モスクで銃乱射 49人死亡 手製爆弾も ”過激思想のテロ攻撃”

モスクで銃乱射 49人死亡 手製爆弾も ”過激思想のテロ攻撃” | NHKニュース

ふむ・・・


2019年3月15日 18時16分

ニュージーランド南部のクライストチャーチにあるイスラム教の礼拝所・モスクで起きた銃乱射事件について、現地の警察は、49人が死亡したことを明らかにしました。ロイター通信は、ニュージーランドでは過去最悪の銃撃事件だと伝えています。

日本時間の15日午前9時40分ごろ、ニュージーランド南部のクライストチャーチ中心部にあるモスクで、何者かが銃を乱射しました。

現地の警察は日本時間の午後5時すぎから記者会見し、49人の死亡が確認されたことを明らかにしました。

このうち41人が中心部にある「ヌール・モスク」で、7人が「リンウッド・モスク」で死亡が確認されたほか、1人が搬送先の病院で死亡したということです。また、およそ40人が病院で手当てを受けているということです。

警察は、身柄を拘束した3人のうち主犯格とみられる1人は20代後半の白人の男で、殺人容疑で訴追したほか、2人については、事件にどのように関与したのかを詳しく調べています。

現場からは大量の武器が見つかり、犯行に使われた車からも手製の爆弾が2つ見つかっていて、警察は「計画的な犯行だ」と指摘したうえで、「このほかに危険な状況は把握していないが、警戒を続けている」と述べ、引き続き、現場周辺の詳しい状況を捜査しています。

警察に先立って記者会見したニュージーランドのアーダーン首相は、事件について、過激な思想を持った容疑者による「テロ攻撃だ」と述べました。

また事件を受けて、オーストラリアのモリソン首相は「拘束されたうちの1人はオーストラリア生まれだと確認した」と述べ、事件の捜査に協力する考えを示しました。

ロイター通信は、ニュージーランドでは銃撃事件で49人が犠牲になったのは過去最悪だと伝えています。

外務省の海外邦人安全課によりますと、これまでのところ日本人が事件に巻き込まれたという情報は入っていませんが、引き続き情報収集を続けるとしています。

現場のモスクとは

地元の警察によりますと、襲撃されたのは2つのモスクです。

このうち1つは、クライストチャーチ中心部のクライストチャーチ駅近くの「ヌール・モスク」です。このモスクは公園の西側に位置し、周辺は地元の人たちが散歩したりジョギングしたりする憩いの場となっています。

もう1つは、ひとつ目の現場から東に5キロほど離れたリンウッド地区にある「リンウッド・モスク」です。

15日は金曜日で、モスクでは多くの人が訪れる金曜礼拝が行われていて、地元のラジオ局は事件当時、「ヌール・モスク」には300人ほどがいたと伝えています。

銃乱射の動画か NZ政府は削除要請

この事件では、銃を乱射する様子を撮影したとみられる動画がSNSや動画投稿サイトに投稿され、ニュージーランド政府は削除を要請するとともに、シェアしないよう呼びかけています。

問題の動画にはモスクのような場所で銃を乱射する様子が撮影されていますが、誰がいつどこで撮影したかは確認されていません。

これについて、ニュージーランドのアーダーン首相は会見で、「動画をシェアしないよう求める」と述べて、動画を拡散させないよう訴えました。

また、警察もツイッターに「事件に関係する極めて凄惨な映像がオンライン上で出回っている」としたうえで、「私たちはこの映像の削除に取り組んでおり、シェアしないよう強く求める」と投稿しました。

この動画について、地元のメディアは、容疑者がインターネット上で犯行の状況を中継した際の映像だと伝えています。

犯行声明か ツイッターに文書投稿

犯行を主張する男のツイッターのアカウントには、事件直前に74ページに及ぶ犯行声明と見られる文書が投稿されていました。

それによりますと、この人物はオーストラリア出身の28歳の白人男性だとしています。

今回の犯行の動機については、移民が白人社会を脅かし、侵略しているとする趣旨の内容がつづられています。

乱射事件については2年前から計画し、モスクを標的に選んだ理由として、イスラム教徒はとりわけ出生率が高く、白人の文化や伝統に対する脅威になっていると主張しています。

声明の中ではアメリカのトランプ大統領について言及しているくだりもあり、「新たな白人の象徴」として支持しているとしています。

銃撃の容疑者は3人 監視対象含まれず

ニュージーランドのアーダーン首相は、身柄を拘束した4人のうち、3人が銃撃に関わったと断定したと明らかにしました。

このうち、1人が主犯格で、2人が事件に関わったとしています。

容疑者の名前は、ニュージーランドのテロの監視対象には含まれていなかったということです。

また、すでに身柄を拘束した以外にも犯行に関わった人物がいる可能性もあるとして、捜査を継続していると話しました。

一方、6段階に分けたテロに対する警戒レベルを2番目に高いレベルまで引き上げたことも明らかにしました。

ムスリム団体が警戒呼びかけ

事件を受けて、ニュージーランドのイスラム教徒の団体、国際ムスリム協会は声明を出し、イスラム教徒に対して、礼拝を終えたあとはすぐにモスクを離れ、不必要に施設の外にとどまらないよう、警戒を呼びかけています。

また、ニュージーランドの最大都市・オークランドのムスリム協会は声明で、「すさまじいショックと悲しみと怒りを感じる」と述べたうえで、「マイノリティーに向けられた憎しみと闘うために十分警戒してほしい。偏見と不寛容が無害な人の命を脅かしている」として、連帯を呼びかけました。

日本で人気の留学先 留学生などの安全を確認

銃の乱射事件が起きたニュージーランド南部のクライストチャーチは、日本人の語学留学先として人気があります。

兵庫県尼崎市の園田学園女子大学では13人の学生がクライストチャーチにある大学で研修を受けていて、引率している教職員が全員の無事を確認しました。

また、北九州市の敬愛高校では先月27日から15人の生徒がクライストチャーチ郊外にある高校に短期留学しています。高校によりますと、15日は校内でお別れパーティが行われていましたが、事件を受けて途中で終了し、生徒たちはホストファミリーの家に帰宅したということです。生徒たちは全員無事で、予定どおり、今月18日に現地を出発し日本に帰国する予定だということです。

日本の旅行会社に被害の情報なし

事件を受けて、日本の旅行会社では、現地にいる観光客の安全確認を進めています。これまでのところ事件に巻き込まれた人の情報はありません。

このうち、日本旅行では、個人旅行や団体旅行でクライストチャーチを訪れている人が51人いて、現地の係員が電話で全員の無事を確認しました。

また、JTBと近畿日本ツーリスト、それにクラブツーリズムも、現地にいる顧客全員の無事を確認しています。

さらに、エイチ・アイ・エスも、現地の係員を通して顧客の安否を確認していて、現在のところ事件に巻き込まれた人の情報は無いということです。

菅官房長官「邦人被害の具体的情報なし」

菅官房長官は午後の記者会見で、「犠牲者とそのご家族の方々に心から哀悼の意を表するとともに、負傷された方々にお見舞い申し上げる。ニュージーランド国民に心から連帯の意を表する」と述べました。

また、「邦人被害の状況は引き続き確認中だが、現時点まで具体的な情報には接していない。政府としては、事件発生を受け、在クライストチャーチ領事事務所を通じ、在留邦人や『たびレジ』の登録者に対し、メールを出して注意喚起を行っている」と述べました。

情報源:モスクで銃乱射 49人死亡 手製爆弾も ”過激思想のテロ攻撃” | NHKニュース



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記事の有効期限: 2020年3月15日 Sunday 7:29pm