室田伊緒女流二段、弟弟子・藤井聡太七段の成長に刺激「将棋は強い人が勝つようにできている」

室田伊緒女流二段、弟弟子・藤井聡太七段の成長に刺激「将棋は強い人が勝つようにできている」 | AbemaTIMES

姉弟子。


将棋の室田伊緒女流二段には、とてつもない弟弟子がいる。数々の最年少記録を樹立し続ける藤井聡太七段だ。「本当にちっちゃかったのに、久しぶりに会ったら、すごく大人になっていて。『話してくれるかな』みたいな、心配もちょっとありました」と、少年時代から知る藤井七段が、今や将棋界の中心にいる青年になろうとしているのだから、無理もない。そんな藤井七段が初出場で初優勝を果たした超早指し棋戦「AbemaTVトーナメント」の女流棋士版、「女流AbemaTVトーナメント」に、室田女流二段も出場することになった。改めて“近くて遠い”弟弟子について、話を聞いた。

実は室田女流二段、1年近く前に藤井七段(当時は四段)に勝ったことがある。今年の1月、新年の祝いで一門が集まった時、10秒将棋で“姉弟”の対決が実現した。「作戦勝ちだったんですけど、(藤井七段が)めちゃめちゃだましに来たんですよ(笑)なんとか乗り切れたので、それを自信にしたいですね」と思い起こした。今回臨む超早指し棋戦の参考ともなる10秒将棋。この勝負で天才棋士に勝った経験はこの上ない。10月、藤井七段が新人王戦で優勝した際は、解説会で仕事があったため、対局後に会話する機会もあった。「今度、女流AbemaTVトーナメントに出るんですと言ったら、『終盤、3分は残した方がいいですよ』と教えてもらいました」と、優勝者経験者からアドバイスをもらった。

その目覚しい活躍、ほれぼれとする勝ちっぷりは、室田女流二段からしても「私が将棋の参考にできるほどの…」と、言葉に詰まるくらいの差を感じている。「将棋って簡単なんだなって思えるくらいです。簡単にきれいに勝つというか、将棋って強い人が勝つようにできているだなと思います」と、至極当然のことでありながら、それを弟弟子に明確に見せられると、その当たり前が新鮮にすら感じてくる。「なんだか、お姉さんというか、お母さんというか、そんな気分でもあるんですけどね」と笑いつつ、そんな将棋が一局でも、もっと言えば一手でも指せたらいいと、憧れにも似た感情があるようだ。

終始笑顔で、落ち着いた口調で語り続ける室田女流二段。ただ盤に向かえば、一気に勝負師の顔をのぞかせる。その面でも、インタビューでは「そうですねぇ」と穏やかにゆっくり答える藤井七段と、共通点はあるかもしれない。果たして超早指し棋戦で勝利を挙げた時、どんな言葉が出てくるだろうか。

◆女流AbemaTVトーナメント 持ち時間各7分、1手指すごとに7秒が加算される、チェスでも用いられる「フィッシャールール」を採用した女流棋士による超早指し棋戦。推薦枠の女流棋士、予選を勝ち抜いた女流棋士、計8人がトーナメント形式で戦い、1回の対戦は三番勝負。優勝者は、第1回大会で藤井聡太七段が優勝した持ち時間各5分、1手指すごとに5秒加算の「AbemaTVトーナメント」に、女流枠として出場権を得る。

情報源:室田伊緒女流二段、弟弟子・藤井聡太七段の成長に刺激「将棋は強い人が勝つようにできている」(AbemaTIMES) – Yahoo!ニュース

情報源:室田伊緒女流二段、弟弟子・藤井聡太七段の成長に刺激「将棋は強い人が勝つようにできている」 | AbemaTIMES





どちらが勝つかな・・・