バティスタ選手の処分のニュースをスマートフォンで確かめる女性たち=広島市中区(撮影・河合佑樹)

バティスタ「迷惑かけ、おわび」 来季契約は未定

球団はどんな対応をするのやら・・・


6カ月の出場停止処分を受けたバティスタは3日、球団を通じ、「このような事態を招いてしまった。ご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます。意図的に摂取していないことをお伝えしたい」などとコメントした。

神宮球場では、鈴木清明球団本部長が取材に応じた。球団によるとバティスタは3月、自らが購入した海外製の2種類のサプリメントの使用を球団に申請。トレーナーが調べ、成分に問題はなかった。

6月のドーピング検査で陽性反応が出た後、球団がサプリメントを再調査。1種類からは検出されず、もう1種類は消費されており、調べられなかった。鈴木本部長は「以前使ったものを保存しておくなど、まだ(万全に)やる必要がある」と話した。

7月24日に禁止薬物の検出報告があった後も、チームはバティスタを試合に出場させていた。鈴木本部長は「本人がもう一つの検体の検査を希望した。もし陰性だったら、名誉も傷つける。最終的に確定という段階を踏まないと、発表できない」と説明した。

球団はすでに年俸カットの処分を下した。来季の契約については未定。鈴木本部長は「人柄もいいし、そこも見て、考える」と話した。本人は今後、ドミニカ共和国に帰る。

球団は4日のミーティングで選手に注意喚起し、意識を徹底させる。大瀬良は「彼の言っていることを信じたい。みんなで力を合わせてやっていく」と話した。緒方監督は「いるものでやるしかない」と力を込めた。(五反田康彦、川手寿志)

情報源:バティスタ「迷惑かけ、おわび」 来季契約は未定 | 広島東洋カープ | 中国新聞デジタル


日本野球機構(NPB)アンチ・ドーピング調査裁定委員会は3日、バティスタへの出場停止処分を6カ月とした。これまでドーピング違反で処分が出た選手はバティスタを含めて7人いるが、「クロミフェン」の検出は今回が初めてだった。

摂取についてバティスタ本人は身に覚えがないと主張したが、調査裁定委員会は「体内で自然に生成されないもの」と処分を決めた。クロミフェンは排卵誘発剤などのホルモン調節薬として使用される。世界反ドーピング機関(WADA)は筋肉増強剤によってホルモンのバランスが崩れる副作用を抑えるために使用されることがあるとして、禁止薬物に定めている。

筋肉増強作用のあるスタノゾロールを摂取したときに生成される物質が検出されたオリックスのメネセスは1年間の出場停止の処分。今回のバティスタは6カ月。その違いについてNPBの井原敦事務局長は「WADAが定める禁止薬物の中には特定物質と非特定物質がグループ分けされている」と説明。今回検出されたクロミフェンは筋肉増強作用のある非特定物質ではなかったため、6カ月となった。

斉藤惇コミッショナーは「来年は東京五輪もあり、あらためて選手自身に注意していただき、われわれも球団とともに啓発活動にさらに力を入れる」とコメントした。(中橋一誠)

情報源:NPB調査委、バティスタ6カ月出場停止 ホルモン調節薬「クロミフェン」初検出 | 広島東洋カープ | 中国新聞デジタル


バティスタ選手の処分のニュースをスマートフォンで確かめる女性たち=広島市中区(撮影・河合佑樹)
バティスタ選手の処分のニュースをスマートフォンで確かめる女性たち=広島市中区(撮影・河合佑樹)

ドーピング検査で禁止薬物の陽性反応が出た広島東洋カープのサビエル・バティスタ選手に対し、日本野球機構(NPB)が6カ月間の出場停止処分を発表した3日、中国地方のカープファンからは不正疑惑を残念がる声が相次いだ。球団に対し、原因の究明や再発防止を求める声も上がった。

「薬物を使わなくても活躍できる選手なのに」。広島市中区の八丁堀交差点の大型ビジョンに流れる電光ニュースを見ながら、大学2年横山恵さん(20)=呉市=はため息をついた。会社員角竜也さん(31)=安佐南区=は「多くのファンを裏切ったことを反省してほしい。その上で、もう一度活躍する姿が見たい」と口調を強めた。

出身地であるドミニカ共和国の東京五輪事前合宿のPR動画や、本人出演のスペイン語講座の動画をケーブルテレビで放送していた広島県北広島町は疑惑の発覚を受けて放送を休止した。同町の山崎秋男さん(67)は「親しみを感じていただけに残念。バティスタがいてくれたら、と思う試合もある」。

バティスタ選手が汗を流した2軍の本拠地・由宇球場(岩国市由宇町)。売店を切り盛りするカープ由宇協力会事務局長の出雲忠さん(68)=同町=は「グッズは人気があったし、試合中の姿を写真に収め続ける熱心なファンもいた。夢を持って来日し、努力して中軸を勝ち取ったので心配している」と話した。

バティスタ選手はこの日、「意図的に摂取していない。私を信じてください」とのコメントを出した。ファンには来季の活躍を期待する声があった一方、厳しい声も上がった。

「コメントを信じたいが陽性反応が出た以上、解雇になってもおかしくない。結果が残せる選手だから残ってほしいという球団の思いを感じる」と大学2年大下彩乃さん(19)=安佐北区。会社員渡辺洋三さん(58)=佐伯区=は「意図的か偶然か、原因がよく分からない。球団は、本人のためにも摂取経路を明らかにしてほしい」と訴えた。

福山市地吹町の岡田光幸さん(60)は「ドーピング検査への球団の姿勢が甘かったのではないか。他の選手が同じ間違いを起こさないよう、きちんと管理すべきだ」と指摘した。

情報源:「残念」「原因究明必要」「もう一度活躍を」 バティスタ選手処分、ファンから厳しい声 | 広島東洋カープ | 中国新聞デジタル


プロ野球を統括する日本野球機構(NPB)は3日、ドーピング検査で禁止薬物の陽性反応を示していた広島のサビエル・バティスタ選手(27)に来年3月2日まで6カ月間の出場停止処分を科したと発表した。

NPBによると、6月7日のソフトバンク戦後の検査で採取した検体から、禁止物質に指定されているホルモン調節薬「クロミフェン」が検出された。NPBが8月17日に陽性反応を示したことを発表し、広島は同日付で出場選手登録を抹消した。バティスタ選手側から21日に弁明を受けた上で、処分を決定した。

広島は不服の場合、9月17日までに異議申し立てできるが、申し立てはしない意向。来季の契約については未定。

プロ野球でドーピング検査が本格的に導入された2007年以降、違反による処分は7人目。今年6月にはオリックスのジョーイ・メネセス選手(27)が1年間の出場停止処分を受け、契約を解除された。

バティスタ選手はドミニカ共和国出身で16年に育成選手で入団。17年6月に支配下選手登録された。昨季は25本塁打を放って広島のセ・リーグ3連覇に貢献し、今季は103試合に出場して打率2割6分9厘、26本塁打、64打点だった。(五反田康彦)

▽意図的摂取ではない サビエル・バティスタ選手のコメント

今回、このような事態を招いてしまいました。NPB、広島東洋カープ球団、チームメイト、その他チーム関係者、私を応援してくださっているカープファンの皆様、他球団ファンの皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。同時に、私も大変ショックを受けております。

今回禁止物質の陽性反応がありましたが、意図的に摂取していないことをお伝えしたいです。どうか皆様、私を信じてください。

私は禁止物質が自分の成績を上げる助けにはならないと考えているため、今までにステロイドや、成績を上げるために使用されるようなその他の薬品を使用したことは一度もありません。

これからの私にできる唯一のことは、今後選手としてプレーできるよう毎日一生懸命練習していくことだけです。

もしカープ球団に契約を継続してもらえるなら、カープの勝利に貢献し優勝できるよう、全てに対して100%の力で臨み、最善を尽くしたいです。

情報源:バティスタ選手、6カ月の出場停止処分 | 広島東洋カープ | 中国新聞デジタル


2019.09.03
サビエル・バティスタ選手 アンチ・ドーピング規定違反について
9月3日(火)付けにて、NPBアンチ・ドーピング委員会よりサビエル・バティスタ選手のアンチ・ドーピング規定違反に対する制裁の通知がありました。
今回のことで、日本野球機構、ならびにファンの皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけいたしましたことに、深くお詫び申し上げます。

制裁内容 サビエル・バティスタ選手に対し、2019年9月3日から2020年3月2日まで、6カ月間の出場資格停止処分
経緯・内容 2019年7月24日(水)付けにて、「6月7日(金)マツダ スタジアムで実施されたドーピング検査により、サビエル・バティスタ選手から採取されたA検体から世界アンチ・ドーピング機構(WADA)禁止表国際基準で規定されているS4.ホルモン調節薬クロミフェン(Clomifene)、及びその代謝物ヒドロキシクロミフェン(Hydroxyclomifene)が検出された」との通知がありました。 そして8月16日(金)B検体からも同様の違反物質が検出され、ドーピング違反が確定しましたので、8月17日(土)一軍選手登録を抹消し、謹慎処分といたしました。
当球団の対応 サビエル・バティスタ選手の「このような物質を摂取したことはない」との主張を受け、直ちにサビエル・バティスタ選手が当時摂取していた2種類の海外製サプリメントの汚染の可能性を探りました。1種のサプリメントの検査を実施しましたが、汚染は確認されませんでした。残る1種は検査から2カ月近く経過していたため、すでに消費されており検査に至りませんでした。
今後について サビエル・バティスタ選手の違反について引き続き原因究明を行うとともに、選手のサプリメント等の摂取についての注意・対策を行ってまいります。 尚、バティスタ選手の今後の契約については未定です。

≪サビエル・バティスタ選手のコメント≫

今回、このような事態を招いてしまいました。NPB、広島東洋カープ球団、チームメイト、その他チーム関係者、私を応援してくださっているカープファンの皆様、他球団ファンの皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。同時に、私も大変ショックを受けております。
今回禁止物質の陽性反応がありましたが、意図的に摂取していないことをお伝えしたいです。どうか皆様、私を信じてください。
私は禁止物質が自分の成績を上げる助けにはならないと考えているため、今までにステロイドや、成績を上げるために使用されるようなその他の薬品を使用したことは一度もありません。
これからの私にできる唯一のことは、今後選手としてプレイできるよう毎日一生懸命練習していくことだけです。
もしカープ球団に契約を継続してもらえるなら、カープの勝利に貢献し優勝できるよう、全てに対して100%の力で臨み、最善を尽くしたいです。

情報源:サビエル・バティスタ選手 アンチ・ドーピング規定違反について|広島東洋カープ公式サイト


サビエル・バティスタ選手のアンチ・ドーピング規程違反に対する制裁について

2019年9月3日
NPBアンチ・ドーピング調査裁定委員会
委員長 斉藤 惇

広島東洋カープ所属 サビエル・バティスタ選手
アンチ・ドーピング規程違反に対する制裁について

1. 制裁の内容
サビエル・バティスタ選手に対し、2019年9月3日から2020年3月2日まで、6か月間の出場停止処分を科する。

2. アンチ・ドーピング規程違反の内容
バティスタ選手は2019年6月7日(金)に開催された公式戦(マツダスタジアム)にて行われた競技会ドーピング検査の対象選手となり、同選手の尿検体が採取された。

7月24日(水)に分析機関より、clomifene(クロミフェン)とその代謝物であるhydroxyclomifene(ヒドロキシクロミフェン)の検出報告があり、バティスタ選手の検体であることを確認した。検出された物質はWADA禁止表国際基準の禁止物質「S4.ホルモン調節薬および代謝調節薬」で指定されている。

7月26日(金)に球団関係者立会いの下、バティスタ選手本人と面会し、事情説明の機会を設けた。同選手は意図的な摂取はないと述べた。また、今回の検査の正当性に異議がないことを確認した。

8月16日(金)に本人希望によりB検体の分析を実施し、A検体と同じ物質が検出されたことが報告された。

8月21日(水)バティスタ選手による弁明の機会が設けられた。改めて同選手は意図的な摂取はないことを述べ、今回の検査の正当性に異議がないことを確認した。

上記の経過を経て、NPBアンチ・ドーピング調査裁定委員会を開き、制裁の内容を決定した。

本日、球団を通じて本人に通告した。

情報源:サビエル・バティスタ選手のアンチ・ドーピング規程違反に対する制裁について | NPBアンチ・ドーピングガイド | NPB.jp 日本野球機構


うーん・・・