将棋、500手で引き分けに 日本将棋連盟が規定改定:朝日新聞デジタル

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2019年10月7日16時30分

日本将棋連盟は1日、持将棋(引き分け指し直し)や千日手に関する対局規定を改定した。6月の総会で決まったことを補強し、改めて施行した。持将棋については、これまでは双方の玉が敵陣3段目以内に互いに入らないと成立しなかったが、新規定では片方の入玉でも認められ、両対局者の合意で成立する。合意に至らず500手に達した場合は自動的に持将棋となる規定が盛り込まれた。

千日手は同一局面が4回現れた時点で成立するが、4回未満でも両者が合意すれば成立。また反則に気づかず対局を続けた場合は、投了での勝敗が優先されていたが、終局後でも反則を犯した方が負けとなるように改められた。

持将棋は、玉を除く大駒1枚を5点、小駒を1点と数え、両者の点数がそれぞれ24点以上あれば無勝負とし持将棋指し直し、足りない方は負けとなる。合意にいたらない場合は、入玉している方が(1)玉を除く駒が敵陣3段目以内に10枚以上存在(2)宣言側の玉に王手がかかっていないという条件で「入玉宣言」を行い、勝ちや無勝負(持将棋)を宣言できる。持ち駒と敵陣3段目以内の自駒の点数が計31点以上あれば勝ち、24点以上30点以下なら引き分けだ。

どちらも宣言せず、手数が500手に達した場合は点数に関係なく持将棋となる(どちらも入玉していない場合は不成立)。両者が合意せず、「宣言法」も使用しない場合はいつまでも指し続けられるため、上限を設けたことになる。

通常は200手を超える対局はまれだが、持将棋はこれを超えるものが多い。将棋連盟で記録が整っている1954年以降の公式戦で最も長い手数は2018年2月27日から翌日にかけて行われた第31期竜王戦の中尾敏之五段―牧野光則五段戦で420手。持将棋が成立するまで15時間以上かかり、指し直しになった。(村上耕司)

■対局規定の主な変更点

・千日手は、同一局面4回未満でも両者合意で成立

・持将棋は、片方の玉が敵陣3段目以内に入り、両者合意で成立(大駒5点、小駒1点で双方24点以上あれば無勝負、24点に満たない方は負け)。合意しなくても手数が500手に達したら成立

情報源:将棋、500手で引き分けに 日本将棋連盟が規定改定:朝日新聞デジタル



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