第31期 竜王戦 七番勝負 第1局 : 羽生竜王が封じる

49手目を羽生竜王が封じる。


18時、図の局面で羽生竜王が封じ手の意思表示をしました。49手目に使った時間は38分。1日目の消費時間は、▲羽生3時間23分、△広瀬4時間14分。対局は明日の9時に再開されます。

情報源:竜王戦中継plus : 羽生竜王が封じる


(羽生竜王が封じ手を書いている間、対局室で待つ広瀬八段)

(羽生竜王が封じ手を島九段に渡す)

(一礼して1日目が終了しました)

情報源:竜王戦中継plus : 1日目終了


封じ手予想は、渡辺明棋王が▲4五桂、島九段と阿久津八段が▲4七玉。

「▲4五桂を選びたいのは先を見通しやすく、ほかの手だと主導権を握りにくいからです。△2二銀なら▲5五銀左から攻めて後手が自信ないと思うので、△4四銀とかわすと思います。それなら桂が死なない形になるので、先手は右辺と左辺と絡めた攻めを一晩、考えることができますよね。▲4五桂では▲3五歩も考えましたが、△4四歩でどうでしょうか」(渡辺明棋王)

「このままだと味が悪いので、玉を早逃げする▲4七玉にします」(島九段)

「封じ手は聞かれると思っていたけど、見れば見るほどわからないです。▲4七玉が第一感でしたが、△4四歩でよくわからないんですよ。

▲4五桂を防ぎながら▲3八玉に△3五歩を用意した意味で、先手の指す手が難しい。▲4七玉以外だと、▲6四歩は歩切れになりますし、▲7七桂は積極的過ぎて時間差の△6八歩(現局面の△8四飛では△6八歩も検討されていた)で味が悪く、▲7四歩△同飛▲7六歩は△同飛でも△8四飛でも難しいですね」(阿久津八段)

阿久津八段の読みを聞いていた島九段、「ここまで読むんですねぇ」と感心していた。

(さて羽生竜王の封じ手やいかに)

情報源:竜王戦中継plus : 封じ手予想


能楽堂で開幕した竜王戦第1局。立会人の島朗九段(右端)に封じてを渡す羽生善治竜王。左は広瀬章人八段(11日午後6時8分、東京都渋谷区で)=松田賢一撮影
能楽堂で開幕した竜王戦第1局。立会人の島朗九段(右端)に封じてを渡す羽生善治竜王。左は広瀬章人八段(11日午後6時8分、東京都渋谷区で)=松田賢一撮影

将棋界の最高棋戦で、羽生善治竜王(48)に広瀬章人八段(31)が挑戦する第31期竜王戦七番勝負第1局(読売新聞社主催、特別協賛・野村ホールディングス)が11日、東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で始まった。昨年に続く能楽堂での公開対局は、静かで厳かな雰囲気。同日午後6時に羽生竜王が49手目を封じて1日目を終えた。

情報源:竜王戦第1局、厳かな雰囲気の1日目終える : カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)




どちらが先制するか・・・