「棋士御用達」の「みろく庵」閉店へ

「棋士御用達」の「みろく庵」閉店へ 36年の歴史に幕

BuzzFeed News曰く建物の建て替えの話が出ていたらしい(2月に撤回)


2019年3月8日 金曜 午後6:49

「話題.com」。

8日の注目ワードは「棋士御用達」。

将棋界で快進撃を続ける、藤井聡太七段。

以前、対局中のお昼ごはんが大きな話題となった。

豚キムチうどんは、藤井さんがデビューからの29連勝をかけた対局中に出前で頼んだ勝負メシ。

東京・渋谷区の将棋会館からほど近い場所にある「みろく庵」は、加藤一二三さんや羽生善治さんらも対局中の出前で利用する、棋士御用達のお店。

将棋ファンの聖地でもある。

スタミナ満点の豚キムチうどんを食べた藤井さんは見事勝利し、新記録を樹立。

すると、みろく庵には、藤井フィーバーにあやかりたいという人たちが、同じ味を求めて訪れた。

しかし8日、このみろく庵が3月末で閉店することがネットニュースで報じられた。

棋士に愛される名店が、なぜ?

檜垣善啓オーナーに話を聞くと「『ビルを建て替えるから出てください』と言われたんです。3月31日で終わりです。閉店します」と話した。

オーナーによると当初、みろく庵はビルの建て替えのために立ち退くことになり、従業員たちは次の職場を見つけたという。

しかし、話が進むうちに、建て替えの話は振り出しに戻ることに。

立ち退きをしなくてもいい状況になったが、オーナーも74歳という高齢で疲れやすくなったこともあり、これを機に閉店することにしたという。

檜垣オーナー

「お客さんに愛されてナンボの仕事ですからね。残念に思いますけど、いつかはやめなきゃいけない」

「(棋士にメッセージは?)皆さん、おいしいもの食べて元気出して頑張ってほしい」

藤井フィーバーで大繁盛した、みろく庵。

「続けてほしい」という声も多いということだが、3月31日に終局を迎える。

情報源:「棋士御用達」の「みろく庵」閉店へ(フジテレビ系(FNN)) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:「棋士御用達」の「みろく庵」閉店へ – FNN.jpプライムオンライン


2019年3月8日6時0分

「みろく庵」
「みろく庵」

将棋棋士の出前注文先として知られる東京都渋谷区のそば店「みろく庵」が今月31日を最後に閉店することが7日、明らかになった。将棋会館最寄りのJR千駄ヶ谷駅前にある老舗で、一昨年に藤井聡太七段(16)が史上最多の29連勝を記録した際に出前を度々注文したことで話題になった。

女将の檜垣ゑり子さん(68)によると、入居するビルの建て替え案が昨年10月に浮上。その後、今年2月になって建て替えは実施しないことが告げられたが、既に退店した従業員もおり、人手不足などの理由から閉店が検討された。創業36年(みろく)が経過した節目も考え、今月に入ってから決断した。

閉店を伝え聞いた日本将棋連盟会長・佐藤康光九段(49)、同専務理事の森内俊之九段(48)らが7日夜に来店。長年の感謝を伝え、食事を楽しんだ。

店は、ゑり子さん(68)と夫の善啓(よしひろ)さん(74)によって1982年にオープン。同3月6日が開店前夜祭を行った日で7日は偶然にも開店記念日だった。徒歩圏にある将棋会館で対局する棋士が昼・夕食休憩時に出前を注文する店舗として、長年にわたって将棋ファンに知られてきたが、16年には突然、知名度が全国区に跳ね上がった。

藤井七段(当時四段)が新記録樹立へと快進撃を続ける過程で、対局中の「勝負めし」をオーダーする店として話題に。出前のバイクをテレビクルーが追跡し、各局の番組が食レポを展開する大騒動になった。店はたちまち以前の1・5倍もの来客でにぎわうようになった。新記録当日のランチで藤井七段がオーダーした鍋焼きタイプの「豚キムチうどん」(950円)を求める人々の行列まで出来た。

板場、接客、出前を7人態勢で回していたが、大繁盛によって超多忙に。急増した洗い物をしすぎて手首が腱鞘炎になり、ドクターストップを受けた従業員もいる。創業以来、年中無休を貫いてきたが、あまりの激務により不定期で月曜を休みにする措置も取られた。

ゑり子さんは、37年間にわたって出前を注文した棋士たちに「感謝しかありません。店にも来ていただきましたけど、棋士の方はみなさん、人への思いやりのある素晴らしい人ばかりです」と感謝した上で、店の歴史の最後に輝きを与えてくれた藤井七段へは「藤井さんがいい花道を作って下さいました。本当に感謝しています」とメッセージを送った。

「みろく庵」の女将・檜垣ゑり子さんとオーナーの檜垣善啓さん
「みろく庵」の女将・檜垣ゑり子さんとオーナーの檜垣善啓さん

◆みろく庵 JR千駄ケ谷駅改札から西へ徒歩3分。昼はそば・うどん、定食を展開するが、夜は居酒屋に。店名の由来は「弥勒(みろく)菩薩」で、会社名は「観音商事」。創業直後から田中寅彦九段が常連だったことが縁になって棋士が訪れるようになり、自然と出前先になった。将棋棋士だけでなく、神宮球場でのゲームに臨むプロ野球選手、東京体育館での試合を控えた卓球選手、ビクタースタジオで収録を行うミュージシャンらにも愛されている。DeNAの筒香嘉智選手も同店の出前の常連客として一部で知られている。

情報源:将棋棋士の出前先「みろく庵」3月末で閉店 女将は藤井七段に「いい花道を作って下さいました」と感謝(スポーツ報知) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:将棋棋士の出前先「みろく庵」3月末で閉店 女将は藤井七段に「いい花道を作って下さいました」と感謝 : スポーツ報知


元プロ棋士の加藤一二三九段が2019年3月8日にツイッターを更新し、プロ棋士御用達の店として知られる「みろく庵」(東京・渋谷区)が3月末に閉店することを悲しんだ。

「みろく庵」は将棋会館近くのそば店で、対局中の棋士たちはしばしば、昼食・夕食の出前をこの店に注文していた。藤井聡太七段の活躍もあり、将棋ファン以外にもその名が知られるようになったが、入居するビルの建て替え計画などの影響もあり、その歴史に幕を閉じることに。

「これからどうしよう」と戸惑う声も

加藤九段は、

「将棋界を対局時の出前いわゆる勝負ごはんで支えて下さったみろく庵様閉店の報に寂しい思いでおります」

と、お世話になった店の閉店を悲しみ、

「トマト大好きひふみんのため当時メニューになかった冷やしトマトを用意してくださり、カキフライ定食&チキンカツ定食のダブル定食を注文したのもみろく庵様でした」

といった思い出も披露。最後に、

「長年ありがとうございました」

と感謝を述べた(その後、「ダブル定食」は別の店だったと訂正している)。

加藤九段の他に、遠山雄亮六段も、

「対局時の夕食休憩はいつもみろく庵だったので、これからどうしよう。。お店に行くとカワイイ猫ちゃんがいるのも楽しみの一つでした!」

とツイート。瀬川晶司六段も、「対局時の出前無くなるのは痛すぎるなあ。今まで本当にありがとうございました」とつぶやき、そろって「みろく庵」の閉店を惜しんだ。

ツイッター上では、

「え、みろく庵閉店しちゃうのー!?」
「今日飛び込んで来た仕事上のどんなバッドニュースよりも、みろく庵の閉店の方が重大事項だ」
「みろく庵がなくなるのはショックや、、、」

など、棋士だけでなく将棋ファンからも閉店を悲しむ声が上がっていた。

情報源:棋士御用達「みろく庵」閉店に加藤一二三もショック 「トマト大好きひふみんのためメニューに…」(J-CASTニュース) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:棋士御用達「みろく庵」閉店に加藤一二三もショック 「トマト大好きひふみんのためメニューに…」 : J-CASTニュース


「建物の建て替えなどをめぐり、もともと立ち退くことになっていた」
Tatsunori Tokushige / BuzzFeed
Tatsunori Tokushige / BuzzFeed

これまで長年にわたり将棋棋士たちの胃袋を満たしてきた東京・千駄ヶ谷の料理店「みろく庵」が3月末で閉店することがわかった。

女将の桧垣えり子さんはBuzzFeed Newsの取材に対し、「建物の建て替えなどをめぐり、もともと立ち退くことになっていた」と語る。

KEI YOSHIKAWA 店内の飾り
KEI YOSHIKAWA
店内の飾り

みろく庵は1982年3月にオープン、創業36年で、近くの将棋会館に出前をすることでも知られる。羽生善治九段、渡辺明二冠、加藤一二三九段など数々のトップ棋士たちに愛されてきた。

桧垣さんによると「去年の10月、東京オリンピックの開催を契機に建物を建て替える話があり、3月末までに立ち退くことになっていた」という。

「社長も70歳を超え、体調も悪かった。どこかで撤退できたらな…という思いもあった。でも、従業員もいるし、将棋会館さんにも良くしていただいているし、将棋ファンを始め、馴染みのお客様もたくさんいるのでどうしようかなぁと…考えていましたが、立ち退きを機に閉店を決めました」

Kei Yoshikawa 「みろく庵」はメニューの豊富さも魅力だ。
Kei Yoshikawa
「みろく庵」はメニューの豊富さも魅力だ。

ただ桧垣さんによると、今年2月に入ると、建て替えの話が撤回されたという。

営業を続けることも考えたが、従業員たちはすでに次の転職先が決まっていたり、遠方に引っ越すことが決まっていた。

「従業員を新しく雇って頭数を揃えたら…と思われるかもしれませんが、うちの従業員はみんなプロ。藤井(聡太)七段のフィーバーをきっかけに忙しくなっても、長年培ったコンビーネーションで乗り切ってきた。うちはチェーン店じゃないし、別の従業員を…というのは考えられない。一人欠けても、多分無理なんです」

「みろく庵は創業36年、今日から37年目なんです。36年、“みろく”でキリがいいじゃない。だからいい機会だから、ここで撤退しようと決めました」

情報源:将棋ファンの聖地「みろく庵」3月末で閉店へ(BuzzFeed Japan) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:将棋ファンの聖地「みろく庵」3月末で閉店へ- Buzz Feed News


https://twitter.com/tarbrick/status/1103712127968206848



社長の高齢による体調不良、従業員の転職先も決まっていて、36(みろく)年でゴロもいいと言う事で撤退を決めたとか。