ふむ・・・
Ｖ奪回や東京五輪などの思いを語った鈴木（撮影・山崎亮） 鈴木の一問一答は次の通り。
―「一体感」を掲げる佐々岡監督の下、どういうプレーをしていきますか。
バラバラにならないようにしたい。一人一人が同じ方向を向いていけば、おのずと一体感は生まれてくる。一人でも違う方向を向いている人がいると（優勝は）なかなか難しい。どうしても口だけで言っても難しい面がある。出ている選手が一生懸命戦っていければ、下の子たちもおのずとやってくれる。
優勝しているときは同じ方向を向いて一試合一試合戦っていって最終的にゲーム差が開いていた。自分のことだけでなくチームが勝つためにと、コーチを含めて全員が思えれば、優勝できるんじゃないかなと思う。
―３連覇した時も日本一には届きませんでした。
ソフトバンクは強い。完全に力負けだった。選手個人の意識がみんな高い。若い選手がどれだけ自分に厳しく上を目指してやっていけるかが、変われるか変われないかの差になってくる。
２軍で試合に出たいとか、それぐらいで考えているとなかなか厳しい。高卒であれば３年後に出てこられるように考えている選手もいる。その前に消えるぞと思う。そういうのを早く分からせるためにも、試合に出ている僕みたいな若い選手が下に伝えていかないといけないのかなと思う。
―今年は東京五輪があります。懸ける思いを教えてください。
まずはしっかりシーズンを戦わないといけない。その中で五輪に選んでもらえるのであれば、頑張らないといけない。（シーズン中に五輪を戦うのは）経験したことがないので難しいが、その場その場でしっかりやれたらいい。
―しっかりとカープで戦って五輪に切り替える。
日本代表のユニホームを着て他の国と戦うとなれば勝手に気持ちも高ぶってくると思う。シーズンの気持ちのまま入るのがいいのかなと思う。特別意識はせず、普通に夏場に試合があるというぐらいな感じでシーズンと同じようにやっていこうかなと思っている。
―昨秋のプレミア12ではＭＶＰを獲得しました。自信になりましたか。
調子の波があると思う。たまたまいい波が当たって少しの期間で良くてああいう結果になった。今年はシーズン中で悪い波が五輪中に当たるとどうなるか分からない。一概にプレミアの結果がいいからといって、五輪でいい結果が出るかは分からない。一番大事なのはコンディション。けがをせずにやれるか。体調面さえちゃんとできれば、結果はどうあれ、普通にはやれるんじゃないかなと思う。
―４番を務める重圧は感じませんでしたか。
全くない。そんなことを思っていないし、気にもしない。
―稲葉監督からはどういう言葉を掛けられましたか。
宮崎の（強化合宿の）時点で、調子が悪かろうが４番は外すつもりはないと言われた。気持ちもしっかり準備できたし期待に応えたいと頑張れた。本当に感謝したい。監督もすごい思いでプレミアを戦っていたのが伝わってきた。選手もより頑張ろうと思った。（監督の）うれし涙を見るとしっかり頑張って良かったと思う。監督を胴上げできたことが一番良かった。
―国際大会の違いや難しさはありませんでしたか。
特になかった。（相手選手の体が）大きいぐらい。投げて打つだけ。打席に立ったときの（球場の）大きさや雰囲気は違うが、そこまで意識することはない。日本のいい投手とたくさん対戦しているので、そんなに嫌な感じはなかった。
―25歳で五輪を迎えます。
またすごいいい経験ができる年でもある。レベルアップする上では大事なこと。もちろん出たい。本当にタイミング良く、いい時期でこういう大会があるのは自分の中でも持っているのかなと思うこともある。そういう時間を無駄にしないようにしたい。
―日の丸への思いは。
やっぱり負けたくない。プレミア12でも、みんなが日本のために、日本がなめられないように戦っているなというふうに思った。米国に負けたときはすごく悔しかった。日本の代表として負けは許されない。
―五輪の目標は。
優勝ですね。プレミアで優勝したのも思っていた以上にうれしかった。個人は何もない。（打率）０割０分０厘だろうが優勝できればいい。
―カープでの優勝と違いましたか。
ちょっと違った。それが何かと言われると分からないですけど、違ううれしさがあった。
―筒香ら、日本人選手の米大リーグ挑戦が続いています。将来的にメジャーでプレーしたい気持ちはありますか。
もともとは興味はなかったが、上を目指していく中で、やりたい気持ちも出てきた。そこで頑張りたい思いが常にあったからこそ、妥協せず、自分に厳しくできていた。そこに今、僕の目標がきた。チャンスがあれば、行きます。
情報源：「負けたくない」代表でもカープでも 誠也一問一答 | 広島東洋カープ | 中国新聞デジタル
ほぉ・・・