(大志 藤井聡太のいる時代)番外編:4 増田の才気、師匠「2人でタイトル争いを」:朝日新聞デジタル

ほぉ・・・


C級1組順位戦の対局で藤井聡太七段(左)が増田康宏六段に勝った=20日、東京都渋谷区
C級1組順位戦の対局で藤井聡太七段(左)が増田康宏六段に勝った=20日、東京都渋谷区

「序盤は隙がなく、中盤の折衝も強い。才能がある」

森下卓九段(52)は11年前、小学4年だった増田康宏六段(21)の棋譜を見て、驚いた。

増田は、羽生善治竜王(48)らが巣立った「八王子将棋クラブ」で腕を上げた。素質を見込んだオーナーの紹介で、森下に弟子入り。翌年、棋士養成機関「奨励会」に入った。

森下の指導は厳しかった。自ら将棋盤を挟んで教えるだけでなく、こんな課題を出した。「羽生先生の棋譜を並べて、書き写しなさい。脳みそに刻み込むように身につけなさい」

森下は「増田は、羽生さんを超えるべき存在だと思った」と振り返る。その指導方針は、杉本昌隆七段(50)が弟子の藤井聡太七段(16)の自主性に任せたのとは対照的だった。

中学3年になった増田はプロ入りを争う三段リーグ戦に参加した。だが、なかなか突破できない。「手数が(50手以上かかるような)長い詰将棋を解くようにとも言われたが、あまり解かなかった。勉強法を変える必要があると考えた」

増田は自らの判断で、それまで力を入れていた棋譜並べの時間を減らし、ネットの早指し対局を増やした。早指しに苦手意識があったからだ。森下が勧めるやり方ではなかったが、これが実を結んだ。2014年、16歳の時にプロ入りを果たした。

その後、着実に実績を重ねている。16、17年には、2年連続で新人王戦優勝を果たした。森下は言う。「将来は、藤井君とタイトルを争って欲しい」

今月20日。増田は藤井と対戦した。名人へとつながる順位戦のC級1組6回戦。6月の竜王戦では増田が勝ったが、今回は藤井が快勝した。終局後、藤井は「中盤以降、うまく戦えた」と語った。開幕から6連勝で、昇級を視野に入れている。一方、増田は3勝3敗となった。

対局室を出た増田は「全然、ダメです。立て直さないと」。そう述べて、将棋会館を後にした。=敬称略(村瀬信也)

◆毎週日曜に掲載します。

情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)番外編:4 増田の才気、師匠「2人でタイトル争いを」:朝日新聞デジタル



へぇ・・・