藤井聡太七段、勝てば史上初「3年連続勝率8割以上」確定 稲葉陽八段と対局開始/将棋・王位戦挑決リーグ

稲葉陽八段VS藤井聡太七段 第61期王位戦挑戦者決定リーグ 白組

第61期 王位戦 挑戦者決定リーグ戦 藤井聡太七段 対 稲葉陽八段
先後はリーグ抽選時に決まっており、藤井七段の先手
初手は、▲藤井聡七段 2六歩、△稲葉八段 8四歩


将棋の藤井聡太七段(17)が3月24日、王位戦挑戦者決定リーグ白組で稲葉陽八段(31)と午前10時から対局を開始した。藤井七段は、今年度の成績が63局で51勝12敗、勝率.8095(未公開対局含む)。今年度の対局は残り2局で、本局に勝利すれば史上初「3年連続勝率8割以上」が確定する。

藤井七段は、実質的なデビュー年度となった2017年度に.8356、続く2018年度に.8491という高勝率をマーク。いずれも勝率一位賞を獲得した。既に今年度の2位以下を大きく引き離し、3年連続での受賞は間違いないところだが、3年連続での勝率8割以上となれば、長い将棋界の中でも例のない快記録だ。

勝率8割を2回以上達成した棋士は、藤井七段を含めて3人だけ。中原誠十六世名人(72=2回)、羽生善治九段(49=3回)はいずれも2年連続で達成したが、3年連続はなし。勝ち続けるほどに対戦相手のレベルもアップするのが将棋界だけに、デビューから3年目でもなお8割以上となれば、これもまた破るのは非常に困難な記録を打ち立てることになる。

挑決リーグでは初戦で羽生九段、2戦目で上村亘五段(33)を下し2連勝中で、菅井竜也八段(27)と首位を並走中。挑戦権獲得に向けて、まずは白組優勝が必要なだけに、本局は目標とするタイトルに近づくためにも重要な一局だ。

本局の持ち時間は各4時間で、先手は藤井聡太七段。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)

情報源:藤井聡太七段、勝てば史上初「3年連続勝率8割以上」確定 稲葉陽八段と対局開始/将棋・王位戦挑決リーグ(AbemaTIMES) – Yahoo!ニュースコメント

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2020年3月24日 10時40分

第61期王位戦の挑戦者決定リーグ白組の対局で稲葉陽八段(手前右)と対戦し、初手を指す藤井聡太七段=2020年3月24日午前、大阪市福島区の関西将棋会館、佐藤圭司撮影
第61期王位戦の挑戦者決定リーグ白組の対局で稲葉陽八段(手前右)と対戦し、初手を指す藤井聡太七段=2020年3月24日午前、大阪市福島区の関西将棋会館、佐藤圭司撮影

将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)が24日、大阪市福島区の関西将棋会館で、第61期王位戦(新聞三社連合主催)の挑戦者決定リーグ(通称・王位リーグ)白組の対局に臨んでいる。対戦相手は関西の強豪、稲葉陽(あきら)八段(31)だ。

対局は藤井七段の先手で、定刻の午前10時に始まった。リーグ成績は藤井七段が2勝0敗、稲葉八段は1勝1敗。白組の優勝争いで重要な一局になりそうだ。持ち時間は各4時間。終局は夜になる見通し。

藤井七段と稲葉八段の対戦成績は両者1勝1敗。

王位戦は将棋界に八つあるタイトル戦の一つ。全棋士と女流棋士2人が参加。予選(トーナメント)を勝ち上がった8人とシード棋士4人の合計12人が紅組(6人)と白組(6人)に分かれてリーグ戦を行う(各5対局)。最後に、紅組と白組の優勝者が挑戦者決定戦を行う。王位と挑戦者は例年7~9月に七番勝負を行う。現在のタイトル保持者は木村一基王位(46)。

今期の紅組は、豊島(とよしま)将之名人・竜王(29)、永瀬拓矢二冠(27)=叡王(えいおう)、王座=、佐々木大地五段(24)、鈴木大介九段(45)、佐藤秀司(しゅうじ)七段(52)、本田奎(けい)五段(22)の6人。

今期の白組は、羽生(はぶ)善治(よしはる)九段(49)、菅井竜也(たつや)八段(27)、稲葉八段、上村(かみむら)亘(わたる)五段(33)、阿部健治郎七段(31)、藤井七段の6人。23日の対局終了時点での成績は、2勝0敗=菅井八段、藤井七段▽2勝1敗=羽生九段▽1勝1敗=稲葉八段▽0勝2敗=阿部七段▽上村五段=0勝3敗となっている。

日本将棋連盟によると、藤井七段の2019年度の成績は51勝12敗(非公開の対局を含む)。藤井七段が本局に勝てば19年度の勝率8割以上が確定する。藤井七段は17、18両年度も勝率8割以上を達成済みで、3年連続で年度勝率8割以上達成となれば、「将棋大賞」という表彰制度が始まって記録が整備された1973年度以降では初めて(羽生善治九段が1987年度と88年度に8割以上を達成した例がある)。その意味でも、注目の対局だ。

藤井七段の19年度の残りの対局は、本局を含めて2局。藤井七段は残り2局で連敗しなければ、勝率8割以上となる計算だ。今年度最後の一局は、31日に予定されている第91期ヒューリック杯棋聖戦(産経新聞社主催)決勝トーナメントの準々決勝、対菅井八段戦だ。

一方、対戦相手の稲葉八段は兵庫県西宮市出身。兵庫県加古川市在住の井上慶太九段(56)門下。2008年4月、四段プロデビュー。現在、名人戦の予選にあたる順位戦では、最上位のA級に在籍中。A級に初参戦した第75期では8勝1敗でいきなり優勝し、名人挑戦者になった。当時名人だった佐藤天彦(あまひこ)九段(32)を相手に出だし2勝1敗とリードしたが、その後、3連敗。通算2勝4敗で敗退し、初めてのタイトル戦は惜敗だった。

また、今年度の第69回NHK杯将棋トーナメント(NHK主催)では、里見香奈女流四冠(28)=清麗(せいれい)、女流名人、女流王位、倉敷藤花(くらしきとうか)=、広瀬章人(あきひと)八段(33)、丸山忠久九段(49)、斎藤慎太郎八段(26)に4連勝。3月22日に全国放送された決勝では深浦康市(こういち)九段(48)に敗れたが、準優勝という結果を残している。(佐藤圭司)

情報源:藤井聡太七段の対局始まる 王位リーグ、稲葉八段と:朝日新聞デジタル


将棋の高校生棋士・藤井聡太七段(17)は24日、第61期王位戦挑戦者決定リーグ白組(中日新聞社主催)・稲葉陽八段(31)戦に登場。対局は大阪市福島区の関西将棋会館で午前10時から始まっている。持ち時間は各4時間で、使い切ると1分将棋。先後はあらかじめ決められており、藤井七段は先手。戦型は角換わりに進んでいる。

現時点のリーグ成績は藤井七段2勝0敗、稲葉八段1勝1敗。稲葉八段との過去の対戦成績は1勝1敗。初顔合わせは2017年11月13日の第67回NHK杯本戦トーナメント3回戦で、この時は敗れたが、昨年1月20日の第12回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント1回戦では雪辱。いずれも藤井七段の後手番だった。

藤井七段の今年度成績は48勝12敗で勝率ジャスト8割。ランキングでは勝数、勝率でトップに立っている。なかでも勝率はこのまま大台をキープすると、3年連続8割超えという史上初の快挙となるだけに目が離せない。

屋敷伸之九段(48)が持つ最年少タイトル獲得記録(18歳6カ月)更新へ向け、藤井七段に残されているチャンスは4棋戦。今年の棋聖戦、王位戦、王座戦、竜王戦となっている。

王位は現在、木村一基王位(46)が保持。王位リーグは12人が紅白2組に分かれて戦い、最後は各組の優勝者が挑戦者決定戦に臨む。木村王位に挑む七番勝負は7~9月に行われる。

情報源:【最年少冠へ】藤井聡太七段 稲葉陽八段戦始まる 王位戦挑戦者決定リーグ白組(中日スポーツ) – Yahoo!ニュースコメント


現在進行中の第61期王位戦、3月24日(火)は挑戦者決定リーグの白組、稲葉陽八段VS藤井聡太七段 戦が関西将棋会館で行われます。

ここまでのリーグ戦、稲葉八段は1勝1敗、藤井七段は2勝0敗で本局を迎えました。

両者はこれまでに2回対戦し、1勝1敗の互角の成績です。

この対局の模様は、AbemaTV日本将棋連盟ライブ中継でご覧いただくことができます。

◆第61期王位戦挑戦者決定リーグ対戦表はこちら

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挑戦者決定リーグ

情報源:第61期王位戦挑戦者決定リーグ


藤井聡太七段 vs △稲葉陽八段

先後はリーグ抽選時に決まっており、藤井七段の先手

初手は、▲藤井聡七段 2六歩、△稲葉八段 8四歩



 



藤井七段、3連勝なるか?