(大志 藤井聡太のいる時代)飛躍編:2 「ジョーズにクルーニー」豊川、ギャグで称賛:朝日新聞デジタル

ふむ・・・


豊川孝弘七段
豊川孝弘七段

「マスコミの取材はゼロ。でも、藤井七段はうちの長男よりも1学年下ですから、それはもう刺激の塊でした」。おやじギャグで親しまれる豊川孝弘七段(51)は、こう振り返った。

昨年1月26日、大阪市の関西将棋会館で行われた棋王戦の予選。当時四段の藤井聡太(そうた)七段(16)のプロ2戦目は、初戦の加藤一二三(ひふみ)九段(78)戦とは違い、注目度は高くなかった。

名人戦につながる順位戦で、最上位に次ぐB級1組まで昇った実績がある豊川は「気合満々で挑んだ」。だが、藤井の速攻を浴び、85手で敗れた。終局後の感想戦で、豊川が「藤井そうたったか、失礼しました」とおどけてみせると、藤井は「くしゅっ」と笑っていたという。

豊川は昨年12月末の王座戦の予選、今年7月のC級1組順位戦でも藤井に敗れた。順位戦の感想戦で、豊川は「ジョーズに攻めてクルーニー」。ハリウッドスターの名前に引っかけて、藤井の攻めを笑顔でたたえた。

その夜、記者と2人になった豊川は「3局とも後手番だったんです。(有利とされる)先手番が欲しかった」と口惜しがった。「強い藤井さんの登場は、あらためて将棋に取り組むきっかけにもなりました」

浦野真彦八段
浦野真彦八段

「誰よりも早く藤井聡太に2度負けた男。こう言うと、受けるんですよ」。浦野真彦八段(54)は、藤井のプロ入り後の3戦目と4戦目で対局、2連敗した。昨年2月の竜王戦とNHK杯戦の予選だった。浦野もB級1組まで昇った実力者。「2局ともきれいに負かされました」。藤井が「奨励会(しょうれいかい)」に入る前、飛車角を抜く「二枚落ち」で指導したこともある。プロでの対局を振り返る様子は、うれしそうにさえ見えた。「危なそうな変化も読み切って、決めてくる。彼の将棋は面白いんです。ワクワクさせる将棋です」

=敬称略

(佐藤圭司)

◆毎週日曜に掲載します。

情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)飛躍編:2 「ジョーズにクルーニー」豊川、ギャグで称賛(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)飛躍編:2 「ジョーズにクルーニー」豊川、ギャグで称賛:朝日新聞デジタル



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