日韓将官級交流、上半期は全て延期へ 照射問題などで:朝日新聞デジタル

中止でいいよ。


2019年1月31日18時28分

海上自衛隊のP1哨戒機が韓国海軍艦艇から火器管制レーダーの照射を受けたとされる問題で、防衛省が公表した映像の一部。字幕付きの編集をしている(防衛省提供)
海上自衛隊のP1哨戒機が韓国海軍艦艇から火器管制レーダーの照射を受けたとされる問題で、防衛省が公表した映像の一部。字幕付きの編集をしている(防衛省提供)

韓国海軍艦艇による海上自衛隊哨戒機への火器管制レーダー照射問題などの影響で、今年前半に予定する日韓将官級交流が全て延期される見通しになった。韓国の軍事関係筋が明らかにした。北朝鮮情勢への対応も含め、安全保障への影響を懸念する声も出ている。

日韓ではレーダー照射問題に加え、海自哨戒機が低空で威嚇飛行をしたと韓国側が主張する問題も重なり、連日のように双方が相手を批判する事態に発展している。この軍事関係筋によると、防衛省と韓国国防省の双方が、冷却期間を置く必要があると判断。今年上半期の将官級交流の日程を白紙に戻し、再調整することで1月末までに合意したという。

韓国国防省が1月4日に公開した映像の一部。海自哨戒機が左の円内に映っており、「人道的救助作戦が進行しているなか、日本哨戒機が低高度で侵入した」という説明が入っている=ユーチューブから
韓国国防省が1月4日に公開した映像の一部。海自哨戒機が左の円内に映っており、「人道的救助作戦が進行しているなか、日本哨戒機が低高度で侵入した」という説明が入っている=ユーチューブから

韓国軍は、2月に予定していた韓国海軍第1艦隊司令官(海軍少将)の訪日日程を再調整する考えを、すでに日本側に伝えている。

日韓の将官級交流は日米交流に次ぐ規模で、最近では年間で十数人以上にのぼる。司令官級の交流が主ということもあり、交流する部隊全体の相互認識の向上に役立ってきたという。

訪日した韓国海軍機P3CK(右)の前で記念撮影する韓国海軍兵士と海上自衛隊員ら。左の機体は海自のP3C=2016年7月、厚木基地
訪日した韓国海軍機P3CK(右)の前で記念撮影する韓国海軍兵士と海上自衛隊員ら。左の機体は海自のP3C=2016年7月、厚木基地

別の軍事関係筋は「日米同盟と韓米同盟の実態を把握することや、朝鮮半島有事で韓国軍と自衛隊がどう対応するのかを知るうえで、交流の再調整は影響が大きい」と語る。

日韓の防衛交流をめぐっては、2012年8月の李明博(イミョンバク)大統領(当時)の竹島訪問を機に日韓関係が冷え込み、将官級交流がほぼ途絶えた。15年12月の日韓慰安婦合意の後に関係が改善したことを受け、交流規模の拡大を目指している矢先だった。

情報源:日韓将官級交流、上半期は全て延期へ 照射問題などで:朝日新聞デジタル


はぁ・・・