ヒトのiPS細胞から「卵原細胞」世界初 京大

ヒトのiPS細胞から「卵原細胞」世界初 京大 | NHKニュース

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ヒトのiPS細胞から卵子の元になる「卵原細胞」を作り出すことに、京都大学などの研究グループが世界で初めて成功しました。グループは、iPS細胞からヒトの卵子を作り出す技術の確立に近づく成果だとしていて、将来的に不妊症の原因の解明などに役立つとしています。

京都大学大学院医学研究科の斎藤通紀教授らのグループは、ヒトのiPS細胞から生殖細胞の元となる細胞を作り出し、さらにマウスの胎児から取りだした卵巣の細胞と一緒に容器の中でおよそ3か月培養しました。

すると、核が大きく、形が丸い細胞に変化し、形態や遺伝子の発現の特徴などから卵子の元になる「卵原細胞」を作ることに初めて成功したということです。

「卵原細胞」は「卵母細胞」と呼ばれる段階を経て卵子になるとされていて、グループはiPS細胞からヒトの卵子を作り出す技術の確立に近づく成果だとしています。

国の指針ではiPS細胞から作った卵子を精子と受精させることは倫理的な問題があるとして禁止していますが、グループでは卵子ができる過程を明らかにすることで、将来的に不妊症の原因の解明などに役立つとしています。

斎藤教授は「さらに改良してマウスの細胞を使うことなく、ヒトの卵子を作る技術を確立したい」と話しています。

情報源:ヒトのiPS細胞から「卵原細胞」世界初 京大 | NHKニュース


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