永瀬拓矢叡王、ストレートで王座奪取 2人目の複数タイトル保持者に/将棋・王座戦五番勝負

永瀬拓矢叡王、ストレートで王座奪取 2人目の複数タイトル保持者に/将棋・王座戦五番勝負 | AbemaTIMES

161手 8七玉まで、▲永瀬叡王 の勝ち、王座奪取で二冠達成


将棋の王座戦五番勝負第3局が10月1日、兵庫県神戸市の「ホテルオークラ神戸」で行われ、挑戦者の永瀬拓矢叡王(27)が、斎藤慎太郎王座(26)に161手で勝利した。この結果、同シリーズの成績を3勝0敗とし、ストレートで奪取に成功した。8つあるタイトルを複数保持するのは、渡辺明三冠(35)に続いて2人目となった。

永瀬叡王は第1、2局と連勝し迎えた本局で、終盤まで形勢不明の大熱戦。それでも最後はわずかなリードから、斎藤陣の駒を一掃。ぎりぎりで自玉が詰まないことを読み切り、熱戦に終止符を打った。今年度、叡王位で初タイトルを取ったことに続き、一気に二冠になった永瀬叡王は対局後「序盤は主張がない作戦になってしまいました。(中終盤は)少し苦しいとは思いました。(二冠は)ひとつ結果が出てよかったと思いますが、序盤とか修正するところが多いと思うので、修正したいと思います」と、謙虚な言葉を繰り返していた。

8つあるタイトルは豊島将之名人(29)、広瀬章人竜王(32)、木村一基王位(46)が1つずつ持ち、残りの5つは渡辺三冠、永瀬新二冠が持つ状況になった。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)

情報源:永瀬拓矢叡王、ストレートで王座奪取 2人目の複数タイトル保持者に/将棋・王座戦五番勝負(AbemaTIMES) – Yahoo!ニュースコメント

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2019年10月1日22時50分

将棋の第67期王座戦五番勝負(日本経済新聞社主催)の第3局が1日、神戸市で指され、挑戦者の永瀬拓矢叡王(えいおう)(27)が斎藤慎太郎王座(26)に161手で勝ち、シリーズ3連勝でタイトルを奪取し、自身初の二冠になった。斎藤王座の初防衛は成らなかった。

永瀬新王座は横浜市出身。4~5月の第4期叡王戦七番勝負で、叡王のタイトルを保持していた高見泰地(たいち)七段(26)を相手に4連勝し、初タイトルを獲得していた。

終局後、永瀬新王座は「一つ結果が出て良かったなあとは思うんですけど、今日みたいな、序盤とか修正するところが多いと思うので、修正していきたいなと思います。二冠ということで、上を目指して、また頑張りたいなと思います」。斎藤前王座は「本局もなんですけれども、中終盤のねじり合いというか、そこの精度で最後、差をつけられてたかなあ、という展開が多かったですね。似た負け方になってしまったので、何か変えないといけないな、という、ところですね」と話した。

斎藤前王座は奈良市出身、大阪市在住。2018年9~10月の第66期王座戦五番勝負で、当時、王座のタイトルを保持していた中村太地(たいち)七段(31)を3勝2敗で破り、初タイトルを獲得していた。

これで将棋界の八つのタイトルを豊島将之(とよしままさゆき)名人(29)、広瀬章人(あきひと)竜王(32)、渡辺明三冠(35)=棋王、王将、棋聖=、永瀬二冠=叡王、王座=、木村一基(かずき)王位(46)の5人で分け合う構図となった。(佐藤圭司)

情報源:永瀬叡王、3連勝で二冠に 将棋・王座戦(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:永瀬叡王、3連勝で二冠に 将棋・王座戦:朝日新聞デジタル


2019年10月1日 21時37分(最終更新 10月1日 21時46分)

将棋の第67期王座戦五番勝負(日本経済新聞社主催)の第3局は1日、神戸市で行われ、挑戦者の永瀬拓矢叡王(27)が斎藤慎太郎王座(26)に161手で勝ち、3連勝で王座を初めて獲得した。斎藤の初防衛はならなかった。永瀬は5月に初タイトルの叡王を獲得しており、これで2冠となった。

永瀬は「(2冠になったことは)ひとつ結果が出てよかったが、序盤で結構悪くなるなど修正することも多い。さらに上を目指して頑張りたい」と喜びを語った。斎藤は「中、終盤のねじり合いで差をつけられてしまった。何か変えなくてはいけないのかもしれない」と話した。【山村英樹】

情報源:永瀬叡王が王座奪取 斎藤、初防衛ならず – 毎日新聞


2019/10/1 21:07 (2019/10/1 22:25更新)

将棋王座戦第3局、斎藤慎太郎王座(右)を破った永瀬拓矢新王座(1日午後、神戸市中央区)
将棋王座戦第3局、斎藤慎太郎王座(右)を破った永瀬拓矢新王座(1日午後、神戸市中央区)

1日朝から神戸市のホテルオークラ神戸で指されていた第67期将棋王座戦(日本経済新聞社主催)五番勝負の第3局は午後9時6分、161手で先手の挑戦者、永瀬拓矢叡王(27)が斎藤慎太郎王座(26)を破り、3連勝で初の王座を獲得した。

将棋界には現在8つのタイトルがあり、叡王と併せて二冠の永瀬新王座は、渡辺明三冠(35、棋王・王将・棋聖)に続く複数冠保持者となった。永瀬新王座はタイトル2期獲得で、規定により同日付で八段に昇段。初防衛を目指していた斎藤前王座は無冠となった。

永瀬新王座は終局後、「ひとつ結果が出てよかった。さらに上を目指して頑張りたい」と喜びを語った。斎藤前王座は「(番勝負を通して)中終盤の精度で差を付けられた。何かを変えないといけない」と振り返った。

この日の将棋は第2局に続き、両者とも5時間の持ち時間を使い切る熱戦だった。

(投了図は▲8七玉まで)
(投了図は▲8七玉まで)

戦型は矢倉模様に。斎藤王座は後手番ながら素早く右銀を繰り出して先手陣に果敢に攻めかかったが、じっくり自陣を整備した挑戦者はたびたび自陣に駒を打ち付けて崩れない。機を見て反撃に転じ、最後は自玉の堅さを頼りに後手玉を着実に仕留めた。

解説の村山慈明七段は「王座の攻め、挑戦者の受けという展開が続いていたが、2二歩(85手目)のあたりで攻守が入れかわった印象だ。そうなるとやはり玉形の差が出る。王座に目立った疑問手はなかったように映ったが、最後まで自玉の堅さを残した永瀬叡王が安定感ある指し回しで逃げ切った」と評した。

〈指し手〉

▲7六歩△8四歩▲6八銀△3四歩▲7七銀△6二銀▲2六歩△7四歩▲2五歩△3二金▲7八金△7三銀▲5六歩△4一玉▲5八金△6四銀▲6六歩△5四歩▲4八銀△8五歩▲6七金右△7五歩▲同歩△同銀▲6九玉△4二銀▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2八飛△6四歩▲7六歩△8六歩▲同歩△同銀▲同銀△同飛▲8七歩△8二飛▲5七銀△5二金▲7九玉△1四歩▲9六歩△9四歩▲1六歩△8五銀▲7五銀△7四歩▲8六銀△同銀▲同歩△6三金▲8七銀△7三桂▲3六歩△4四歩▲7七角△6五歩▲5九角△6六歩▲同銀△6五歩▲5七銀△4五歩▲7七角△6六銀▲同金△同歩▲同角△5五歩▲7七桂△7五歩▲同歩△6五歩▲5五角△同角▲同歩△3九角▲5八飛△4六歩▲同銀△7五角成▲2二歩△同金▲7六銀打△6四馬▲7四歩△同金▲7五歩△同金▲同銀△同馬▲7六歩△6六馬▲6七歩△3九馬▲7一角△9二飛▲5四歩△5七歩▲同銀△4九馬▲4八飛△同馬▲同銀△5二歩▲7四角△3二玉▲9二角成△同香▲8二飛△4一金▲9二飛成△4九飛▲5九金△2九飛成▲5三香△4三玉▲6二角成△5一銀打▲7三馬△5六桂▲8八玉△4八桂成▲同金△5九竜▲8三竜△6九銀▲7九金△3三金▲5一馬△同金▲5二香成△同玉▲5三歩成△同銀▲4五桂△4三金▲5三桂成△同竜▲同竜△同金▲4五桂△5九飛▲6八銀△7八歩▲5九銀△7九歩成▲5三桂成△同玉▲8三飛△6三香▲6五桂△4二玉▲6三飛成△7八金▲同銀△同と▲8七玉まで161手で永瀬叡王の勝ち

16日午後6時30分から東京・大手町の日経本社2階「SPACE NIO」で永瀬拓矢新王座を迎えたイベント「新王座、熱闘を振り返る」を開催します。出演は他に豊川孝弘七段、飯野愛女流初段。入場無料。

情報源:永瀬叡王が新王座に、3連勝で初の二冠 将棋王座戦  :日本経済新聞


第67期王座戦五番勝負第3局は、永瀬叡王の勝ちとなりました。終局時刻は21時6分。消費時間は▲永瀬5時間0分、△斎藤慎5時間0分(持ち時間各5時間、チェスクロック使用、切れたら1手60秒未満の着手)。本局の結果により永瀬叡王は五番勝負で3勝目を挙げ、ストレートで王座奪取を決めました。

情報源:王座戦中継Blog: 永瀬叡王が王座奪取


(多くの報道陣が入室した)

(3連勝でタイトルを奪取した永瀬拓矢新王座)

――本局全体を振り返って。
永瀬 序盤は作戦でした。しかし、(32手目の)△6四歩を予想しきれず、主張がなくなってしまいました。中終盤は少し苦しいのかなとは思っていましたが、どのくらい悪いかはわかりませんでした。

――よくなったと感じたのは。
永瀬 (141手目の)2回目の▲4五桂です。金取りにできる形になったので、勝ちになったのではないかと思いました。

――自身初となるの王座を獲得した感想。
永瀬 序盤で悪くなってしまうことが多かったと思うので、そこを修正して、これからもいい将棋を指していきたい。

――渡辺明三冠に続いて複数冠を保持することになった感想。
永瀬 ひとつ結果が出てよかったとは思いますが、修正するポイントが多いと思うのでしっかり修正したい。さらに上を目指して頑張りたいと思います。

(敗れた斎藤慎太郎前王座)

――本局を振り返って。
斎藤 序盤は難しすぎてわからなかったというのが正直なところです。中終盤は何かよくなってもおかしくないとは思っていながら指していましたが、予想できない手を多く指されてしまい、最後で差をつけられてしまいました。

――初防衛とはなりませんでした。シリーズ全体を通しての反省点は。
斎藤 本局もですが、中終盤のねじり合いの精度で差をつけられた展開が多かったように思います。似た負け方になってしまったので、何かを変えなければなりません。

情報源:王座戦中継Blog: 終局直後


――王座獲得、及び自身初となる二冠保持について。
永瀬 望外の結果です。これからも一生懸命勉強しないと地位にふさわしくないと思いますので、棋力向上に努めたいと思います。また、人徳においても先輩方を見習って後輩の模範になれるように精進していきたいです。

――目標とされていた豊島将之名人を上回るタイトル保持数となった。
永瀬 結果が出たという点でうれしく思います。

――開幕前、「危機感のほうが強い」という話をされていたが、薄らいだか。
永瀬 まったく薄らぎません。ただ、ひとつ結果が出たというのは、前への進み方が間違っていなかったという証明になりました。

――永瀬新王座の危機感とは?
永瀬 いまより強くならなければならないということです。

――藤井聡太七段とは練習対局をされる仲と聞く。下の世代への意識はあるか。
永瀬 藤井さんを年下とは思っていません。年齢はあくまでも数字なので。尊敬もしていますし、競争できるように頑張りたいです。

――八段昇段について
新規定初の昇段は光栄だと思います。

――今シリーズ3局を通しての総括
不本意な展開になってしまうことが多かったのが反省点です。ただ、反省点は修正できますのでいい糧にしていきたいです。

――逆によかった部分は。
ぱっとは思いつきません。ただ、自分ではベストを尽くせたので、それがいい部分かもしれません。

(永瀬新王座は慎重に言葉を選びながら話す)

情報源:王座戦中継Blog: 永瀬新王座インタビュー


第67期王座戦五番勝負(日本経済新聞社主催)は、挑戦者の永瀬拓矢叡王が3連勝で斎藤慎太郎前王座を下し、自身初の二冠王となりました。
第5局が予定されていた10月16日(水)、東京・大手町の日経本社「SPACE NIO」では、当初予定していた大盤解説会に代わって、永瀬新王座を迎えたイベントを開催します。
永瀬王座が豊川孝弘七段、飯野愛女流初段とともに今年の王座戦を振り返り、「会心の譜」を紹介します。
来場者の方には抽選で永瀬王座の直筆色紙をプレゼントします。入場は無料です。

日時:2019年10月16日(水)18:30~20:00(18:00開場)
出演:永瀬拓矢王座、豊川孝弘七段、飯野愛女流初段

※新王座が登場する本イベントについては、事前に両対局者の出演の了解を得ていました。
※入場は無料、事前申し込みは不要です。
※立ち見もできますが、会場が満員の場合には入場をお断りすることがありますのでご了承ください。
※イベント開催中の写真撮影はご遠慮ください。
※問い合わせ先:03-6256-7682(SPACE NIO)

情報源:王座戦中継Blog: 新王座誕生イベント


斎藤慎太郎王座に永瀬拓矢叡王が挑戦する第67期王座戦五番勝負の第3局が10月1日(火)に兵庫県神戸市「ホテルオークラ神戸」で行われ、永瀬叡王が斎藤王座を161手で破りました。

永瀬叡王はストレートで王座戦を制し、初の王座獲得、二冠となりました。

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