【最終結論】「携帯電話の電磁波は人体に悪影響」はウソだった?20年間の実験が遂に完結、データ公開!

ふむ・・・


携帯電話が発する電磁波は体に悪影響があるのか? 20世紀末以来様々な研究が行われてきたが、その答えは未だはっきりとはしていない。だが、つい最近アメリカ国立衛生研究所(NIH)が出したレポートによれば、携帯電話の電磁波はガンの発生とやはり関連しているのだという。英「Daily Mail」ほか、多数メディアが報じている。

■電磁波を浴びた実験動物がガンに

携帯電話の電磁波は有害か? NIHでは国家毒性プログラムの一環として1999年から継続的に研究を行っていたが、今月1日付で最終報告が公表された。それによれば、2Gおよび3G携帯電話で用いられる無線周波数の電磁波をマウスやラットに照射する実験の結果、雄ラットで心臓と脳に悪性の腫瘍が、雄マウスで副腎に良性の腫瘍が発生する確率が、照射しない群と比較して明らかに高くなっていたという。

画像は「NIH」より引用
画像は「NIH」より引用

研究は特別に設計された研究室で行われ、実験動物たちは10分電磁波を照射して10分止めるという繰り返しを一日9時間続けられた。照射の開始はラットの場合子宮内から、マウスの場合は生後5~6週目からで、最長2年間毎日行われた。照射のレベルはラットで1.5~6ワット/kg、マウスで2.5~10ワット/kgと、米国の基準で定められている人間への最大許容量1.6ワット/kgよりはるかに高いレベルである。

実験の結果、雄ラットで電磁波と心臓や脳の悪性腫瘍の明らかな関連が見られた。だが、雌のラットやマウスでは、雄マウスで副腎の良性腫瘍の増加があった以外、大きな変化は見られなかったという。また、電磁波を照射された雄ラットは生存期間が長いという意外な発見もあり、レポートではこの原因を「高齢ラットの死亡原因に多い慢性腎臓障害の減少」にあるとしている。

画像は「Live Science」より引用
画像は「Live Science」より引用

■携帯電話の電磁波は人間に有害なのか?

実験の結果を人間に当てはめて、携帯電話の使用で、特に男性の脳や心臓に悪性腫瘍のリスクが高まる……そう考えてしまうかもしれないが、それは早計である。

今回の実験では、日常的に携帯電話を使う人間が浴びる量よりはるかに多く、強い電磁波を長時間照射しており、当のレポートでも「人間が携帯電話を使って浴びる電磁波と直接比較はできない」としている。また、実験で使用されたのは2Gや3Gという古い規格であり、広く普及しているWi-Fiや次世代規格5Gでは、「私たちの研究内容と全く異なる可能性が高い」とのことだ。

科学メディア「Live Science」の記事では、今回の最終報告が電磁波と発ガンとの間に明確な用量反応関係(例えば長期間電磁波を浴び続けると、ある段階で発ガンするというような関係)が存在する証拠を見つけられなかったと指摘している。さらにこれまでの研究結果は、現在の規格による規制値以下ならば、人間の健康に悪影響はないことを示しているといい、「あまり心配すべきではない」と結論付けている。

イメージ画像は「Thinkstock」より引用
イメージ画像は「Thinkstock」より引用

とはいえ、気になるのはWi-Fiや次世代技術の5Gの人間への影響だ。トカナでも過去に取り上げているが、ヨーロッパでは学校など子どもの多い場所でのWi-Fi使用を止めるべきと推奨する国が出てきており、5Gの人体への影響も懸念されている。過去の技術は安全だったのかもしれない。だが、次はどうなのか? 日本でもオリンピックに向けて公衆Wi-Fiの普及が進められ、5Gへの移行も予定されている。後になって「実は健康リスクがありました」なんてことにならないことを祈るばかりだ。

参考:「Daily Mail」「Live Science」「NIH」ほか

情報源:【最終結論】「携帯電話の電磁波は人体に悪影響」はウソだった?20年間の実験が遂に完結、データ公開!


はぁ・・・


記事の有効期限: 2019年1月2日 Wednesday 8:50pm