(大志 藤井聡太のいる時代)鮮烈編:1 「角換わりの最先端」、気合の名人討ち取る:朝日新聞デジタル

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2019年12月1日05時00分

将棋プレミアムフェスin名古屋2018の終了後、取材に応じた藤井聡太七段(右)と佐藤天彦名人(当時)
将棋プレミアムフェスin名古屋2018の終了後、取材に応じた藤井聡太七段(右)と佐藤天彦名人(当時)

2018年12月9日。囲碁将棋チャンネルが主催する「将棋プレミアムフェス」が、名古屋市のホテルで盛大に開かれた。藤井聡太七段(17)が地元・愛知で特別対局することもあり、定員800人のチケットは完売する人気だった。

前半は藤井七段と師匠の杉本昌隆八段(51)らによるトークショー。質問コーナーでは2人の女性が指名された。最初の1人は「思い切ってお尋ねします。好きな女性のタイプは。具体的に教えてください」。藤井は「一番困る質問が来てしまった……と思うんですけど。現段階ではまだ保留でお願いします」とさわやかに受け流した。

もう1人は、自宅で出るとうれしいメニューを質問。藤井は「キノコ以外はなんでも食べられるのでいつもおいしくいただいているんですけど、とくにカレーが好きです」「辛い方が好きです」と答えた。

注目の特別対局は、18年に第26期銀河戦で優勝した佐藤天彦(あまひこ)九段(31)=当時名人=との一騎打ちだった。持ち時間各15分。使い切ると1手30秒未満、1分単位で10回の考慮時間ありの早指し。非公式戦だったが、佐藤は同年1月に名古屋であった公式戦「第11回朝日杯将棋オープン戦」の準々決勝で藤井に敗れていた。それだけに、終局後のインタビューでは「やっぱり勝ちたいと思い、公式戦と同じ気持ちで臨んだ」と明かした。

盤上は、解説の斎藤慎太郎七段(26)=当時王座=が「まさに角換わりの最先端の将棋」と評する展開に。「途中から攻めさせられ、苦しい状態が続いてしまった」と佐藤。最後は藤井が佐藤玉を即詰みに討ち取った。名人相手に120手で勝った藤井は、終局後のインタビューに笑顔でこう答えた。「終始、積極的に指すことができ、得がたい経験をすることができました」=敬称略(佐藤圭司)

◆毎週日曜に掲載します。

情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)鮮烈編:1 「角換わりの最先端」、気合の名人討ち取る:朝日新聞デジタル


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