<D・広>声援に応える大瀬良(撮影・島崎忠彦)

広島、直接対決制し2位浮上 大瀬良が完投で3年連続2桁10勝

2019/8/16 vsDeNA 19回戦(横浜)DeNA2-4広島


西川が決勝打&安部が6号で追加点、DeNAは打線が抑え込まれ3位転落

■広島 4-2 DeNA(16日・横浜)

広島は16日、敵地DeNA戦に4-2で勝利。上位同士の直接対決を制し、2位に浮上した。先発の大瀬良が9回5安打2失点4奪三振で今季6度目の完投。3年連続2桁勝利となる10勝目(6敗)を挙げた。打線は同点の5回に西川が勝ち越し打を放つと、6回には安部が特大の6号ソロを放ち、突き放した。

広島は2回、1死一、三塁で安部の一ゴロの間にDeNA先発・井納から1点を先制。3回には西川の12号ソロで2点目を奪った。しかし、4回に大瀬良が2死二、三塁のピンチで戸柱にセンターへの2点タイムリーを浴び、同点に追いつかれる。

それでも、5回には1死二塁で西川が中前に運ぶ勝ち越しタイムリー。6回には安部が2番手・武藤から右翼スタンド上段に運ぶソロ弾を放ち、貴重な追加点を奪った。

大瀬良は6回、2死から柴田に右前打を許すも、戸柱は左飛。7、8回は3者凡退に抑える。9回も続投し、最後までマウンドに立ち続けて10勝目。エースの“貫禄”を見せつける投球で、チームを2位浮上に導いた。

DeNAは打線が大瀬良に抑え込まれて5連敗。広島に抜かれ、3位に転落した。

情報源:広島、直接対決制し2位浮上 大瀬良が完投で3年連続2桁10勝、DeNAは5連敗…(Full-Count) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:広島、直接対決制し2位浮上 大瀬良が完投で3年連続2桁10勝、DeNAは5連敗… | Full-count


7回を投げ終えて菊池涼(左)とタッチを交わす大瀬良(撮影・堀内翔)
7回を投げ終えて菊池涼(左)とタッチを交わす大瀬良(撮影・堀内翔)

「DeNA2-4広島」(16日、横浜スタジアム)

首位巨人への挑戦権をかける2位攻防の戦いは、3位広島が2位DeNAを下し、7月5日以来となる2位に浮上した。

広島は同点の五回、1死から大瀬良が右前打で出塁。暴投で二進し西川の中前適時打で勝ち越しのホームを踏んだ。六回には1死から安部の6号ソロで加点した。

二回に併殺崩れの間に先制した広島は、三回に西川の12号ソロで加点した。大瀬良が四回に2本の長打などで2点を失い同点とされたが、五回に勝ち越してからはDeNAの反撃を許さなかった。

エース大瀬良は5安打2失点で、両リーグ断トツの今季6度目の完投で4連勝、3年連続2桁となる10勝目を挙げた。球団では10年から6年連続2桁勝利を挙げた前田健太(現ドジャース)以来となる。

DeNAは5連敗で3位転落となった。

情報源:広島 7月5日以来の2位 大瀬良3年連続2桁10勝目 5連敗のDeNAは3位転落(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:カープ 7月5日以来の2位 大瀬良3年連続2桁10勝目 5連敗のDeNAは3位転落/広島カープ/デイリースポーツ online


7回を投げ終えてバティスタ(左)と話しながらベンチに戻る大瀬良(撮影・堀内翔)
7回を投げ終えてバティスタ(左)と話しながらベンチに戻る大瀬良(撮影・堀内翔)

「DeNA2-4広島」(16日、横浜スタジアム)

広島・大瀬良大地投手が、5安打2失点で今季6度目の完投、3年連続2桁となる10勝目を挙げた。チームを7月5日以来の2位に押し上げた熱投だった。

九回の攻撃では先頭で打席に入り、四球を選び出塁。得点できず走者としてグラウンドに立っていた。真夏のグラウンドで体力を消耗しながら最終回のマウンドに上がった。1死から柴田に右前打を許し、一発が出れば同点という場面でも冷静だった。最後は乙坂を二ゴロに仕留めゲームセット。119球で今季6度目の完投で勝利の雄たけびをあげた。

DeNA戦では今季初星。「疲れたんですけど、最後大きな声援いただいて、最高のいい疲れになりました。この球場でよくやられていたので、やられっぱなしではいけないと思っていたので、強い気持ちでマウンドに上がりました」と笑顔を見せた。

球団では10年から15までの前田健太(現ドジャース)の6年連続以来の3年連続2桁の10勝目もさることながら、6完投は両リーグで断トツの数字だ。

継投が主流となっている現代野球において大瀬良以外の完投数はセ・リーグの2位は菅野(巨人)の3試合で、続いて今永、浜口(いずれもDeNA)の2試合。パ・リーグに至っては美馬(楽天)、涌井(ロッテ)の2試合が最多となっている。

台風10号の接近でチームとは離れ14日に横浜入り。広島から当日移動の他の選手の疲労を考えると、この真夏の完投劇は大きな1勝だ。「野手のみなさんであったり、大声援をいただけるファンのおかげです」と喜んだ大瀬良。2日間、中継ぎ陣を休ませた完投勝利は今後の戦いに価値あるものとなりそうだ。

情報源:広島・大瀬良の6完投が意味するもの…両リーグで断トツの数字(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:大瀬良の6完投が意味するもの…両リーグで断トツの数字/カープ/デイリースポーツ online


完投で10勝目を挙げて緒方監督(左)らとタッチを交わす大瀬良(撮影・堀内翔)
完投で10勝目を挙げて緒方監督(左)らとタッチを交わす大瀬良(撮影・堀内翔)

「DeNA2-4広島」(16日、横浜スタジアム)

広島・大瀬良大地投手が3年連続2桁勝利となる10勝目を今季6度目の完投で飾った。エースの投球に首脳陣も絶賛した。

緒方監督は「大地に尽きるでしょう。最後まで投げ抜いてくれたんだから」と最敬礼。佐々岡投手コーチも「本人に(最後まで)行く気持ちがあった。後半から変化球を低めに集めて、ゴロアウトを取れていた」とうなった。

情報源:広島・大瀬良の完投星に首脳陣絶賛 緒方監督「大地に尽きるでしょう」(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:大瀬良の完投星に首脳陣絶賛 緒方監督「大地に尽きるでしょう」/広島カープ/デイリースポーツ online


完投で今季10勝目を挙げて会沢とタッチを交わす大瀬良(左)=撮影・堀内翔
完投で今季10勝目を挙げて会沢とタッチを交わす大瀬良(左)=撮影・堀内翔

「DeNA2-4広島」(16日、横浜スタジアム)

広島・会沢翼捕手が、大瀬良の完投勝利を演出した。

完投星を祝った女房役は「(大瀬良)大地がよく頑張った」と10勝目を挙げたエースの力投をねぎらった。そして「いろいろな球種をしっかりと投げてくれた」と称賛した。

大瀬良を好リードするとともに打者としても2安打をマークした。「気持ちを新たにして(3連戦の)頭を取れたのは良かった」と、満足そうに振り返っていた。

情報源:広島・会沢 大瀬良の完投引き出す 打っても2安打「頭を取れたのは良かった」(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:会沢 大瀬良の完投引き出す 打っても2安打「頭を取れたのは良かった」/広島カープ/デイリースポーツ online


2019年8月16日 21:03

<D・広>広島先発の大瀬良(撮影・島崎忠彦)
<D・広>広島先発の大瀬良(撮影・島崎忠彦)

セ・リーグ 広島4―2DeNA ( 2019年8月16日 横浜 )

14日に自力Vの可能性が消滅した広島がDeNAとの直接対決に4―2で競り勝ち、DeNAと入れ替わって7月5日以来42日ぶりとなる2位に浮上した。5連敗を喫したDeNAは7月8日以来39日ぶりの3位転落。
広島は2回、松山、会沢の連打で築いた1死一、三塁から安部の一ゴロの間に1点先制。3回には西川が右翼スタンド中段に12号ソロを放って2点をリードした。2―2と追いつかれて迎えた5回には1死から右前打を放った投手の大瀬良がDeNA先発・井納の暴投で二塁へ進み、続く西川の中前適時打で勝ち越し。6回には安部が右越え6号ソロを放ってリードを再び2点に広げた。

投げては先発のエース大瀬良が9回2失点で今季6度目の完投勝利。今季セ・リーグで唯一白星のなかったDeNAから4試合目の登板で初勝利を挙げるとともに自身4連勝を飾り、3年連続4度目の2桁勝利となる今季10勝目(6敗)を挙げた。

DeNAは0―2で迎えた4回、2死二、三塁から戸柱の中越え三塁打で1度は同点に追いついたが、尻上がりに調子を上げた大瀬良を打ち崩せなかった。

情報源:広島42日ぶり2位浮上! 大瀬良今季6度目完投で3年連続2桁勝利 DeNA39日ぶりの3位転落 (スポニチアネックス) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:広島42日ぶり2位浮上! 大瀬良今季6度目完投で3年連続2桁勝利 DeNA39日ぶりの3位転落 ― スポニチ Sponichi Annex 野球


2019年8月16日 21:34

<D・広>声援に応える大瀬良(撮影・島崎忠彦)
<D・広>声援に応える大瀬良(撮影・島崎忠彦)

◇セ・リーグ 広島―DeNA(2019年8月16日 横浜)

広島のエース、大瀬良大地投手(28)がDeNA戦(横浜)で9回5安打2失点の好投。今季6度目の完投で3年連続4度目の2桁勝利となる今季10勝目(6敗)をマークした。

8回までに106球を投げ、先頭打者として入った9回の打席では打つ気がなかったにもかかわらずストレートの四球で歩かされ、この回が終わるまで塁上にくぎづけ。チェンジとなってすぐに上がった最終回のマウンドでは1死から柴田に右前打を打たれたものの失点は許さず。119球で9回を投げ抜き、チームを7月5日以来42日ぶりとなる2位へと導いた。

スタンドから大きな歓声を浴びた大瀬良は「疲れたんですけど、最後、大きな声援いただいて…最高のいい疲れになりました」と敵地に詰めかけた鯉党に笑顔で感謝。今季セ・リーグで唯一白星のなかったDeNA相手に「特にこの球場でよくやられていたので、何度もやられっぱなしではいけないと思って。きょうは本当に強い気持ちを持ってマウンドに上がりました」とし、3年連続4度目となる自身の2桁勝利には「ありがとうございます」と照れながらも「これも野手の皆さんであったり、これだけたくさんの大声援をいただけるファンの皆さんのおかげで達成することができました。これからもどんどん伸ばしていけるように精一杯頑張りたいと思います」と再び感謝の言葉を捧げた。

チームは首位・巨人との直接対決3連戦に負け越し、14日に自力Vの可能性が消滅。だが、DeNAに勝って42日ぶりの2位へと浮上し、逆転Vへ望みをつないだ。「もう僕たちは1戦1戦目の前の試合を戦っていくだけなので、またファンの皆さんと一緒に1戦1戦戦っていきたいと思います」と大瀬良。「きょうも暑い中、たくさんのご声援ありがとうございました。あしたも勝ちましょう!ありがとうございました!」と呼びかけると、スタンドは大盛り上がりだった。

情報源:これぞエース!大瀬良、42日ぶり2位へ導く今季6度目完投 3年連続2桁勝利は「野手とファンのおかげ」(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:これぞエース!大瀬良、42日ぶり2位へ導く今季6度目完投 3年連続2桁勝利は「野手とファンのおかげ」― スポニチ Sponichi Annex 野球


2019年8月16日 22時16分

力投する先発の大瀬良大地
力投する先発の大瀬良大地

◆DeNA2―4広島(16日・横浜スタジアム)

広島・大瀬良大地投手(28)が9回を119球2失点の今季6度目の完投で、3年連続4度目の2ケタ勝利を挙げた。「疲れたんですけど、最後に大きな声援を頂いて、最高のいい疲れになりました」と笑顔で振り返った。

4回2死二、三塁から戸柱に中堅フェンス直撃の2点三塁打を浴びたが、それ以外は要所を締めた。「特にこの球場ではよくやられている。何度もやられっぱなしではいけないと思って、強い気持ちでマウンドに上がりました」。今季は2戦2敗で防御率9・28と苦手にしていた横浜でやり返し、チームを2位に導いた。

3年連続2ケタ勝利は、広島では2010~15年の前田健太(現ドジャース)以来の快挙。「野手の皆さんであったり、大声援を頂けるファンの皆さんのおかげ。これからも伸ばせるように頑張りたい」と意気込んでいた。

情報源:【広島】大瀬良が今季6度目の完投で3年連続4度目の2ケタ勝利 チームも7月5日以来の2位浮上(スポーツ報知) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:【広島】大瀬良が今季6度目の完投で3年連続4度目の2ケタ勝利 チームも7月5日以来の2位浮上 : スポーツ報知


2019年8月17日0時13分

DeNA対広島戦 完投で10勝目を挙げた大瀬良(左)は会沢捕手と握手する(撮影・柴田隆二)
DeNA対広島戦 完投で10勝目を挙げた大瀬良(左)は会沢捕手と握手する(撮影・柴田隆二)

<DeNA2-4広島>◇16日◇横浜

広島が2位に浮上した。エース大瀬良大地投手(28)がDeNA19回戦に先発し、9回5安打2失点で完投勝利。3年連続4度目の2ケタ勝利を飾った。同じ背番号14を背負った故津田恒実氏へのリスペクトを胸に、首位巨人を追いかける1番手の座を奪った。

◇   ◇   ◇

“1球入魂”の投球でDeNA打線を封じた。左翼から右翼方向へ強い風が吹く中、大瀬良は序盤、力で押した。3回までの37球中、カーブ7球をのぞき、30球は直球とカットボール。今季登板前までDeNA戦3試合で0勝2敗、防御率6・11と苦手な相手にも、真っ向勝負を挑んだ。

力と力の真っ向勝負だけではない。中盤からはDeNA打線の目先を変えるように、変化球を増やした。登板前から「真っすぐ系にヤマを張ってきていると思う。それを確率よく打たれているのがこれまでの結果」と警戒していた。4回にスライダーとフォークを解禁。2本の長打で2点を失うも、動揺はなかった。「配球の意図をくみ取りながらアウトが取れた」。リードが2点に広がった6回、7回は半数近くがフォーク。直球と横変化が多いイメージを逆手に取った。

気持ちは熱く、冷静に。「風向きだけは毎回確認していた。とにかく低めに集めてというのはこれまで以上に強く持っていた」。8回以降は当たり前のように志願して上がった。今季5度目の完投勝利で3年連続2桁10勝目。チームを2位に浮上させた。

前回の勝利がまたひとつ大瀬良に自信を与えた。今季9勝目でプロ通算50勝。広島で背番号14を受け継いだ偉大な先輩津田氏の勝利数を超えた。抑えを主戦場とした先代と役割は違っても「何か1つ、津田さんの数字を超えることをひそかな目標にしていた」と背番号を受け継いだ使命を強く感じていただけに特別な白星となった。

エースで上位対決のカード初戦を取り、再加速のきっかけをつかんだ。緒方監督は「大地の投球に尽きるでしょう」と最敬礼。「僕たちは1戦1戦目の前の試合を戦っていくだけ。ファンの皆さんと一緒に戦っていきたいと思います」と大瀬良。まだ頂点を諦めてはいけない。“弱気は最大の敵”だ。【前原淳】

広島会沢「いろんな球種のサインに対して、大地がしっかり投げてくれた。(カードの)頭を取れたのは良かった」

広島佐々岡投手コーチ(先発大瀬良に)「変化球を低めに集めてゴロアウトを取れた。(カード)初戦に、この完投は大きい」

   

情報源:広島大瀬良10勝「1球入魂」津田イズムで巨人追う(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:広島大瀬良10勝「1球入魂」津田イズムで巨人追う – プロ野球 : 日刊スポーツ


2019年8月17日 05:30

2失点完投で10勝目を挙げた大瀬良(撮影・島崎忠彦)
2失点完投で10勝目を挙げた大瀬良(撮影・島崎忠彦)

セ・リーグ 広島4―2DeNA ( 2019年8月16日 横浜 )

広島・大瀬良大地投手(28)が16日のDeNA戦で9回2失点に抑えて10勝目を挙げた。6完投は両リーグ最多で、球団では10~15年の前田健太以来の3年連続2桁勝利に到達。DeNAとの直接対決に先勝し、7月5日以来、42日ぶりの2位浮上へ導いた。
絶対に落とせない一戦で仕事をするのが大瀬良である。強風吹き荒れる投手不利の環境に惑わされることなく2失点完投。「とにかく低めに集めることを強く意識した。しんどかったですけど、最後まで投げられて良かった」。9回2死一塁で乙坂を二ゴロに打ち取ると、重圧から解放されて笑みがはじけた。

3回までは直球とカットボールを主体に相手の出方をうかがった。後半戦から多投するフォークを投げ始めたのは4回から。4回2死二、三塁で戸柱に中堅フェンス直撃の2点適時三塁打で同点とされると、さらに変化球の割合を増やした。4回までに3安打3与四球ながら、5回以降は2安打無四球。配球を巧みに変えられる器用さが生き、119球を投げ抜いた。

「アツさん(会沢)の配球が途中から変わったので、意図をくみ取りながら投げた。フォークを多く使いながら、カウントもアウトも取れた」

球団では10~15年の前田以来の3年連続の2桁勝利に到達。今季のセ・リーグでは唯一未勝利だったDeNA戦に勝ち、2年連続でのセ5球団制覇だ。1年目オフから3年連続で合同自主トレした“師匠”の背中に一歩近づく白星に「もちろんうれしいですけど、まだまだ伸ばしていきたい」と決意を新たにした。

正念場の夏への準備は入念だった。習慣だった交代浴を進化させて、練習後すぐに15度の「アイスバス」に入るルーティンを取り入れた。「体をすぐに冷やすことで体の熱を取って疲労を残さないようにしている」。さらに「今年の疲労感なら強度を上げてもいいかなと思った」と、練習量が落ちる夏場を見据えてシーズン序盤は昨季同様に練習量を維持して体力強化を優先させたのも奏功した。

台風10号の影響で当日移動を強いられたナインを両リーグ最多6度目の完投で救い、7月5日以来の2位浮上。緒方監督からは「大地に尽きるでしょう」と絶賛された。首位・巨人と4・5差。逆襲への諦めない姿勢を結果で示した。 (河合 洋介)

情報源:広島・大瀬良2失点完投 “師匠”マエケン以来の3年連続10勝「まだまだ伸ばす」(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:広島・大瀬良2失点完投 “師匠”マエケン以来の3年連続10勝「まだまだ伸ばす」― スポニチ Sponichi Annex 野球


2019年8月17日6時38分

DeNA対広島戦 好投する広島大瀬良(撮影・柴田隆二)
DeNA対広島戦 好投する広島大瀬良(撮影・柴田隆二)

<とっておきメモ>

<DeNA2-4広島>◇16日◇横浜

広島が2位に浮上した。エース大瀬良大地投手(28)がDeNA19回戦に先発し、9回5安打2失点で完投勝利。3年連続4度目の2ケタ勝利を飾った。

◇   ◇   ◇

大瀬良の成長は思わぬところに影響が出た。今月、遠征へ出発しようと家を出てすぐ、「プチッ」という嫌な音がしたという。恐る恐る右手を股間付近に触れ、がくぜんとした。スーツのズボンが破けていたのだ。普通のスーツならば諦めもつくが、ドジャース前田からプレゼントされたお気に入りの一着。言わずもがな、高級品だ。それでも股に穴が開いた「恥ずかしい」という感情よりも「マエケンさんに申し訳ない」というわびの気持ちが先に来るのは何とも大瀬良らしい。すぐに連絡を入れたという。

肉体も進化を続ける。登板間に筋力トレを続け、内助の功もあり栄養が徹底管理されている。この日の3年連続2桁勝利で、海の向こうにいる先輩へ、肉体的にだけでなく、投手としても一回り大きくなったことを報告できたに違いない。【広島担当=前原淳】

情報源:広島大瀬良「肉体進化」証し マエケンスーツ破れた(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:広島大瀬良「肉体進化」証し マエケンスーツ破れた – プロ野球番記者コラム – 野球コラム : 日刊スポーツ


9回、乙坂(左)を打ち取り、完投で10勝目を挙げた大瀬良(撮影・堀内翔)
9回、乙坂(左)を打ち取り、完投で10勝目を挙げた大瀬良(撮影・堀内翔)

「DeNA2-4広島」(16日、横浜スタジアム)

広島・大瀬良大地投手(28)が9回5安打2失点の力投で、今季10勝目を6度目の完投勝利で飾った。10~15年の前田健太(現ドジャース)以来となる3年連続4度目の2桁勝利で、チームは7月5日以来の2位へ浮上。首位・巨人も勝ったため4・5ゲーム差は変わらないが、エースが2カード連続負け越し中のチームを救った。

チームが苦しい時に勝ってこそ、カープのエースだ。2点リードの九回2死一塁。大瀬良は乙坂をフォークで二ゴロに打ち取った。3年連続の2桁勝利となる10勝目を6度目の完投で飾り、バッテリーを組む会沢とがっちりハイタッチ。チームを2位に浮上させ、白星の味をかみしめた。

「この球場でやられていたので、やられっぱなしではいけないと思って、強い気持ちを持ってマウンドに上がりました。疲れていたんですけど、大きな声援をいただいて、最高の疲れになりました」

屈辱にまみれた横浜の夜を忘れるはずがない。前回6月28日・DeNA戦は4回2/3を12安打7失点でKO。五回を投げきれずマウンドを降りた。その夜は会沢と食事へ。2人でとことん話し合い、反省点を洗い出した。

この夜も会沢のサインにうなずき、その意図をくみ取った。序盤は150キロ超の直球で押し込み、中盤からはカーブやフォークを交えて変幻自在。今季未勝利のDeNAが相手だったがマウンドに仁王立ちだ。

1軍での活躍だけを心に誓ってきた。16年にプロ入り初めて2軍降格した際、大瀬良は私服姿で大野を訪れた。ジャージーで練習場へ通うことが許されているが「そこは自分なりに決めていました」と貫いた。「2軍の雰囲気に慣れたらダメだぞ」。先輩の言葉も心に響いた。今春、九州共立大の後輩・島内が2軍降格した際も自身の経験を伝えた。優しさばかりがクローズアップされるが、芯の強さもエース向きだ。

今回は台風10号のあおりを受けて、14日に新横浜へ移動。前日15日は横須賀の球場で調整した。ナインは当日移動で、昼過ぎに横浜へ到着。「僕よりチームメートの方がドタバタで疲労があると思う。最後まで投げられて良かったです」とエースらしく言った。

そんな姿を緒方監督は「大地に尽きるでしょう。最後まで投げ抜いてくれたんだから」と称賛した。苦しんだ時期もあったが、7月以降は4勝1敗と完全復活。首位巨人と4・5ゲーム差。まだ奇跡は起こせる。王者の誇りにかけて、最後まで全身全霊で戦い抜く。

情報源:大瀬良で2位浮上 エースが台風禍の広島救った6度目完投&3年連続2桁勝利(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:大瀬良で2位浮上 エースが台風禍の広島救った6度目完投&3年連続2桁勝利/広島カープ/野球/デイリースポーツ online


3回、ソロを放つ西川(撮影・堀内翔)
3回、ソロを放つ西川(撮影・堀内翔)

「DeNA2-4広島」(16日、横浜スタジアム)

沈むのか、それとも浮上するのか。4連覇を目指す中でターニングポイントとなる一戦。大活躍したのは広島1番・西川だった。

1点リードで迎えた三回1死無走者の第2打席。1-1から井納の120キロカーブをバシッとたたいた。打球は左翼から右翼方向へ吹く強風にも乗って右翼席上段に着弾。9試合ぶりの12号ソロに「うまく捉えることができた」と言いながらも、「風ですよ」といたずらっぽく笑った。

同点に追いつかれた直後の五回1死二塁では、フルカウントからのフォークをしぶとくさばいた。中前に抜ける勝ち越しの一打が決勝点となり、七、九回にもしっかり安打を放った。

5打数4安打の固め打ちで、今季8度目の猛打賞はシーズン自己最多だ。打率3割を視界に捉えたが「また落ちますよ」と受け流し、「(1番として)塁に出ること、そして得点圏の走者をかえすことです」という。

だからこそ、残念がったのは一回の三飛だ。「あれがね…」と4本のヒットよりも第1打席の凡退を悔やみ、100点満点の自己採点は出さない。

「シンプルにやっていますよ」と自然体で責務を果たそうとする24歳の1番打者。「初戦を取れたのはでかい」とうなずいた。西川の夏はこれから本番だ。

情報源:西川龍馬V撃4安打 カープ2位浮上へ切り込み隊長導いた(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:西川龍馬V撃4安打 チーム2位浮上へ切り込み隊長導いた/広島カープ/野球/デイリースポーツ online


2019年8月16日22時23分

3回表広島1死、西川は右越え本塁打を放つ(撮影・柴田隆二)
3回表広島1死、西川は右越え本塁打を放つ(撮影・柴田隆二)

<DeNA2-4広島>◇16日◇横浜

広島の切り込み隊長西川龍馬内野手(24)が、打線をけん引し、エースを援護した。1点リードの3回、井納のカーブを引き付けてバット一閃(いっせん)。きれいな放物線を描き、真っ青に染まった右翼席中段に突き刺した。

同点に追い付かれた直後の5回には井納のフォークに食らい付き、鋭いゴロで二塁手の左を破って勝ち越しの走者を本塁に迎え入れた。1本塁打を含む4安打と大暴れ。主力選手への第1歩とも言えるプロ初の規定打席に17日にも到達する。

今季、外野手に転向してレギュラー取りを誓った。5月は5番として、後半戦は1番として打線の中心的存在となりつつある。初めてレギュラーとしてコンスタントに試合出場を重ねても「疲れはない。やっぱり試合に出られることはいい」と喜びでしかない。5月以降は連続無安打は2試合が最長。好不調が激しいチームの中で抜群の安定感を誇る。

目標としていたプロ初の規定打席まであと2打席とした。常に「300(打率3割)ないと面白くない」という打率も、最低限の目標という求道者。この日4安打の固め打ちで、打率を7厘上げて2割9分8厘に上げた。さらに「本塁打も2桁をクリアしたので、15本いけたら」とこの日の12号で1発の目標も射程圏。緒方監督も「夏場くらいからちょっとメリハリというか、カウント球、追い込まれてからの打撃には工夫が見えるね」と成長に目を細めた。西川がチームを再加速させて、2位に浮上。首位巨人を追走する。【前原淳】

情報源:広島西川4安打で大瀬良援護、目標の規定打席あと2(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:広島西川4安打で大瀬良援護、目標の規定打席あと2 – プロ野球 : 日刊スポーツ


広島・会沢(好リードで大瀬良を完投勝利に導く)「いろんな球種のサインに対して大地がしっかり投げてくれた。(連敗阻止は)気持ちを新たに入っているので(カードの)頭を取れて良かった」

同・東出打撃コーチ(4安打の西川に)「三振とポップフライを打たなければ何かが起こる。足もあるし、首位打者を取れる能力があるんだから」

同・佐々岡投手コーチ(大瀬良に)「本人が自覚を持って最後までいってくれた。落ちる球を低めに集めてアウトが取れた」

情報源:【ダッグアウト】8月16日DeNA戦 | 広島東洋カープ | 中国新聞デジタル


1点リードの六回、安部が大瀬良を勇気づける貴重な一発を放った。カウント3―1から、高めの直球にバットをぶつけるように強振。「変化球がきたら空振りでOKぐらいの気持ちで思い切っていった」と右翼席へ放り込んだ。

2試合連続で先発し、勝利に貢献するアーチ。「僕自身、スタメンで出られていなかったので、あそこで打てて良かった」と充実感に言葉は弾んだ。チームの連敗は阻止。「目の前の一戦一戦をやっていき、(白星を)積み重ねていくだけ」と反撃へ気持ちを高めた。

情報源:8月16日DeNA戦 安部、貴重な一発 | 広島東洋カープ | 中国新聞デジタル


五回、広島1死二塁、中前適時打を放つ西川
五回、広島1死二塁、中前適時打を放つ西川

右へ左へと広角に4安打を放った西川が、打線を引っ張った。

三回に9試合ぶりの12号。「うまく前で捉えられた」と風にも乗って右翼席上段へ突き刺さった。追い付かれた直後の五回の第3打席ではフォークをしぶとく中前へ。暴投で二塁へ進んだ大瀬良を迎え入れる適時打で勝ち越した。

七、九回にも安打を放ち打率は2割9分8厘。3割目前にも「どうせまた落ちる。一回に(塁に)出られたら100点だった」と貪欲な1番打者。「(カードの)初戦を取れたのはでかい」とチームの勝利だけを喜んだ。

情報源:8月16日DeNA戦 西川4安打、12号ソロに勝ち越し打 | 広島東洋カープ | 中国新聞デジタル


【DeNA―広島】完投で3年連続の2桁勝利を飾り、ガッツポーズをする大瀬良(撮影・浜岡学)
【DeNA―広島】完投で3年連続の2桁勝利を飾り、ガッツポーズをする大瀬良(撮影・浜岡学)

大瀬良は極力、練習の最後にキャッチボールをする。最初に肩慣らしをするのが投手陣では通常で、独自の調整だ。理由は「疲れても自分の球をしっかり操りたい」。今季未勝利だったDeNAに9回2失点で10勝目。スタミナ自慢の大黒柱が、チームを7月5日以来の2位に押し上げた。

キャッチボールは練習冒頭にしていた。試合の中盤以降に球威が落ちて長いイニングを投げきれない悩みを取り除くため昨季途中に変更。ブルペンも筋トレで体をいじめてから投げ込む徹底ぶりだ。陸上の長距離選手の食事法もインターネットで調べ、登板2日前から炭水化物のご飯を多めに頬張る。エネルギー満タンでマウンドに立つためだ。

だから球の力が衰えない。勝ち越した五回以降は二塁を踏ませず。「しんどかったけど、バタバタだったみんなの方が、疲労があったと思う」と台風の影響で当日移動だった野手陣や救援陣を思いやる。今季八回以降は安定感がぐっと増し、12回無失点。シーズン6完投は広島では2010年の前田健(ドジャース)以来だ。

自身4連勝で3年連続の2桁勝利。「もちろんうれしい。まだまだ伸ばしていきたい」。疲れ知らずの背番号14が、ロングスパートに入った。(川手寿志)

情報源:8月16日DeNA戦 2位浮上、大瀬良3年連続10勝 今シーズン6度目完投 | 広島東洋カープ | 中国新聞デジタル


【DeNA―広島】大瀬良
【DeNA―広島】大瀬良

◇DeNA―広島19回戦(広島10勝8敗1分け、18時00分、横浜、32140人)

広 島011011000―4
DeN000200000―2

(広)大瀬良―会沢
(D)井納、武藤、三嶋、エスコバー―戸柱

▽勝 大瀬良20試合10勝6敗
▽敗 井納12試合3勝5敗
▽本塁打 西川12号(1)(井納)=3回、安部6号(1)(武藤)=6回

●…広島がDeNAと入れ替わって2位に浮上した。大瀬良は落ち着いた投球で2失点で完投。3年連続の2桁勝利に達した。2―2と追い付かれた直後の五回に西川が勝ち越し打を放ち、六回は安部がソロ。DeNAは元気なく5連敗。

情報源:8月16日DeNA戦 | 広島東洋カープ | 中国新聞デジタル


―一人で投げ抜きました。

疲れていたのですが、最後、大きな声援いただいて、最高のいい疲れになりました。

―DeNAとの対戦。

特にこの球場でよくやられていたので、何度もやられっぱなしではいけないと思い、強い気持ちを持ってマウンドに上がりました。

―3年連続2桁となる10勝目です。

ありがとうございます。野手の皆さんや、これだけたくさんの大声援をいただけるファンの皆さんのおかげで達成することができました。これからも伸ばせるように、精いっぱい頑張ります。

―2位に浮上しました。

僕たちは一戦一戦、目の前の試合を戦っていくだけです。ファンの皆さんと戦っていきたいと思います。

―明日も試合があります。ファンに向け、一言お願いします。

今日も暑い中、たくさんのご声援ありがとうございました。明日も勝ちましょう。

情報源:8月16日DeNA戦 大瀬良のヒーローインタビュー | 広島東洋カープ | 中国新聞デジタル


緒方

◆完投勝利の大瀬良を一番にたたえる

「大地の投球に尽きるでしょう。最後まで投げてくれたんだから。(四回の)失点も、警戒し過ぎたのか四球からで、本人も悔しかっただろう。的を絞らせないように打者の打ち気をはぐらかせながら配球を組み立てていたのはベンチからも見えた」

◆強風の中、菊池や野間らが堅い守備でもり立てる

「野手が神経を使った試合になった。特に飛球に関しては風が舞っていたので難しかったと思う。そういうグラウンドコンディションの中で大地を助けてくれた。攻撃も1点ずつ、追い付かれてもチャンスメークして西川が返してくれた」

◆その西川の4安打については

「夏場からカウント球や追い込まれてからの打撃に工夫が見える」

情報源:8月16日DeNA戦 西川、打撃に工夫が見える | 広島東洋カープ | 中国新聞デジタル


球炎

球界は「打てる2番打者」が主流となりつつある。2番筒香は威圧感がある。地元で負け越した巨人3連戦では、2番坂本勇に痛い目に遭った。打てて、つなげて、一発も放てる。それは理想に違いないが、「打つだけの2番打者」ではベンチの打つ手が限られる。

六回を終えて4―2。久しく遠ざかっていた逃げ切り勝利へ、七回の攻撃で主導権を保った。先頭の西川が中前打で出塁。2番菊池が手堅く犠打を決め、1死二塁の好機をつくった。

3、4番が倒れて無得点も、攻めの形を整えたことに意味がある。連敗中のDeNAに、逆転意欲を与えるとすれば何だろうか。守りであれば、四球や失策。攻めであれば、併殺打やバント失敗に違いない。

救援陣が心もとない今、終盤の追加点は大事だが、自滅しないことがもっと大事である。守っては菊池が七回無死、乙坂の鋭い打球を半身でさばいて二ゴロとした。4打数4三振でも「送って、守れる2番打者」は魅力にあふれる。

7月の11連敗中、菊池が言っていた。「ここぞって時こそ、バントで進めて僕らは勝ってきた」。プロ入りから8年連続20犠打を決めた、2番打者の誇りを感じる。(山本修)

情報源:8月16日DeNA戦 送って守れる2番の魅力 | 広島東洋カープ | 中国新聞デジタル



ハイライト


あと4勝、頼むぞ。