連盟会長・佐藤康光九段、ドラフトの悩みはくじ引き?「おみくじも引かないんで」/将棋・AbemaTVトーナメント

連盟会長・佐藤康光九段、ドラフトの悩みはくじ引き?「おみくじも引かないんで」/将棋・AbemaTVトーナメント | AbemaTIMES

叡王戦の組み合わせ抽選も会長が引くわけじゃないしな


タイトル13期、棋戦優勝12回と、輝かしい実績を持ち、さらには日本将棋連盟の会長職を担う佐藤康光九段(50)に思わぬ悩みが発覚した。くじ運だ。「(くじは)あんまり経験がないんです。おみくじも引かないんで」と困った顔を見せた。プロ将棋界初の団体戦、しかもドラフト会議で棋士が棋士を指名することになった第3回の「AbemaTVトーナメント」。将棋では数々の新手・妙手を考えた佐藤康九段だが、ファンが想像もしないところで頭を悩ませていた。

連盟会長としては、持ち時間5分・1手指すごとに5秒加算という独自ルールの「AbemaTVトーナメント」について、「非常に斬新な企画。今回トーナメントがよりグレードアップして開催されることは大変ありがたいことだと思っています」と歓迎している。「このルールは非常に見ていて飽きないと言いますか、目まぐるしく局面が動いていくのが非常におもしろい」というスピード感に加えて「将棋の大きな魅力の一つとして、結構逆転が多いというのがある。瞬時に入れ替わるところに、将棋ならではのおもしろさが見えているかなと。時間は短いですけど、出場された棋士の将棋の質の高さに感心することが多かった」と、凝縮された対局が見られるものだとしている。

長く将棋界に身を置く者としても、ドラフト会議は「初めての経験なんで、楽しみな部分の方が大きいですね」と喜んだ。佐藤康九段が、棋士としてどんな仲間を選ぶのか、将棋界の長として選ぶのか。ファンもいろいろと予想をするところだが「将棋はもともと1対1のゲームという基本がありますが、喜びを分かち合えるのは新たな喜び。戦友という意識が加わるのかな。選手としてはチームメイトに迷惑をかけないように、いい将棋が指したいという気持ちが強い」という言葉からすると、ぼんやりながら候補が見えてくる。

おおよそ指名の構想は練れたものの、どうにもならないのが重複指名となった場合のくじ引き。もともと運の要素が少ない将棋において、自力で決められないのは振り駒による先手・後手ぐらいだろうか。「くじはあんまり経験がないんですよ。おみくじも、もともと引かない習慣をつけてしまって…。お祈り、お参りはたくさんするんですが、そういう状況になったら緊張するかもしれませんね」と苦笑い。くじ引きの場合は、利き手の右手で引くという。果たして佐藤康九段の指名は、他の棋士とかぶるのか。くじ引きはあるのか。

◆第3回AbemaTVトーナメント

第1回、第2回は個人戦として開催。羽生善治九段の着想から生まれた持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算されるフィッシャールールは、チェスなどで用いられるもの。1回の対戦は三番勝負。過去2度の大会は、いずれも藤井聡太七段が優勝した。第3回からはドラフトを経て構成される3人1組の12チームが、3チームずつ4つのリーグに分かれて総当たり戦を実施。1対局につき1勝を1ポイント、1敗を-1ポイントとし、トータルポイントの多い上位2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進出する。優勝チームには賞金1000万円が贈られる。

◆出場チーム&リーダー

豊島将之竜王・名人、渡辺明三冠、永瀬拓矢二冠、木村一基王位、佐藤康光九段 三浦弘行九段、久保利明九段、佐藤天彦九段、広瀬章人八段、糸谷哲郎八段、稲葉陽八段、Abemaドリームチーム(羽生善治九段)

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誰を選ぶのかな?