広島・野村祐輔【写真:荒川祐史】

広島、野村8回1安打無失点で6勝目! 2位DeNAに肉薄0.5差

2019/8/8 vsDeNA 18回戦(マツダ)広島4-1DeNA


DeNAは筒香を2番起用も打線が振るわず

広島・野村祐輔【写真:荒川祐史】
広島・野村祐輔【写真:荒川祐史】

■広島 4-1 DeNA(8日・マツダスタジアム)

広島は8日、マツダスタジアムで行われたDeNA戦で4-1で快勝。6カード連続で勝ち越し、2位のDeNAに0.5ゲーム差と肉薄した。DeNAは後半戦初のカード負け越し。

広島は4回、1死一、三塁から一塁走者・鈴木と三塁走者・菊池涼の重盗が決まり1点を先制。5回にはバティスタの26号3ランでリードを広げた。投げては先発の野村が8回1安打無失点で6勝目を挙げた。

宮崎が戦線離脱したDeNAは2番に筒香を入れたが、打線に元気がなかった。

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2019年8月8日 21:03

<広・D>6回1死、神里を一ゴロに抑えベースカバーに走る野村(撮影・岡田 丈靖)
<広・D>6回1死、神里を一ゴロに抑えベースカバーに走る野村(撮影・岡田 丈靖)

◇セ・リーグ 広島4―1DeNA(2019年8月8日 マツダ)

大逆転でのセ・リーグ4連覇を目指す3位・広島が2位・DeNAとの直接対決3連戦第3戦に4―1で快勝し、6カード連続の勝ち越し。再びDeNAとのゲーム差を0・5に縮めた。DeNAは7カードぶりの負け越し。

広島は4回、先頭の菊池涼がチーム初安打となる右中間二塁打で出塁すると捕逸で三塁に進み、1死後に鈴木が四球を選んで一、三塁とチャンス拡大。松山の4球目に一走・鈴木がスタートを切ると、DeNA捕手・嶺井が二塁へ送球してセーフとなる間に三走・菊池涼が本塁生還を果たす重盗成功で先制点を奪った。

5回には1死一、二塁からバティスタが自身の最多本塁打を更新する26号3ランを放って4点リード。投げては先発右腕・野村が今季自身最長となる8回を投げて1安打無四球無失点に抑える好投を見せ、1軍復帰後3連勝となる今季6勝目(3敗)を挙げた。

DeNAは広島先発・野村に対して2回にロペスが左前打を放っただけ。4点を追う9回にこの回から登板した2番手の広島守護神・フランスアから先頭・大和が中越え二塁打を放ち、代打・中井の二ゴロで三進した後、筒香の二ゴロで本塁生還を果たして零封負けを免れたが、そこまでだった。

情報源:広島が直接対決制し、6カード連続勝ち越し 野村8回零封&バティ3ラン DeNAと再び0・5差に肉薄(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュースコメント

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2019年8月8日22時35分

広島対DeNA 勝利投手となった野村は試合後、ファンとタッチを交わす(撮影・梅根麻紀)
広島対DeNA 勝利投手となった野村は試合後、ファンとタッチを交わす(撮影・梅根麻紀)

<広島4-1DeNA>◇8日◇マツダスタジアム

鯉がまたセ界頂点返り咲きへ、歩を進めた。広島野村祐輔投手(30)が強力DeNA打線に対し、攻撃的な投球でほぼ完璧な投球をみせた。1安打無四球で自身3連勝。2位DeNAとの3連戦を勝ち越しに導いた。DeNAとは0・5ゲー0差、首位巨人とは1・5ゲーム差だ。前半戦苦しんだ右腕が、チームの反攻の旗手となる。

◇   ◇   ◇

まだ気温は30度を計測していた。大粒の汗を飛ばしながら投げた104球で、野村は復活を印象づけた。最速は144キロも、押した。強打者のそろうDeNA打線にも攻めの投球で無四球。8回まで1安打に抑え、9連戦最初のカードを勝ち越しでスタートさせた。

左足を上げ、軸足となる左股関節に重心を置くようにひねる。そこから全部の力を指先に集中する。力の伝わり方、放たれた白球のうなり、そして打者の反応に、野村は手応えを得た。140キロ超は22球しかなかった。それでも「真っすぐが良かった。差し込むこともできたと思う」。チェンジアップ、カーブで緩急を使い、スライダーでバットを振らせた。ゴロを打たせて取るタイプながら、9つのフライアウトを重ねた。

2軍での日々が生きた。6月12日に出場選手登録を抹消され、約1カ月半、自分自身を見つめ直した。キャッチボールやトレーニングの中で体の使い方の変化を感じ取った。「常日ごろから意識しているので気づくことができる」。常にキャッチボールのときには下半身主導を意識するため左手の反動は使わないなど、日々の積み重ねが調子を取り戻させた。

この日も広島は暑かった。だが右腕は「涼しかったです。風があったんですよ」と笑った。中5日が見込まれる次回登板を考慮してか、9回のマウンドには上がらなかったが、それでも自身3連勝。真夏の苦しい時期に、反攻するチームの歯車となっている。

緒方監督も後半戦のキーマンに挙げた右腕の力投を大絶賛した。「祐輔の投球に尽きるでしょう。先発の仕事として100点満点の仕事をしてくれた」。2位DeNAに0・5ゲーム差。チームとともに復調した右腕だが、足元を見つめる。「まだ取り返さないといけないと思っている。1つも落とせないと思ってやっていきたい」。野村も、チームもまだ何も手にしていない。視線はその先を見据えている。【前原淳】

情報源:広島野村3連勝 次戦中5日へ反攻キーマン名乗り(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:広島野村3連勝 次戦中5日へ反攻キーマン名乗り – プロ野球 : 日刊スポーツ


2019年8月8日 21:45

<広・D>8回無失点で6勝目を挙げた野村はお立ち台で笑顔を見せる(撮影・岡田 丈靖)
<広・D>8回無失点で6勝目を挙げた野村はお立ち台で笑顔を見せる(撮影・岡田 丈靖)

◇セ・リーグ 広島4―1DeNA(2019年8月8日 マツダ)

広島の野村祐輔投手(30)が2位・DeNA戦(マツダ)で1安打無四球の圧巻投球を披露し、今季自身最長の8回を零封。4点リードの9回はマウンドを守護神フランスアに譲り、2016年4月27日のヤクルト戦(神宮)以来3年ぶりとなる完封&完投こそ逃したものの、1軍復帰後3連勝で今季6勝目(3敗)をマークした。

「最高です」と気持ち良さそうに汗をしたたらせた野村は「何とかチームが勝てるように。そういう思いでマウンドに上がりました」と初回から切れのいいボールを投げ込み、快調な滑り出し。2回の2死一塁で柴田の二ゴロを菊池涼がスライディングキャッチしてアウトにすると、さらに波に乗った。

野村が3回、4回と2イニング連続で3者凡退に仕留めると、打線は4回に鈴木、菊池涼の重盗成功で先制。5回、先頭・佐野の遊ゴロをドラフト1位ルーキー小園が後逸して塁に出しても野村が無失点で切り抜けると、その裏にバティスタの3ランで貴重な追加点が入った。野村は6回から8回も3イニング連続で3者凡退に斬って取り、守護神のフランスアに直接つないでリリーフ陣を休ませることにも成功した。

「ボール自体もいってたと思いますし、何よりアツさん(捕手・会沢の愛称)、バックに助けてもらいました」と野村。6日から夏場の9連戦が始まったこともあり「何とか長いイニングを投げたいと思って投げていました」とし、チームの6カード連続勝ち越し決定には「1戦1戦必死に戦っている結果がいい結果につながったと思ってますし、これからもどんどんどんどん勝っていけるように頑張っていきたいと思います」と笑顔を見せていた。

情報源:広島・野村 強力DeNA打線を圧巻の8回1安打零封、6勝目 3年ぶり完封&完投逃すも笑顔「最高です」(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:広島・野村 強力DeNA打線を圧巻の8回1安打零封、6勝目 3年ぶり完封&完投逃すも笑顔「最高です」― スポニチ Sponichi Annex 野球


5回、3ランを放ち天を指さす広島・バティスタ=マツダスタジアム(撮影・飯室逸平)
5回、3ランを放ち天を指さす広島・バティスタ=マツダスタジアム(撮影・飯室逸平)

「広島4-1DeNA」(8日、マツダスタジアム)

広島が2位・3位決戦の3連戦で勝ち越した。DeNAとのゲーム差を0・5に縮めた。

四回に1死一、三塁から一走・鈴木と三走・菊池涼のダブルスチールで先制すると、五回にはバティスタの26号3ランが飛び出し、4点のリードを奪った。

先発の野村が8回無失点と好投し6勝目を挙げた。九回はフランスアが締めた。

情報源:広島が2位・3位対決で勝ち越し!DeNAに0・5差 重盗&バティスタ26号3ラン(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:広島が2位・3位対決で勝ち越し!DeNAに0・5差 重盗&バティスタ26号3ラン/広島カープ/デイリースポーツ online


5回、ガッツポーズする広島・野村祐輔=マツダスタジアム(撮影・飯室逸平)
5回、ガッツポーズする広島・野村祐輔=マツダスタジアム(撮影・飯室逸平)

「広島4-1DeNA」(8日、マツダスタジアム)

広島の先発・野村祐輔投手が8回1安打無失点と好投し、6勝目を挙げた。

許したヒットは二回にロペスの左前打1本のみ。二回と失策のあった五回以外はすべて三者凡退という安定した投球で、チームを勢いづけた。

攻撃では四回にはダブルスチールで先制に成功。五回にはバティスタに26号3ランが出た。この日の野村には4点の援護は非常に大きかった。

九回はフランスアに託し、8回無失点、被安打1、6奪三振という成績で6勝目を挙げた。自身としても3連勝と調子を上げている。

情報源:広島・野村が8回1安打無失点で6勝目 自身3連勝(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:野村祐輔が8回1安打無失点で6勝目 自身3連勝/広島カープ/デイリースポーツ online


2019年8月8日 22時24分

◆広島4―1DeNA(8日・マツダスタジアム)

広島の野村祐輔投手(30)が8回1安打無失点で自身3試合連続勝利となる6勝目(3敗)を挙げた。チームを6カード連続勝ち越しに導き、2位DeNAと0・5ゲーム差に再接近した。

余力十分でマウンドを降りた。5回先頭の佐野を遊撃・小園の失策で出塁させ、2死三塁のピンチを招いたが、代打・伊藤裕を力勝負で左飛に仕留めた。8回も直球主体で3者凡退。104球、無四球の危なげない投球に「サイコーです!」とガラになく大声を張り上げた。

その裏、代打・メヒアを送られた。チーム方針に従った形だが「(9回のマウンド?)いけたとは思います。しょうがない」と淡々。佐々岡投手コーチは降板理由について「(9連戦の長丁場?)そうですね、次もあるんで」と、大一番となる12日からの巨人3連戦(マツダ)で、いずれも中5日でアドゥワ、ジョンソン、野村を投入するためだということを示唆。野村自身も「(中5日?)なくはない。しっかり言われたところで投げられるよう準備したい」と腕ぶしていた。

情報源:【広島】野村「9回いけたと思う」1安打零封も8回降板は中5日G戦見据えて(スポーツ報知) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:【広島】野村「9回いけたと思う」1安打零封も8回降板は中5日G戦見据えて : スポーツ報知


野村は8回1安打無失点で6勝目「リリーフ陣にとってもありがたい」

■広島 4-1 DeNA(8日・マツダスタジアム)

広島は8日、マツダスタジアムで行われたDeNA戦に4-1で勝利し、6カード連続勝ち越しを決めた。先発の野村が8回1安打無失点の好投で6勝目。打線はバティスタの26号3ランなどで4点を奪った。緒方監督は「今日は(野村)祐輔のピッチングに尽きる」と、自身3連勝となった右腕を称賛した。

野村は8回まで被安打1、無四球で2回と5回以外は全て3者凡退と完璧な内容だった。緒方監督は「立ち上がりから投げ急ぐこともなく、キレのある球を投げていた。先発として100点満点のピッチングをしてくれた」と最大級の表現で野村を褒めた。9連戦の3戦目での快投に、指揮官は「まだ6連戦が残っているし、先発が長いイニングを投げてくれるのは助かる。リリーフ陣にとってもありがたい」と感謝した。

打線はダブルスチールで先制し、バティスタの一発で突き放した。緒方監督は「先制できたし、バティスタの3ランでこちらの流れになった。(野村)祐輔にとってもいいホームランになったね」と理想的な攻撃にご満悦だった。

2位DeNAに勝ち越し、0.5ゲーム差と肉薄したチームは、中日と引き分けた首位巨人とも1.5ゲーム差。大逆転でのリーグ4連覇が見えてきた。

情報源:広島緒方監督、6勝目野村を大絶賛 「祐輔の投球に尽きる。100点満点」(Full-Count) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:広島緒方監督、6勝目野村を大絶賛 「祐輔の投球に尽きる。100点満点」 | Full-count


【広島―DeNA】二回、野村
【広島―DeNA】二回、野村

◇広島―DeNA18回戦(広島9勝8敗1分け、18時01分、マツダスタジアム、31330人)

DeN000000001―1
広 島00013000×―4

(D)京山、桜井、斎藤、武藤、藤岡―嶺井、戸柱
(広)野村、フランスア―会沢

▽勝 野村14試合6勝3敗
▽敗 京山8試合5敗
▽本塁打 バティスタ26号(3)(桜井)=5回

●…広島が6カード連続で3連戦に勝ち越した。四回に重盗で1点を先制。五回にバティスタの3ランで加点した。野村は制球が良く四球を与えず8回1安打無失点で自身3連勝として6勝目。DeNAは今季最少の2安打に抑え込まれた。

情報源:8月8日DeNA戦 | 広島東洋カープ | 中国新聞デジタル


DeNA戦で8回1安打無失点「真っ直ぐが良かったので、他の球種も生きた。全体的に良かった」

■広島 4-1 DeNA(8日・マツダスタジアム)

広島の野村祐輔投手が7日のDeNA戦(マツダ)に先発し、8回1安打無失点と好投。無四球と今季最高の内容で6勝目をマークした。

エラーでの出塁を含めて与えた走者は2人のみ。緒方監督も「先発として100点満点のピッチング」と絶賛した快投だった。野村は「真っ直ぐが良かったので、他の球種も生きた。全体的に良かったと思います」を満足そうな表情で話した。

「(打者を)差し込むことができた」というストレートは「球速自体はいい時も悪い時も変わらないと思うが、打者の見え方だったり、色々な部分で良かったのだと思う。今日はフライアウトも多かった」と自画自賛した。8イニング中6イニングが3者凡退というほぼ完璧な内容。「回の先頭を出した2回と5回以外は、しっかり(アウトを)取ることができた。自分の投球ができたと思う」と胸を張った。

プロ初完封だった2016年以来の完封は逃したが、野村は「そこはしょうがないですね」と一言。「それほど意識はしていなかった。8回を終わった後、まだ1安打なんだ、と思ったぐらい。相手も早打ちで積極的にきていたので球数も少なくなったが、それは結果的なこと」と、無欲の投球だったことを強調した。

今季の野村は6月中旬に不振で2軍落ちし、約1か月半の再調整を余儀なくされた。後半戦に復帰後、3連勝となったが「3連勝は手応えにはならない。まだまだ取り返さないといけないと思ってやっている」と、本人はまだ満足していない。「夏場は汗をかいて体重も減るので、自然とキレが増してくる」という2016年の最多勝右腕が、逆転優勝へのキーマンになる。

情報源:広島野村、セ界大混戦を呼ぶ快投6勝目も「まだまだ取り返さんないと」(Full-Count) – Yahoo!ニュースコメント

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2019年8月8日22時38分

広島対DeNA DeNAに勝利し、緒方監督(左端)とタッチをかわす鈴木(撮影・梅根麻紀)
広島対DeNA DeNAに勝利し、緒方監督(左端)とタッチをかわす鈴木(撮影・梅根麻紀)

<広島4-1DeNA>◇8日◇マツダスタジアム

広島が先発野村の好投で9連戦最初のカードを勝ち越した。4回に重盗で先制すると、5回にはバティスタが26号3ランで突き放した。6カード連続勝ち越しで、2位DeNAに0・5ゲーム差に迫った。広島緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。

-先発野村が好投

緒方監督 祐輔の投球に尽きるでしょう。先発の仕事として100点満点の仕事をしてくれた。

-攻めの投球だった

緒方監督 今日は良かったね。立ち上がりから投げ急ぐこともなく、しっかりとバランスのいい切れのある球をしっかり投げ込んでいた。ピンチらしいピンチもなかったしね。

-夏場に状態を上げた

緒方監督 先発投手が長い回を投げてくれると助かる。まだ6連戦があるので、中継ぎをできるだけ休ませた中で戦っていきたい。

-4回は重盗で先制

緒方監督 選手がよく動いてくれた。先制できたのは良かったし、その後のバティスタの3ランも非常に大きかった。あれで一気に流れをこっちに持ってきてくれた。祐輔も楽になったと思う。今日は本当にいいゲームができたと思う。

情報源:広島緒方監督、野村好投に「100点満点」一問一答(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:広島緒方監督、野村好投に「100点満点」一問一答 – プロ野球 : 日刊スポーツ


【広島―DeNA】8回無失点で6勝目を挙げた広島先発の野村(撮影・河合佑樹)
【広島―DeNA】8回無失点で6勝目を挙げた広島先発の野村(撮影・河合佑樹)

心地よい疲労感が、野村をいつもより冗舌にさせたのかもしれない。「最高です」とお立ち台で声を張り上げた。今季最長の8回を投げ、1安打無四球で無失点。「八回を投げ終えた時にまだ1安打だったと気付いたくらい。無心で投げていたのかな」と満面の笑みで6勝目をかみしめた。

「直球が良かったから他の球種も生きた」と全球種をちりばめた。二回無死一塁では佐野をチェンジアップ、嶺井はシュートで空振り三振。失策による五回2死三塁もしのぎ、中5日が濃厚な次回登板を見据えて8回104球でお役御免。完封を逃した無念さより、「9連戦中で長い回を投げたいと思っていた」と充実感があふれた。

「投球の取っ掛かりの部分」を手直しした効果が表れている。振りかぶってからスムーズに投球動作に移れるよう、プレートを踏む位置を微妙に変更。長田ブルペン捕手は「体の軸がぶれなくなった。だから強い球が投げられている」と復調に太鼓判を押す。

1軍復帰後、3試合で3勝、防御率0・90と抜群の安定感を見せる。「まだまだ。取り返さないといけないし、一つも落とさない気持ちで投げていく」と野村。実績ある右腕の頼もしさがようやく戻ってきた。(友岡真彦)

情報源:8月8日DeNA戦 野村奮投、得点許さず 6カード連続勝ち越し、首位に1・5差 | 広島東洋カープ | 中国新聞デジタル


中国新聞 緒方語録
中国新聞 緒方語録

◆8回を1安打に抑えた野村を手放しで褒め

「(野村)祐輔の投球に尽きるでしょう。百点満点。投げ急ぐことなく、切れのいい球を投げていた。ピンチらしいピンチもなかった。夏場に先発が長いイニングを投げてくれるのは助かる。連戦だから、中継ぎをできるだけ休ませたい」

◆四回に重盗で先制し

「選手がよく動いてくれた。先制できてよかった」

◆五回にDeNAの継投を攻略

「バティスタの一発も大きかった。でも、きょうはやっぱり祐輔でしょう」

情報源:8月8日DeNA戦 祐輔の投球に尽きる | 広島東洋カープ | 中国新聞デジタル


中国新聞 球炎
中国新聞 球炎

12年前、夏の甲子園。広島・広陵高にすごい打者がいた。「3番、サード土生」。鋭いスイングと広角打法で、準優勝の立役者に。早大を経てカープに入ったが、プロでは通算7年で1安打に終わる。今季から任されているのはスコアラーという仕事。担当チームは優勝を争うDeNAである。

元来の真面目さで今、張り切っている。先輩に学びながら朝から晩までデータ集め。「今の知識が現役時代にあったら、もっと打てたかも」と頭をぽりぽり。一人一人で異なる相手の弱点は、当然覚え込んでいる。

そんな情報を今回伝えたのは、12年前に同じグラウンドに立っていた投手だ。今季、野村はDeNA戦初登板。重要なのは2~5番の前に走者をためないこと、怖がらず内角を突かないと抑えられないこと。打者の裏をかいたり、落ちる球を続けたりし、8回を1安打、無失点。まるで教科書のような配球だった。

選手と裏方。あの夏、広島の町を熱狂させた2人が間柄を変え、タッグを組んだ。「祐輔は技で抑えるタイプ。そういう投手に情報を上げる役割は気が引き締まる」。会心の投球。今後のDeNA戦に生かされると同時に、長いスコアラー人生の道しるべにもなる。(五反田康彦)

情報源:8月8日DeNA戦 夏沸かせた2人の物語 | 広島東洋カープ | 中国新聞デジタル



ハイライト

ヒーローインタビュー:野村祐輔


明日からは京セラドームで阪神との3連戦