厚労省不適切調査 統計委 本来の調査手法に戻すよう求める

厚労省不適切調査 統計委 本来の調査手法に戻すよう求める | NHKニュース

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2019年1月17日 13時09分

厚生労働省が賃金や労働時間に関する調査を不適切な手法で行っていた問題を受けて、国の統計を所管する総務省の統計委員会が開かれ、大規模な事業所すべてを調査対象とする本来の手法に戻すよう求めました。

統計委員会は、厚生労働省が「毎月勤労統計調査」を不適切な手法で行っていた問題を受けて、臨時で開かれました。

この中で厚生労働省の担当者は、本来、従業員が500人以上の大規模な事業所すべてを調査することになっていたにもかかわらず、平成16年以降、東京都内ではおよそ3分の1の事業所しか調べていなかったことなど、これまでの経緯を説明しました。

そのうえで「常に正確性が求められる統計について、ご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる」と陳謝しました。

一方で、不適切な手法を始めた理由については「調査中だ」と述べるにとどめました。

これに対し、出席した委員からは、「裏切られた気持ちだ」とか、「統計全体の信頼を揺るがしかねない前代未聞の事案だ」など、厳しい意見が相次ぎました。

そして、統計委員会として、500人以上の事業所については、すべてを調査対象とする本来の手法に戻すべきだという意見で一致し、厚生労働省に速やかに対応するよう求めました。

情報源:厚労省不適切調査 統計委 本来の調査手法に戻すよう求める | NHKニュース


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