藤井聡太七段インタビュー、プロ入り2年「まだ大きな結果ない」 気になるニュースは「米中貿易摩擦」 – 産経ニュース

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インタビューに笑顔で答える16歳の将棋の最年少プロ、藤井聡太七段=大阪市福島区の関西将棋会館(鳥越瑞絵撮影)
インタビューに笑顔で答える16歳の将棋の最年少プロ、藤井聡太七段=大阪市福島区の関西将棋会館(鳥越瑞絵撮影)

将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(16)が10月にプロ入り2年を迎え、産経新聞社の単独取材に応じた。5月の史上最年少七段、10月の新人王戦最年少優勝記録樹立、と快挙を成し遂げた藤井七段。とはいえ本人は「大きな結果は残せていない」と厳しい。4月には高校生となり、好きな科目に世界史が加わった。最近気になったニュースは「米中貿易摩擦」だという。(中島高幸)

▲「相手に上回られた」

「もう2年たったんだなという感覚です。成長できた部分は多くあるとは思うんですが、まだ大きな結果は残せていない」
2月に五段、さらに朝日杯将棋オープン戦では羽生善治竜王らを破って優勝し、六段になった。5月には15歳9カ月の史上最年少の七段に。10月の新人王戦では最年少で優勝。それでも自己評価は厳しめだ。

この1年で印象に残った対局として挙げたのも、敗れた対局。6月の竜王戦決勝トーナメントでの増田康宏六段(21)との対局、7月の王座戦挑戦者決定トーナメントでの斎藤慎太郎七段(25)=現王座=との対局だ。「大きな勝負でしたが、相手に上回られてしまった。まだまだ力をつけなければならないと改めて感じました」

△世界史に関心

4月に、中高一貫校の名古屋大学教育学部付属高校に進学。対局は大阪の関西将棋会館や東京の将棋会館で行われるため、学校を休んで臨む。将棋と学業の両立は大きな課題だ。とはいっても日常生活は「中学からほぼ変わったところはありません」。対局で休んだ授業は、友達にノートを見せてもらって補っている。

これまで好きな科目は数学だったが、高校に進学して、関心を寄せる教科が一つ増えた。近現代を中心に学ぶ「世界史A」だ。「今の世界がどういう過程を経てできているか感じることができ、おもしろいです」

新聞を毎日読むことでも知られている。最近気になったニュースとしては「米中貿易摩擦」を挙げた。そこで今後、米中関係は、世界経済はどうなるのかと読みを尋ねると、「うーん」。腕を組んでしばらく考え、「今までの貿易体制の一つの転換点になるかなあと思います」と答えた。

▲100勝まで3勝

数多くの記録を打ち立てた藤井七段。公式戦通算成績は97勝17敗(114局)で、100勝まであと3勝と迫っている。これまでの100勝到達最速記録は、中原誠十六世名人(71)の121局目で、今後3敗以内で3勝すれば最速記録を更新、新たな記録が加わることになる。
だが本人はいたって冷静だ。「100勝で一区切りつくわけではなく、強くなって結果を残すということを目標にしてずっとやっていくだけかなと思います」

タイトル挑戦にも期待がかかる。師匠の杉本昌隆七段(50)は「藤井七段の身長の伸びが落ち着いたらタイトル戦で着る和服を準備したい」と話していた。藤井七段は「もっと活躍しないといけない」と表情を引き締め、「でも身長は170センチぐらいで止まりました」とはにかんだ。

ふじい・そうた 平成14年7月19日、愛知県瀬戸市生まれ。サラリーマンの父、母、兄との4人家族。24年9月、杉本昌隆七段門下でプロ棋士養成機関「奨励会」に入会。28年10月、史上最年少の14歳2カ月でプロ入り。29年6月、将棋界最多の29連勝を達成。電車好きで知られる。

情報源:藤井聡太七段16歳の素顔 プロ2年、まだ大きな結果ない(産経新聞) – Yahoo!ニュース

情報源:藤井聡太七段インタビュー、プロ入り2年「まだ大きな結果ない」 気になるニュースは「米中貿易摩擦」 – 産経ニュース


大きな結果と言えば、やっぱりタイトルか。