脳死の女性からの子宮移植で出産 ブラジルの大学グループ発表

脳死の女性からの子宮移植で出産 ブラジルの大学グループ発表 | NHKニュース

子宮の移植なんて可能なんだな・・・


脳死になった人から子宮の移植を受けた女性が赤ちゃんを産んだとブラジルの大学のグループが発表しました。こうした出産は世界で初めてのことです。

これは、ブラジルのサンパウロ大学医学部のグループが4日、イギリスの医学雑誌「ランセット」に発表しました。

それによりますと、医師らのグループはおととし9月、くも膜下出血で脳死になった45歳の女性から子宮を摘出し、生まれつき子宮がない「ロキタンスキー症候群」の32歳の女性に移植しました。

そして女性に対し、免疫抑制剤の投与を続け、移植から7か月後、あらかじめ準備していた夫との受精卵を着床させました。

その後、女性は妊娠35週目に帝王切開で健康な女の赤ちゃんを出産したということです。

親族から子宮の提供を受けて出産に至ったケースは、すでにスウェーデンなどで報告されているほか、日本でも慶応大学病院のグループなどが臨床研究の実施を検討し、日本産科婦人科学会などが指針を策定しようとしています。

しかし、今回のように脳死した人から子宮の提供を受けて出産に至ったのは世界で初めてです。

研究グループは、大学やブラジル国内での倫理委員会の承認を受けており、脳死からの移植の場合提供する側のリスクがないことなど、メリットは大きいとしています。

ただ、女性と赤ちゃんの健康状態について長期的な経過観察が必要で、今後どのような場合に移植を実施するのかなど、手続きも整える必要があるという指摘が出ています。

情報源:脳死の女性からの子宮移植で出産 ブラジルの大学グループ発表 | NHKニュース


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