦として開催。羽生善治九段の着想から生まれた持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算されるフィッシャールールは、チェスなどで用いられるもの。1回の対戦は三番勝負。過去2度の大会は、いずれも藤井聡太七段が優勝した。第3回からはドラフトを経て構成される3人1組の12チームが、3チームずつ4つのリーグに分かれて総当たり戦を実施。1対局につき1勝を1ポイント、1敗を-1ポイントとし、トータルポイントの多い上位2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進出する。優勝チームには賞金1000万円が贈られる。

◆出場チーム&リーダー

豊島将之竜王・名人、渡辺明三冠、永瀬拓矢二冠、木村一基王位、佐藤康光九段、三浦弘行九段、久保利明九段、佐藤天彦九段、広瀬章人八段、糸谷哲郎八段、稲葉陽八段、Abemaドリームチーム(羽生善治九段)

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